「Make: Tokyo Meeting 07」が、2011年 12月3日(土)、4日(日)の2日間、東京工業大学大岡山キャンパス にて開催される。前回のレポートはこちら

「Make: Tokyo Meeting」は、コンピューター技術者向けの専門書などを発行する出版社の株式会社 オライリー・ジャパンが主催するイベント。同社が2006年8月 から刊行する雑誌『Make: Technology on Your Time』(Make日本語版)を背景に、エレクトロニクス(電子工作)、DIY、サイエンス、 ロボット、アートなど異なるジャンルの「Maker」たちの発表の場、 交流の場として2008年から開催されている。

3Dプリンター、レーザーカッターなどを活用したデジタルファブリケ ーションの普及や、自らの製作した作品の情報(動画、製作方法、回路図、ソフトウェアなど)をソーシャルメディアなどを通じて積極的に公開することが一般的になるにつれ、個人の製作する作品が、以前よりも複雑かつ高性能なものになっており、新しいイノベーションがそこから生まれてくるのではと期待されている。

本イベントでは、テクノロジーを自由な発想で使いこなす「Maker」 とその作品が多数集合。個人が主導するイノベーション、モノを作ることの未来を提示する。第7回目となる今回は、出展者約260組を迎え、来場者数も更に伸びることが予想される。

会場では作品展示以外にも、ライブパフォーマンス、ワークショップ、プレゼンテーションが行われる他、今回は新しい試みとして、テーマブース「DIY ENERGY」「パーソナルファブリケーション」が設けられる。 東日本大震災とその後の電力使用制限令などを背景として、「DIY ENERGY」では、自分の手を使ってエネルギーを考えなおすという試みを展示する。
また、個人が自分の必要としているもの、作りたいものをデザインし、3Dプリンタや工作機械などを活用して「製造」する「パーソナルファブリケーション」という新しいムーブメントに関して、FabLab Japanを構成するコミュニティを中心に、現時点での成果とこれからの未来を提示する。

発明品のようなユニークな作品やアイデアが集う「Make: Tokyo Meeting」を実際に体験してみよう。

Information

Make: Tokyo Meeting 07
http://www.oreilly.co.jp/mtm/07/

開催日:2011年12月3日(土)、4日(日)
会場:東京工業大学 大岡山キャンパス(東京都目黒区大岡山2-12-1)
交通:東急大井町線、目黒線「大岡山駅」徒歩1分
http://www.titech.ac.jp/about/campus/o_googlemap.html(キャンパスマップ)
入場料: 無料
主催: 株式会社オライリー・ジャパン
共催:東京工業大学、多摩美術大学 情報デザイン学科
協賛:ANIOMAGIC JAPAN、アールエスコンポーネンツ株式会社、株式会社インフロー、 大人の科学マガジン(株式会社学研教育出版)、株式会社オリジナルマインド、グーグル株式会社、 株式会社スイッチサイエンス、株式会社ナカダイ、株式会社ビート・クラフト、株式会社ミクシィ