Weave Toshi」、「Swimmer」、「INDIA」など独特の質感を持つ作品を多数発表している勅使河原一雅 (qubibi)とジャズピアニストの佐藤允彦によるコラボレーションライブが7月28日渋谷・公園通りクラシックスにて開催される。

2度目の共演となる今回は、佐藤氏によるグランドピアノの演奏と勅使河原氏の作品「hello world」のシステムを使ったリアルタイムに二度と無いアニメーションを生成する2時間程のライブを予定している。

音による時間と、映像による時間、それぞれがすれ違い、またときにはくっつく、独特の世界観に包まれる魅力的なライブとなるだろう。
詳細および予約はFacebookページにて。



Information


佐藤允彦 + 勅使河原一雅
2012/7/28 土曜日
場所 渋谷・公園通りクラシックス
開場 18:30/開始 19:00 料金:3,500(1ドリンク付)

Facebook ページ
https://www.facebook.com/events/409351489110383/

出演:佐藤允彦(ピアノ+モデュレーター)、勅使河原一雅(アニメーション生成)
プロジェクションコーディネート:岸本智也
ポスターイラストレーション:ましこゆうき

お問い合わせ:papa@qubibi.org

佐藤允彦 (Masahiko Satoh) Website
勅使河原一雅 (Kazumasa Teshigawara) Website


出演者プロフィール

佐藤允彦/ピアニスト、作・編曲家
http://www.mmjp.or.jp/m_satoh/
1941年東京生まれ。慶応義塾大学卒業後、1966年から1968年にかけて米国バークリー音楽院に留学、作・編曲を学ぶ。
 帰国後、1969年に初のリーダー・アルバム『パラジウム』でスイングジャーナル誌「日本ジャズ賞」受賞。その後も、ビッグ・バンドのための作品『四つのジャズコンポジション』(1970年)、『邪馬台賦』(1972年) で二度の芸術祭優秀賞を受賞する。
これまでに数多くのリーダー・アルバムを発表しており、スティーヴ・ガッド(Ds)、エディ・ゴメス(B) のトリオでレコーディングした『アモーフィズム』の全米発売や、“セレクト・ライブ・アンダー・ザ・スカイ ’90”で誕生した『ランドゥーガ』(スイングジャーナル誌「日本ジャズ賞」受賞) のフランスでのリリースなど、国際的にも高い評価を得ている。
また、ベルリン、ドナウエッシンゲン、メールス、モントルーなどのジャズ・フェスティバルへの出演や、アフリカ、オーストラリア、ロシア、中南米などへのコンサート・ツアーと、国内に止まらない広範な活動は常に注目を集めている。直近では、2009年7月オランダのロッテルダムで開催された“North Sea Jazz Festival”に10人編成の《佐藤允彦 & SAIFA》を率いて出演している。
作・編曲家としては、ナンシー・ウイルソン、アート・ファーマー、ヘレン・メリル、中川昌三、伊藤君子をはじめとする様々なアーティストのレコーディングへの参加や、『オーケストラと三人のインプロヴァイザーのための「乱紋」』(1986年)、『WAVE IIIとオーケストラのためのコンチェルト』(1988年) などの実験的作品、「万国博覧会~地方自治体館」(1970年)、「花と緑の博覧会~JT館」(1990年) などのパビリオン音楽、リチャード・デューセンバーグIII世の筆名でのベルエア・ストリングス・シリーズなどを手掛けている。さらに、音楽を担当したテレビ番組、映画、CMは数え切れないほどである。
1997年には自己のプロデュース・レーベル〈BAJ Records〉を創設。ピアノ・ソロ・シリーズやバッハをモティーフにした佐藤允彦トリオ『巴翁戯楽』を発売するなど、その活躍はますます多面化するばかりである。
1981年よりミュージックカレッジ・メーザーハウスの音楽理論、作編曲、ピアノ部門主幹講師。1993年、「ジャンル、技量にかかわらず、誰でも参加できる即興演奏」を目指すワークショップ【Randooga】を開始、フリー・インプロヴィゼイションへの簡潔なアプローチ法を提唱。2009年~2011年、東京藝術大学に講座【Non-idiomatic Improvisation】を開設。


勅使河原 一雅
Portfolio Site : http://qubibi.org/
News Blog : http://qubibi.tumblr.com/
ウェブ・デザイナー / 映像作家
1977年、東京都池袋生まれ。中学卒業後、日本橋福地加工工場を経て、20歳よりウェブデザインの業務に就く。2006年に「qubibi」として独立。様々な企業サイトやキャンペーンサイトを手がける。近年は、アニメーション作品の制作、音楽家とのコラボレーションや、ライブでの映像演出等を通して、グラフィックとプログラミングを駆使した表現を強く打ち出している。

賞歴:2007年「DAYDREAM」にてカンヌ国際広告賞 Cyber Lions Silver/D&ADAwards Yellow Pencil/OneShow Interactive Gold/文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞など。2007年「DOMINOKEN」にて東京インタラクティブ・アド・アワード銀賞。2008年、新人賞としてAMDアワード江並直美賞。2011年「hello world」にて文化庁メディア芸術祭アート部門推薦作品、2012年「Today’s Smile」にて同賞。2012年「SHOOTTER」にてAsia Pacific advertising Festival Bronze/WEBBY AWARDS Best Use of Animation or Motion Graphics Official Honorees/文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門推薦作品など。