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現在、金沢21世紀美術館で個展「能登」、またイギリス、バーミンガムのアイコン・ギャラリーで個展「浮くもの/沈むもの」を開催中の美術家・島袋道浩氏のトークイヴェントが原宿のVACANTにて開催される。

島袋氏は、1990年代初頭より世界中の多くの場所を旅しながら、人間の生き方や新しいコミュニケーションのあり方に関するパフォーマンスやインスタレーション作品などを制作してきた、ベルリン在住のアーティスト。

2011年に大阪、国立国際美術館の風穴展で発表された「カメ先生」は、わたしたち日本人に、とても大きなメッセージを投げかけた。
ゆっくりと歩き、ゆっくりと食事をするカメから学ぶことがわたしたちにはたくさんあるのかもしれない。
また、2012年横浜トリエンナーレでは「たちどまる」「人間性回復のチャンス」「ハムはできるか?:復興と発酵」を美術館外に展示し、スピードや経済が優先される現在のグローバル社会のあり方に対して多くの人に警鐘を鳴らした。

このトークイヴェントでは島袋氏のこれまでの作品解説や今後の展望が語られる。
「ゆっくりすること」、「たちどまること」、「待つこと」について、改めて考え直すような機会となるだろう。

Information

とまる とまってかんがえる ひきかえす ときどきいそぐ
http://event.hutu.jp/post/55264606500

2013年8月4日(日)
OPEN 16:30 / START 17:00 / CLOSE 18:30
場所:VACANT 2階(http://vacant.n0idea.com/
料金:¥1,000

予約:booking@n0idea.com (VACANT)
*件名を「島袋道浩」とし、本文に「お名前/人数/ご連絡先」を記入したメールをご送信ください。
*万が一、2,3日経っても返信がない場合は、03-6459-2962(VACANT)までお電話ください。

Profile

島袋道浩 しまぶく みちひろ(美術家)
1969年、神戸市生まれ。ベルリン在住。
1990年代初頭より世界中の多くの場所を旅しながら、人間の生き方や新しいコミュニケーションのあり方に関するパフォーマンスやインスタレーション作品などを制作している。
パリのポンピドー・センター、ロンドンのヘイワード・ギャラリーなどでのグループ展や03年ヴェニス・ビエンナーレ、06年サンパウロ・ビエンナーレなどの国際展に多数参加。
http://www.shimabuku.net/