3331 Arts Chiyodaにて、1980年前後生まれのアーティストたちの社会と密接に関わる表現活動を紹介する展覧会「ソーシャルダイブ 探検する想像」が4月11日まで開催される。

今日、国内外の各地でアートプロジェクトが盛んに行われており、低迷した社会におけるアートの可能性がますます注目されている。
本展は、自らの身体と想像力を持って社会に積極的にアプローチするアーティストたちの活動に着目している。


出品作家は岩田草平、北澤潤、小鷹拓郎、小林史子、竹内公太、戸田祥子、中村研一、西尾美也、丹羽良徳、林加奈子、マルクス清水。

身近な生活環境や身の回りのものに個人的な編集を加えるアーティストから、アフリカ、インド、ブラジルなどの非西欧地域に赴いてコミュニティや行政機関と連携したプロジェクトを実践するアーティストまで、総勢11名の近作・新作インスタレーション作品を一堂に集め、社会づくりにも通ずる新世代アーティストの活動を紹介する。

展示以外にも、アーティスト・トークや子どもツアー、プロジェクト報告会、パフォーマンスなどのイベントが企画されている。

また、本展は、アーティストや批評家、編集者、キュレーターなど、クリエイティブの現場で活躍する講師陣が講義を実施する、3331 Arts Chiyodaの教育プログラム「ARTS FIELD TOKYO」の1期生によって企画されており、若い世代の問題意識にふれるよい機会になりそうだ。

Information

展覧会「ソーシャルダイブ 探検する想像」
http://2010.artsfield.jp/

会期 :
2011年 3月18日(金) – 4月11日(月)
12:00 – 19:00 金・土曜日のみ20:00まで(最終入場は終了の30分前まで)
オープニングパーティ
2011年 3月18日(金)18:00より
休場日 : 毎週火曜日
会場 : 3331 Arts Chiyoda 1Fメインギャラリー →アクセス
入場料 : 300円(中学生以下無料 障害のある方とその介助者1名に限り入場無料となります。
入場の際に受付にて手帳をご掲示ください)

出品作家 :
岩田草平、北澤潤、小鷹拓郎、小林史子、竹内公太、戸田祥子、中村研一、西尾美也、丹羽良徳、林加奈子、マルクス清水

主催 : ARTS FIELD TOKYO
お問い合せ:
ARTS FIELD TOKYO ソーシャルダイブ展広報担当:吉澤、三輪
〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda
TEL:03-6803-2441 / FAX:03-6803-2442
E-MAIL:aft01@artsfield.jp
ARTS FIELD TOKYO webサイト:http://artsfield.jp/

関連イベント

オープニング・パーティ
※展覧会チケットが必要です。
日時:3月18日(金)18:00―20:00
会場:コミュニティスペース
※マルクス清水によるパフォーマンス「The Embassy of Love」が行なわれます。

アーティスト・トーク 
※展覧会チケットが必要です。
日時:3月19日(土)18:00―20:00 出演:岩田草平 中村研一 マルクス清水  
   4月 2日 (土)18:00―20:00 出演:小林史子 戸田祥子 丹羽良徳
   4月 9日 (土)18:00―20:00 出演:北澤潤  小鷹拓郎  竹内公太 西尾美也
会場:コミュニティスペース(2日のみラウンジにて開催)

子どもツアー 
※展覧会チケットが必要です。
日時:3月23日(水)15:00―16:00
   4月6日(水)15:00―16:00
司会:吉澤博之(ARTS FIELD TOKYO)
対象:未就学児とお母さんお父さん
定員:10組
※メインギャラリー入口にお集まりください。

作品販売
※入場無料(チケット不要)
1Fメインギャラリーに併設する3331ギャラリーでは、「ソーシャルダイブ」展出品作家の小作品を購入することができます。
日時:会期期間中
会場:3331ギャラリー

プロジェクト報告会

丹羽良徳 新作「ルーマニアで社会主義者を胴上げする」プロジェクト報告会
戯言(たわごと)が作り出す状況 ―社会介入行為の可能性
※入場無料(チケット不要)
89年の革命から20年余のルーマニアに社会主義の亡霊は浮かび上がるか……?
作品の経過報告とゲストを交えて、今後の可能性についてもお話しします。
日時:3月20日(日)18:00―20:00
報告者:丹羽良徳
ゲスト:市原尚士(読売新聞社記者)
会場:コミュニティスペース
問い合わせ:niwa.romania@gmail.com
詳細1(ダウンロード)
詳細2(ダウンロード)

小鷹拓郎企画「アフリカ大陸vs日本人バックパッカー」
〜世界中を旅した日本人たちがアフリカを語る〜
※入場無料(チケット不要)
小鷹がアフリカ各国で出会った日本人バックパッカーたちをゲストに迎え、各々のアフリカ体験談や旅行者から見たアフリカの印象について話を聞いていきます。
アジアやヨーロッパ、中南米、中東の先に辿り着いた最果ての大地・アフリカ。そこで彼らが見たものは一体何だったのか?
世界中を旅してきた日本人旅行者が一同に集結し、アフリカについて語り合う貴重なトークイベント。この機会をどうぞお見逃しなく!!
日時:3月26日(土) 18:00―20:00
司会:小鷹拓郎
ゲスト:アフリカを旅した日本人バックパッカー5名(大西洋輔、市川佳弘、佐藤文敬、副田隆介、細井聡一)
会場:ラウンジ
問い合わせ:kotaka766@yahoo.co.jp
詳細(ダウンロード)

西尾工作所ナイロビ支部(西尾美也主宰)企画「ナイロビレジデンス」帰国報告会
※入場無料(チケット不要)
2011年3月の1ヶ月間、「ナイロビレジデンス」のプログラムに参加したアーティストの東明と松原慈による帰国後すぐの報告会です。
その成果と課題、現地の魅力の共有を試みます。
日時:4月10日(日)18:00―20:00
報告者:東明、松原慈
司会:西尾美也
会場:コミュニティスペース
問い合わせ:info@nairobi-artproject.jp

パフォーマンス

マルクス清水「The Embassy of Love」
※展覧会チケットが必要です。
作家本人が独自の出入国スタンプをみなさんのパスポートに押していきます。
来場される方はぜひパスポートをお持ちください。スタンプは、パフォーマンス実施以降も自由に押すことができます。
※会場にて掲示される注意事項をご理解された上でご参加ください。パスポート以外のものでもスタンプを押すことができます。
日時:3月18日(金)18:00―20:00【オープニング・パーティにて】

北澤潤「再会の語り」
※展覧会チケットが必要です。
作家が国内各地で行なってきた活動の中からいくつかを抜粋し、活動に関わった人びとを語り手として招きます。
出来事を伝える素直な記録の方法として、「語り」による口承がはじまります。
《病院の村》の語り 
日時:3月20日(日)15:00―17:00
《リビングルーム》の語り 
日時:4月3日(日)15:00―17:00
《浮島》の語り 
日時:4月10日(日)15:00―17:00
会場:メインギャラリー(各回共通)