20130611_real-anonymous-design 書籍『リアル・アノニマスデザイン』刊行記念トークイベント「今、デザイナーはどこにいる?! ── ソーシャル・アノニマスデザインを考える」が6月30日、青山ブックセンター本店にて開催される。

物と情報は溢れ、誰もがネットで自由に表現できる現在、建築家やデザイナーが「つくるべき」物とは何か。個性際立つ芸術作品?日常に馴染んだ実用品?書籍『リアル・アノニマスデザイン』では、その両方を同時に成し遂げたとされる20世紀の作家・柳宗理の言葉 “アノニマスデザイン” を出発点に、32人のクリエイターが解釈を重ねた。

著者は、デザイン、建築・都市、メディア分野から様々な面々が参加している。目次はこちら

本イベントでは本書の編者3名、デザインディレクター・岡田栄造、編集者・山崎泰寛、建築家・藤村龍至が、ゲスト3名、建築家・難波和彦、インターデザインアーティスト・織咲誠、美術家・梅沢和木を迎え、21世紀の作家像に迫る。

予約は青山ブックセンター ウェブサイトより。



Information

『リアル・アノニマスデザイン』(学芸出版社)刊行記念トークイベント
「今、デザイナーはどこにいる?! ── ソーシャル・アノニマスデザインを考える」

http://www.aoyamabc.jp/event/social-anonymous-design/

日時:2013年6月30日(日) 13:30~16:00 (開場13:00)
料金:1,260円(税込)
会場:青山ブックセンター本店 大教室
定員:110名様

オンライン予約はこちらのページより。

編者プロフィール

藤村龍至 ふじむら りゅうじ
1976年東京都生まれ。建築家。ソーシャル・アーキテクト。藤村龍至建築設計事務所主宰。東洋大学工学部建築学科専任講師。フリーペーパー『ROUNDABOUT JOURNAL』、ウェブマガジン『ART and ARCHITECTURE REVIEW』企画・制作。
主な建築作品に〈BUILDING K〉〈東京郊外の家〉〈倉庫の家〉〈小屋の家〉、主な編著書に『1995年以後』『アーキテクト2.0』『3・11後の建築と社会デザイン』『コミュニ ケーションのアーキテクチャを設計する』他

岡田栄造 おかだ えいぞう
1970年福岡県生まれ。京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科准教授。デザインディレクター。博士(学術)。
毎日更新のデザインニュースサイト dezain.net主宰。様々な企業のためにリサーチや製品開発を行うほか、国内外でデザインの企画展を手がけている

山崎泰寛 やまさき やすひろ
1975年島根県生まれ。編集者。横浜国立大学大学院教育学研究科、京都大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)。
書店・ギャラリーの企画運営に携わり、2007─2012年『建築ジャーナル』編集部勤務。現在、京都工芸繊維大学大学院博士後期課程在籍、 建築展の歴史を研究中。2002年より、藤村龍至らとメディアプロジェクト「ROUNDABOUT JOURNAL」を展開中。
共著書に『建築学生のハローワーク』『建築・都市ガイドブック21世紀』他

ゲストプロフィール

難波和彦 なんば かずひこ
1947年大阪府生まれ。建築家。(株)難波和彦・界工作舍代表。東京大学名誉教授。1974年東京大 学大学院建築学専攻博士課程修了。
主な作品に〈なおび幼稚園〉〈箱の家〉シリーズ。著書に『箱の家-エコハウスをめざして』『建築の4層構造─サステイナ ブル・デザインをめぐる思考』

織咲 誠 おりさき まこと
1965年埼玉県生まれ。インターデザインアーティスト。マコト・オリサキ インターワークス研究所代表。
「モノを減らす方法」「自然力を取り込む知恵」「物質量やコストによらない利」を得るクリエイティブの提唱と実践をしている。思索からうまれる形は世界で特許登録され、数々の製品として世に出つつある

梅沢和木 うめざわ かずき
1985年埼玉県生まれ。美術家。武蔵野美術大学映像学科卒業。
2010年に「カオス*ラウンジ2010 in高橋コレクション日比谷」や「破滅*ラウンジ」などの展示に参加。2012年に個展「大地と水と無主物コア」を開催。CASHIおよびカオス*ラウンジに 所属