東京ドイツ文化センターにて、現代において<コモンズ>としての「水」のもつ可能性を日独のアーティスト8組の作品によって紹介する展覧会とディスカッションが開催される。

本企画は、四方幸子氏のキュレーションによる展覧会(7月7日-21日)と関連企画(7月7日のオープニングイベント、展覧会の映像作品の上映会)から成る。

地球は水を得ることで生命を育んだ稀にみる星。水はさまざまな形態をとり、大気中、地上や地中、動植物などあらゆる存在を満たしている。本企画では「水」をキーワードに、世界に潜在する危機をいちはやく感知し、表現する日独のアーティストが参加する。

展覧会出展アーティストは、アグネス・マイヤー=ブランディス、エッケラント・ゲッツェ、新津保建秀、BCL(福原志保+ゲオルク・トレメル)、ひらのりょう、ミヒャエル・ザウプ、ロルフ・ユリウス、萩原朔美(上映のみ)。

また、7月7日、七夕の日には展覧会のオープニング企画として、文化人類学者でり、スローライフの提唱者、また 「100万人のキャンドルナイト」の呼びかけ人代表でもある辻信一氏と出展アーティストによるラウンドトークが開催される。
ディスカッションのあとには、ライブ、七夕ツリー飾り付け、オープニングパーティからなる「水の星まつり」というイベントも予定されている。ぜひ、お楽しみいただきたい。

Information

Possible Water
<コモンズ>としての未来

http://www.goethe.de/ins/jp/tok/ver/ja9480407v.htm

展覧会&ディスカッション
2012年7月7日(土)– 21日(土) 11:00 – 20:00
(土・日は17:00まで)
ドイツ文化会館 1F・2Fホワイエ/ ドイツ文化会館ホール
ドイツ語・日本語
参加無料
主催:東京ドイツ文化センタ―
キュレーター:四方幸子

展覧会 / 出展アーティスト
アグネス・マイヤー=ブランディス、エッケラント・ゲッツェ、新津保建秀、BCL(福原志保+ゲオルク・トレメル)、ひらのりょう、ミヒャエル・ザウプ、ロルフ・ユリウス、萩原朔美(上映のみ)

ラウンドトークと水の星まつり
2012年7月7日(土)
15:00 – 17:00 辻信一&出展アーティストによる ラウンドトーク (日独逐時通訳あり)
17:00 – 19:00 水の星まつり
七夕の日に、水の星地球の未来に向けたイベントを開催します。それぞれの思いを託すオリジナルの七夕ツリー、スペシャルライブあり。

上映会 / 本展覧会の映像作品を大画面で一挙上映
2012年7月13日(金) 19:00 / 7月21日(土) 14:00
アグネス・マイヤー=ブランディス
《クラウドコア・スキャナー (CCS)》(2010年、12分33秒)
《流動物質》(2010年、6分30秒)
《対流圏ラボの中》(2009/10年、6分33秒)
ひらのりょう 《ホリデイ》(2010年、14分16秒)
ミヒャエル・ザウプ 《島》(2012年、19分)
萩原朔美 『目の中の水』(2012年、16分) ※上映会のみの特別参加作品