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2009 モノ・コト・ヒト vol.02

December 30, 2009 12:10 AM

長谷川踏太
所属:tomato
URL : www.tomato.co.uk
役職: creative director

モノ

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R.I.P. Michael Jackson Tribute Mix by DJ premier

this is it とか見てないけど、正直これが正しい追悼の形だと思った。追悼番組でやってたブルックシールズのスピーチもすばらしかったなあ。
http://djpremierblog.blogspot.com/2009/06/michael-jackson-tribute-mix-by-dj.html

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どうぶつしょうぎ

3x4で行う、簡易将棋。歩がヒヨコで成るとニワトリになったりする。ただ子供っぽくしてるんでなく、これはこれでゲームバランスがよくとれてる。
ゲームリミックスみたいなことをやりたいと思っていて、いろいろ探しているうちに見つけた。
http://lpsa-os.com/SHOP/a007.html


原宿 東坡の麻婆豆腐

痺れる料理という新ジャンル発見。唐辛子系の辛さで痺れてるんでなくて、山椒の痺れ。下手なドラックよりトリップできそうな気が。刺激強すぎで完食できないけど、また行きたくなる味
http://r.tabelog.com/tokyo/A1306/A130601/13001276/

コト
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全英オープン(ゴルフ)

トム•ワトソン(59歳)が年を思わせないプレーでトップタイでホールアウトした。プレーオフで結局負けだけども、いい味がでまくってた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/トム・ワトソン


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欧州CL・準決勝2nd レグ チェルシーvs.バルセロナ(08-09)

ロンドンのパブで観戦してた。ひさびさに人間(イニエスタ)が神になる瞬間を目撃。
あれ以来、カンプノウ(バルサの球場)に「イニエスタ、俺の彼女に種付けしてくれ」という垂れ幕が掛かるんだって。
http://kyotofan.info/?p=868

ヒト
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デビット•J•チャーマーズ

脳と意識の問題について研究している、哲学者。
今年何かをやった訳ではないけど、自分が今年知ったので。本の内容もさることながら、ウェインズワールドに出てきそうなルックスと、自分の本でつかう用語(例"哲学的ゾンビ")のワードチョイスのセンスがスバラシイ。そして本人のサイトの中にある写真アルバムのコーナーに大量にアップされてる本人撮影の写真がこれでもかというくらいつまらなくて、そこがまたイイ。
http://consc.net/chalmers/


深沢七郎

「流浪の手記」、「言わなければ良かったのに日記」などの文庫でエッセイを読んで、なにか大切な事を会得したような気がした。何かわからないけど。
http://ja.wikipedia.org/wiki/深沢七郎

中山秀征

この人は人というより、予約とかボリューム調整などのようなテレビの機能の一つとして存在してると前々から思ってて、そうやって見るとなかなか興味深い。
http://ja.wikipedia.org/wiki/中山秀征




名前:真鍋大度
所属:ライゾマティクス、アンカーズラボ
URL :http://www.daito.ws
役職:取締役、プログラマー


モノ

バイオマイクロアクチュエーター

昆虫と機械のハイブリッドマシン等、
今後どうやって実生活に落とし込まれて行くのか興味深い。

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pa++ern Tシャツ

www.rzm-dev.com/pattern
(Daito Manabe + Motoi Ishibashi)
オリジナル言語を作る、ミシンをハックする、ライゾマのリソースを使ってWeb+実空間ネタを作る等、色々と課題を盛り込んで作り上げた作品。

コト

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Nights Light

(YesYesNo with Pete Hellicar, Daito Manabe, Todd Vanderlin and Kyle McDonald)
http://www.daito.ws/weblog/2009/10/auckland-3.html
ニュージーランドでやった野外大型プロジェクションのプロジェクト。
作品はもちろんですが、スキルを信じてひたすらチャレンジする制作チームの姿勢に感動。フェア、オープンということを徹底しているところも素晴らしかった。
ヒト

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マイケルジャクソン

this is it


自分が関わっている人たち

石橋素氏を筆頭に、zachary lieberman、alvaro cassinelli、Rhizomatiks、 4nchor5 Labの面々、一緒にゴリゴリ手を動かした人たち。
たくさんの刺激をもらい、勉強させてもらいました。
同じ様に彼らが刺激を受けてくれていたら最高です。




猪子寿之
所属:チームラボ
URL :http://www.team-lab.net/
役職:チームラボ 代表

モノ
センサーやネットワークデバイスの低価格化・標準化・オープン化と、youtubeやニコニコ等の発表の場を与えられたことによる、MAKEに象徴されるような「電子工作ブーム」ひとつではなく、その集合なんですが、例えば、
秋月パルス

http://koress.jp/2009/06/twitter.html



チームラボでも、
アクトトイレ
というデジタルサイネージを作りました。



年末、4日間幕張であるカウントダウンジャパンという音楽イベントでは、人がトスすると色が変わる直径1.5mくらいの光るボールと、ダンスフロア全体の巨大ドームと、巨大なVJディスプレイが、それぞれ、自律して、知覚して、互いに無線で同期しあうということをやります。

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Bamboo Play Room by Sketch Piston4
Wacom | Bambooのキャンペーン用に作ったスケッチピストン4で、楽器のようなものにチャレンジできたことが、個人的には印象的です。これは、描いて奏でる楽器というコンセプトですが、非言語なコミュニケーションには非常に興味があります。
http://tablet.wacom.co.jp/bambooplayroom/

コト
twitterに代表されるリアルタイムwebが、世の中のあらゆることに"勝手に連動"しはじめたこと。

ヒト
Pixivの片桐さん

たとえば人材の採用方法
(12/24,25に予定ない人限定で会社説明会・ランチ付き)とか、
サーバの構成(自作サーバ+ベニヤ板)、ビジネスモデル(有料会員=寄付)
という部分までがユニークでオモロい。




川島 高
所属:AKQA Inc.
URL : www.takashikawashima.com / www.akqa.com
役職:デザイナー

モノ
映像作品:
オオカミとブタ 



日々の音色

Webサービス:

Twitter

YouTube

プロダクト:

iPhone

漫画のワンピース

コト
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THIS IS IT!
実現されなかったけどマイケルジャクソンのTHIS IS IT!
映画もよかったけど、ライブが実現されてたらほんとにすごかったに違いない。

ヒト
サッカーの岡田武史監督と、本田圭祐選手
広告業界ではイナモトレイさん

 

阿部淳也
所属:株式会社ワンパク
URL :http://1pac.jp
役職:代表取締役 クリエイティブディレクター

モノ
TRAVATAR

ワンパクがリリースした、すれ違い通信を使用したiPhoneアプリ。自分のアバターが人のiPhoneを媒介にして遠くに旅立っていきます。リリースから2週間でTwitter上で話題になり、Appストア無料アプリ 1位に、これまで8万ダウンロードを達成。

http://travatar.1pac.jp/

コト
ワンパク+大日本印刷コラボユニット「DNPAC」

プロジェクト第1弾「写心機」


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ワンパク+AXIS Design有志によるプロジェクト「Craftive」

プロダクト第1弾「LOGER」「PHOTOLOCK」

http://1pac.jp/#/project/77




鹿野護
所属:WOW / 未来派図画工作
URL : www.zugakousaku.com
役職:アートディレクター

モノ

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3Dマンデルブロー

http://www.skytopia.com/project/fractal/mandelbulb.html
フラクタルを立体的に構成したグラフィックがとても新鮮でした。
地形のようで、植物のようで、生物のような形状。万物に共通する法則のようなものを感じました。
概念的には新しいものではないと思いますが、今年になって多く見かけたのは、テクノロジーの進化のおかげかもしれません。


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OGATA SOFT SOFA & OTTOMAN

http://www.unit523ny.com/
パリのメゾン・エ・オブジェでトレンドに選ばれるなど、
世界が注目する仙台在住のデザイナー、尾形欣一氏の木製のソファ。
木製でありながら、細かいパーツの組み合わせで出来ており、クッションのように柔らかく人にフィットする斬新なデザインです。


二人でギター


今年YouTubeでよく見ていたのが、一つのギターを二人で弾くムービー。
とくにこちらの二人を見ていて、とても素敵だなと思いました。
理屈っぽくなったとき、このムービーを何度か見てました。

コト
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V&Aへの出展

http://www.vam.ac.uk/microsites/decode/exhibition/interactivity
2007年に作ったインスタレーション作品が、ロンドンのV&Aで開催されている「Decode」展にセレクションされ、4ヶ月ほど展示されています。
初めてProcessingで作った大型作品。
仕事の合間に悩みながら作ったことが思い出され感慨深かったです。


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AppArtの開始

http://www.appart.jp/
私の所属しているWOWで始めたiPhoneアプリケーションプロジェクト。
これまで、同社ではデザイナーしか在籍していなかったのですが、今年初めてプログラマーが参加し、本格的に開発がスタート。ビジュアルデザインを取り巻く環境の変化を実感しました。


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twitter

www.twitter.com
twitterユーザーの増加とともに、コミュニケーションに対する感覚が大きく変わった1年でした。本来インターネットが持っていた性質を、twitterというサービスによって再認識した気がします。

ヒト
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高木正勝さん

http://www.takagimasakatsu.com/
映像作家で音楽家でもある高木氏と対談する機会に恵まれました。
映像と音楽に関する示唆に富んだ考え方。京都を拠点にされている事。自分がこれまで、おぼろげに捉えていた事がすっきりと腑に落ちるようなお話が聞けました。


五十嵐淳さん

http://jun-igarashi.web.infoseek.co.jp/
北海道佐呂間町を拠点にされている建築家。
今年、彼の日本デザインコミッティーギャラリーでの展示にて映像協力をさせていただきました。何度かディスカッションさせていただき、さらに建築に関するアプローチの片鱗を知る事ができ、とても勉強になりました。



名前:タナカミノル
所属:(株)ピクルス
URL :http://www.pickles.tv/weblog/
役職:代表取締役


モノ

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Twitter

まさかこんなに面白いとは思わなかったです。


コト

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初島アドベンチャー「SARUTOBI」
http://www.hatsushima.jp/sarutobi/index.html
コレはすごかった。
体感系の基本はこういうのだなぁと思いました。。

ヒト

印象が強かった人だと。
細田守監督

田中孝一郎さん

北村健さん




森田 雄
所属:無職
URL : http://twitter.com/securecat
役職:読書家

モノ
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Twitter。
これって今年始まったモノではないけど、いまどきのコミュニケーション
の速度というかそういうものの変革のひとつとして、まさに今変革している!という感覚的なものとして印象を与えているものだと思っています。


コト
自分がビジネス・アーキテクツを退職したコト。辞めるとかまったく想像だにしてなかったのに結果無職となり、けれどもそのせいでいろいろ自分を俯瞰して考えたりしている時間を今は過ごしていて、まあ運命というか因果みたいなのもあるよなあとかいう気持ちになっていたり、それもまた良し。

ヒト
栗田 洋介
今年ますます仲良くなれた気がして嬉しい。
菅井 俊之
一緒に水煙草を吸いに行った。
石嶋 未来
知り合ったの最近だけど2009年のうちに知り合えてよかった(今年のヒトに選べるから)。




MHAK
所属:MHAK ART WORKS
URL : www.mhak.jp
役職:ペインター / アーティスト

モノ
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RONE(メルボルン)に貰ったボム用のポスター

http://r-o-n-e.com/


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RONEに貰ったRONE x MEGGSのプリント

http://r-o-n-e.com/ http://www.houseofmeggs.com/


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ウチの表札用にSKOPと制作した作品

http://skop.jp/


コト
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Levis Latin america presents " New posshibilitie and curviness" @ Circle R

ブエノスアイレスで開催した個展。
初めての南米。建築様式の多様さや街並みに感動した。スペイン語は意味不明...。

http://www.chopsticksmag.com/magazine/feature/090525feature1.html

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Levis Japan presents "A PIECE OF DETAIL" instalation by Craig KR Costello @ CINCH TOKYO

Levisのアーティストプロジェクト。 最初から関わらせて貰って実行したプロジェクト。めちゃくちゃ大変だったけど得た物は大きい。
http://www.levi.jp/feature/krink/

ヒト
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Craig "KR" Costello
http://www.krink.com
初めてのコーディネートでとても良い経験になったし、とても良い関係が築けた。


Alexander Mitchell
http://www.niceproduce.com
彼との出会いで今までの自分では考えつかなかった色々な可能性が開けた。

Simon de iriond

http://www.puravidaincubadora.com/
ブエノスアイレスの個展の際に僕のコーディネートをしてくれた。
彼と来年のプロジェクトを企て中。




栗田洋介
所属:GRANDBASE INC
URL : www.grandbase.jp
役職:ディレクター / 代表


モノ

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Canon 5D Mark2

http://cweb.canon.jp/camera/eosd/5dmk2/index.html
昨年発売されたカメラですが、今年夏に購入しました。
このカメラによって個人レベルで高画質な映像表現が可能になり、またYoutubeのアップデート、Vimeoの浸透などで、ネット上にある映像のクオリティがグンっと上がった年だった気がします。


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画集 Tomokazu Matsuyama

http://pnrm.jp/jpn/book/tomokazu-matsuyama/
弊社の出版部門からリリースした松山智一さんの画集。
いろいろ新しいことを考えるようになったきっかけの作家の画集を 弊社からキッチリした形で出せたことは嬉しい。


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TiltShiftという技法

google画像検索結果
画像は( http://www.vimeo.com/1831024
)から。 映像作品として、広告として、個人の楽しみとして普及したチルトシフトという「技法」または「ロジック」。
ひとつの「技法」がネット社会によって普及していく様が象徴的だった。



コト
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OFFF2009
http://www.offf.ws/
http://www.cbc-net.com/log/?p=56
「作品や人っていうのは出会い方次第で宝にもゴミにもなるな」という話はやっぱりあるなと。


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APMT WEEK
http://www.apmt.jp/
多くの大好きなイベントを尊敬する方たちと一緒に作り上げられたのはとても楽しかった。
さて来年はどうしようか。


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ウェブ学会
http://web-gakkai.org/
東京大学の安田講堂という場所にて、日本人のウェブ関連の「知」に触れられるのはとても良い機会でした。 分からないことも多かったですが、ウェブというものいろいろな意味で使い倒してる人たちの成果、役割は理解したい欲が出てきました。


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ポートランド Survival Drive Exhibition

http://www.cbc-net.com/log/?p=546
Survival Drive Exhibitionに参加するために行きました。
ポートランドという街のバランス感がとても魅力的で、また遊びにいきたい。


ヒト
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Rafaël Rozendaal

http://www.newrafael.com/
たまたま日本で彼と出会えて、脳を揺さぶられる感じを味わえた。
来年、1月から日本で個展があるようなのでとても楽しみ。


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Lemon Andersen

http://www.youtube.com/watch?v=DZikx4QPZkc
YouTubeで知ったラッパー、詩人。
単純に言い回し、フック、素な感じが好きで何回も同じ歌を聞いてました。






ご協力いただいたみなさんありがとうございました。
さて、かなり幅広く興味深い内容となりました。みなさんの「モノ・コト・ヒト」はなんでしょうか?

では来年もよろしくお願いいたします。

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