photo by Motoyuki Shitamichi


2013年11月に10周年を迎える山口情報芸術センター[YCAM]では、アート/メディア/身体表現の領域を拡げる創造と発信拠点として「アートと環境の未来・山口 YCAM10周年記念祭」が開催される。そして、YCAMが拠点とする山口市と一体となって取り組む事業の一つとして、初の公募展示を合わせて実施する。

LIFE by MEDIA 国際コンペティション

1つ目は、メディアという観点からこれからの生き方/暮らし方を考える
「LIFE by MEDIA 国際コンペティション」
募集テーマは「メディアによるこれからの生き方/暮らし方の提案」。

本コンペでは、「シェア」や「ノマド」、「モバイルハウス」など、近年変わりつつある「生き方」「暮らし方」のかたちの未来を問うプランを募集する。震災以後、社会や地域社会との直接的な関係の築き方を問い直す契機が生まれた。
これからの地域社会において、メディアおよび情報を通したコミュニケーションはどう有機的に働きかけることができるのか。

近年問い直されている、生きることや暮らしへの根源的な探究に対して、メディアや情報といった考え方によって継続的なプラットフォームが身近に生み出されるアイデアを、山口の地域コミュニティにおいて実現させる。

メディアテクノロジーに限らず、賑わいやコミュニケーションを生み出すことをここでは指しており、街の風景を一変させる仕掛け、街の人たちが集いたくなる公園、など、彫刻や映像、建築、インスタレーション、ワークショップなど、アートやデザインにおけるジャンルを超えた表現形態を対象としている。

審査員は、坂本龍一(音楽家)、青木淳(建築家)、江渡浩一郎(メディアアーティスト)、津村耕佑(FINAL HOMEディレクター)、山崎亮(コミュニティデザイナー)、兼松佳宏(greenz編集長)。

応募受付期間は、2013年3月1日〜3月15日。

詳細はこちら

架空の映画音楽の為の映像コンペティション

2つ目は、架空の映画の為に作曲された音楽に映像を付ける
「架空の映画音楽の為の映像コンペティション」

映画音楽の多くは、存在する映画に合わせてつけられるのが一般的だが、一方で実在しない架空の映画の為に作曲された映画音楽も存在する。音楽家が、あるイメージを持って作曲した、その実在しない映画の為の音楽に、映像をつけていくとしたら、どのような解釈で作品が出来上がるのだろうか。それは、映像/映画と音楽の関係性も含め、改めて映画音楽とは何かを考えるきっかけにもなるのではないだろうか。

このコンペの為に、3名の作曲家に「架空の映画の為に作曲された映画音楽」の作曲を委嘱し、その音楽から想像される映像をつけた映画/映像をジャンル問わず、広く募集する。選出された作品はYCAMや市内各所にて上映される。

楽曲提供者は、三輪眞弘、上野耕路、青葉市子。

審査員は、坂本龍一、樋口泰人(boid主宰/映画批評)、岡本美津子(プロデューサー/東京藝術大学映像研究科アニメーション専攻教授)、辻川幸一郎(映像作家)、真利子哲也(映画監督)阿部一直(山口情報芸術センター [YCAM] 副館長/チーフキュレーター)。

応募受付期間は、2013年4月15日〜30日。
※ 課題曲の視聴・ダウンロードは、2013年2月1日より可能となる予定。

詳細はこちら

また、「アートと環境の未来・山口 YCAM10周年記念祭」の各種プログラムも随時発表になっているのでそちらも合わせてチェックしてほしい。
http://10th.ycam.jp/#program

Information

LIFE by MEDIA 国際コンペティション
http://10th.ycam.jp/lifemedia/

架空の映画音楽の為の映像コンペティション
http://10th.ycam.jp/filmmusic/

アートと環境の未来・山口 YCAM10周年記念祭
http://10th.ycam.jp/

LIFE by MEDIA 国際コンペティション


– 審査員(敬称略)
坂本龍一(音楽家)、青木淳(建築家)、江渡浩一郎(メディアアーティスト)
津村耕佑(FINAL HOMEディレクター)、山崎亮(コミュニティデザイナー)
兼松佳宏(greenz編集長)

– 応募資格
年齢・国籍不問(グループ応募可、複数応募可)。
応募作品のジャンルは問いません。
山口情報芸術センター[YCAM]の活動および10周年記念祭の趣旨を理解されている方。
未発表の作品且つ展示期間中に安全に実現可能なオリジナルの展示プラン。
10周年記念祭の期間中(2013年7月6日 [土] — 9月1日 [日] / 11月1日 [金] — 12月1日 [金])展示が可能なこと。

– 制作費(採用されたプランにのみ支払われます)
1,000,000円(作品製作費および展示設営に係る費用全て含む。※ 別途交通費支給、住宅提供あり)
採用されたアイデア以外にも、優秀なアイデアはプラン展示もしくはカタログ掲載の可能性があります。

– 応募方法
公式ページ参照

– 応募受付期間
2013年3月1日 [月] — 3月15日 [金] 必着

– 結果発表
2013年4月下旬

– 展示期間
10周年記念祭会期中:2013年7月6日 [土] — 9月1日 [日] / 11月1日 [金] — 12月1日 [日]


架空の映画音楽の為の映像コンペティション

– 楽曲提供者(敬称略)
三輪眞弘、上野耕路、青葉市子

– 審査員(敬称略)
坂本龍一(音楽家)、樋口泰人(boid主宰/映画批評)
岡本美津子(プロデューサー/東京藝術大学映像研究科アニメーション専攻教授)
辻川幸一郎(映像作家)、真利子哲也(映画監督)
阿部一直(山口情報芸術センター [YCAM] 副館長/チーフキュレーター/アーティスティックディレクター)

– 応募資格
年齢・国籍不問、プロ・アマ不問(グループ応募可、複数応募可)。
応募作品のジャンルは問いません。
著作権が応募者以外にある作品、他の映画祭やコンペティションでの受賞作品や既に劇場やテレビ、web等で公開された作品、もしくは予定がある作品の応募はご遠慮ください。
1曲(3分)につき1作品、7分以内の長さとします。
グループで参加する場合は、必ずそれぞれの役割等をクレジットしてください。

– 賞金
500,000円

– 応募方法
公式ページ参照

– 応募受付期間
2013年4月15日 [月] — 30日 [火]
※ 課題曲の視聴・ダウンロードは、2013年2月1日より可能です。

– 結果発表
2013年7月1日 [月]

– 展示期間
10周年記念祭会期中:2013年7月6日 [土] — 9月1日 [日] / 11月1日 [金] — 12月1日 [日]