国際舞台芸術フェスティバル「フェスティバル・トーキョー2011」の一環で、11月6日まで、秋葉原にて、アーティスト集団、カオス*ラウンジが震災後をテーマにした大規模なインスタレーション作品を展開している。

ネット/オタクカルチャーから無限に生成される創造物を題材に作品を構成するなど、彼らの活動は日本の現代美術の歴史と文脈に批評的視点からアプローチしている。本作の舞台はオタクの聖地であり、今もテーマパークのようににぎわう秋葉原。カオス*ラウンジは無数のキャラクターたちと共に、この街と向き合い、「震災以後の現実」への回路を探っていく。

会場は2つあり、第1会場は、ゲームセンターの店舗を模した展示空間である。観客はゲーム筐体にコインを入れて遊ぶこともできるし、インスタレーション空間として鑑賞することもできる。
第2会場へは、第一会場の受付で手続きを完了させなければ行くことはできない。第2会場もまた、娯楽施設や店舗を模した展示空間だが、第1会場のゲームセンターとは異なり、ひっそりと隠され、隔離された場所らしい。

また、10月29日には第2会場にてイベントもあるようなので、こちらも合わせて行ってみるとよいかもしれない。

Information

フェスティバル・トーキョー2011主催作品
『カオス*イグザイル』

http://chaosxlounge.com/chaosexile/

F/Tのプログラムページ
http://www.festival-tokyo.jp/program/ChaosExile/

会期:10月22日(土)- 11月6日(日) 15:00-22:00
会場:第1会場:アキバナビスペース ほか
(東京都千代田区外神田3-1-8 ブローウィンド秋葉原ビル1F)
※第2会場あり(受付:アキバナビスペース 料金:500円)

【会期中、下記の日程で第2会場にてイベントあり】
10月29日(土)17:00-22:00
※第1会場のアキバナビスペースにご来場ください。受付でイベント会場をご案内します。

制作:カオス*ラウンジ
共同製作・主催:フェスティバル/トーキョー