先日、第一回目が開催された、「サロン・エコゾフィー」。世界の未来に向けて先験的なヴィジョンのもとに実践を開始している方々を招き、ともに考え語る場として始まったトークイベント。第一回目のレポートはこちら

5月18日、早くも、第二回目が開催される。
今回のゲストは、ベルリン在住でデジタルアート、映像、音楽の分野で活動するアーティスト、ミヒャエル・ザウプ。
ミヒャエルはエネルギーをテーマとした作品を手がけ、日本では2001年に「R111」展を開催(主催:キヤノン・アートラボ、会場:スパイラル)、同年よりかねてからの脱化石燃料・脱原発の方向性を強め、メディアアート・シーンから距離をとる。現在、ヒューマン・フィクション映画『1001 Suns』を製作中。2012年7月7日〜21日に東京ドイツ文化センターで開催される「Possible Water」展(キュレーター:四方幸子)では、ハイゼンベルクの原子炉内の水、使用済み核燃料プール内の除染水など、水いう側面から原子力技術開発史と現在を振り返ることで、人間と技術との根源的な関係を問う新作映像《島》を出展予定。

今回のトークでは、アトムを介して放出される放射線を利用する原子力文化や電子により蓄積されたビットを利用するデジタル文化から、新たな文化へ移行する可能性について検討する。

今回もustreamが行われるので、会場に行けない方はこちらでぜひチェックしてほしい。

Information

サロン・エコゾフィー #2 ミヒャエル・ザウプ
「1001の太陽――未来の考古学」

http://bun-mei.org/press/salon-ecosophy2.html

2012年5月18日(金)19:00-21:00
飯田橋 文明 http://bun-mei.org/
料金:ドネーション制
USTREAM:http://www.ustream.tv/channel/salon-ecosophy
ホスト:四方幸子/サロン・エコゾフィー
通訳:深沢秀一(独日)
協力:飯田橋 文明