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2013年6月に行われたマテリアライジング展の第2弾が、今年も7月19日より、東京藝術大学大学美術館 陳列館にて開催される。

今日、情報技術は広く浸透し、私たちの生活に欠かせないものとなっている。また、レーザーカッターや3Dプリンタといったデジタルファブリケーション技術も、特に昨今のメディアを賑わしている。
テクノロジーの日常化は、あらゆる事物を柔軟にし、モノやコトそして「あいだ」やカタチをひとつのシームレスな地平に統合しつつある。デジタルな制作環境の隆盛は、作り手の思考や手法を触発し、作品のあり様自体を変えていくだろう。

大きな話題を呼んだ昨年の展覧会に引き続き、今回は、情報環境や社会の変化の潮流と共に、16組の研究組織やグループによる、ネットワーク型の創造にフォーカスした展覧会を行う。領域を横断しながら、独創から共創まで、知の現場のリアルタイムな断面が示される。

出展作家は池田靖史、岩崎秀雄、小沢剛、久保田晃弘、城一裕、野老朝雄、中山英之、 羽藤英二、藤崎圭一郎、藤村龍至、他。また、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、多摩美術大学、情報科学芸術大学院大学、東京藝術大学等の研究機関が関わる。その他、CBCNETブログでもおなじみ、思い出横丁情報科学芸術アカデミーや、ご近所ものづくり同盟(菅野創、yang02、ヌケメ)も出展する。

同時に、前回の展覧会の解読書『マテリアライジング・デコーディング 情報と物質とそのあいだ』も出版予定。

7月26日には、ご近所ものづくり同盟によるワークショップ「modelling with internet」もあり。写真から3Dモデリングを行うAutodesk 123D Catchを用い、ネット上にアップされた画像からモデリングを行い、2Dだった被写体に厚み/重みを持たせることは可能か試みる。

その他にも、レクチャーやアーティストトークなども予定されているので、展示と合わせてお楽しみ頂きたい。
詳細は公式サイトにて。


Information

マテリアライジング展Ⅱ
http://materializing.org/

場所:東京芸術大学美術館 陳列館
期間:2014/07/19 – 08/08
開場:10:00 – 17:00
休館日:07/22Tue. 07/28Mon. 08/04Mon.
お問い合わせ:letter@materializing.org

[出展作家]
思い出横丁情報科学芸術アカデミー [OAMAS] 谷口暁彦研究室、渡邉朋也研究室
ご近所ものづくり同盟(菅野創 yang02 ヌケメ)
慶應義塾大学 池田靖史研究室
櫻井稔、加藤大直/ Genkei、杉本雅明、東京藝術大学デザイン科企画理論研究室(藤崎圭一郎、佐々木崇人)
情報科学芸術大学院大学 [IAMAS] 車輪の再発明プロジェクト
東京 2050+team 羽藤英二、森本順子、芝原貴史、福田崚
東洋大学 藤村龍至研究室
時里 充・後藤寛敬・山口崇洋・久保田晃弘/多摩美術大学 メディア芸術コース
野老朝雄/ TOKOLO.COM
中山英之 岩瀬諒子/東京藝術大学 中山英之研究室
西澤徹夫/西澤徹夫建築事務所
宮城大学 土岐謙次研究室+東北芸術工科大学 酒井聡研究室
レーザーカッター茶屋再現実行委員/小沢剛研究室
elasticresearch(隈太一 武井祥平)
metaPhorest(早稲田大学生命美学プラットフォーム)


[企画] 砂山太一 松浦廣樹 大野友資 富井雄太郎
[企画協力] 金田充弘 松井茂  豊田啓介 森山貴之 木内俊克 舘知宏 永田康祐
[会場構成] 酒井真樹 福山格
[スタッフ] 戸石晃史 中山和典

[主催] マテリアライジング展企画室+東京藝術大学 金田充弘研究室
[協力] 東京藝術大学 芸術情報センター
[会場構成協力] 株式会社丹青社
[広報協力] 株式会社建報社