REPUBLICの次の日、ベネズエラ人二人とMaker Faire Tokyo2012に遊び行ってきました〜。
今回からイベント名がMake MeetingからMaker Faireと、本家のイベント名に揃えるかたちになり、
会場が東工大から未来館に移り、初回のインターナショナルスクールでの開催から客として見てる身としては
どう進化していくのか、非常に気になるところだったので行ってきました。
しかしまぁ、これまで通り出店数は物凄い数なので、自分が見た物だけ掻い摘んで
ちょっとだけレポート。

で、なぜベネズエラ人かというと、写真手前の女性、エレナがワンダーサイトのレジデンスで
バルセロナ行った時に他のアーティストとかとよく遊んでたキュレーターで、後にバルセロナでやってた
kitch digitalっていうEvan Rothも参加してた展示に呼んでもらってて仲良くて、
今回、トーキョーワンダーサイトの第7回展覧会企画公募に展覧会の企画を応募したら
見事に採択されて、今月頭から1月中旬まで、作品を展示するアーティストと共に
東京に滞在するということで、日本のモノづくりを知るには非常に良い機会だと思ったのと、
どういう反応するのか興味あったので連れだしてみたという経緯でございます。

一緒に滞在してる出展作家の写真家、ビオレット・ブールさんはベネズエラの刑務所で
囚人たちに写真の撮り方のワークショップなどを開いて、2年間刑務所の写真を撮り続けていて、
その写真作品を今回、エレナの企画でトーキョーワンダーサイト本郷にて展示してます。
おもしろそうなので写真興味ある人はチェックチェック

「Lleca(ジャカ)からcohue(コゥエ)へ −刑務所からのフォトグラフィー」
http://goo.gl/QGTlF

駅着く前に車窓からガンダム見えちゃって、エレナテンションブチ上がっちゃって
行くっしょーってなってとりあえずガンダム。
ガンダムは知らないけどマジンガーZは知ってるとのことでスペイン語主題歌歌ってた。

で、会場着いてすぐ、今回の目玉コンテンツKURATASがお出迎え。
こっちは実際に動くよということでまたテンションブチ上がるエレナ。パワフルな女性です。
動くの見れなかったけど曲げセンサー取り付けた、手を操作するための
グローブが某女子高生の卒制のディバイスにクリソツで興味深かった。

会場の様子。
会場は1階のフロアがメインぽくて一番広くてあとは3階と7階に別れてる感じ。
おそらく、会場が科学未来館だったからだと思うのだけど、
家族連れの客がこれまでの倍くらいいたんじゃないかという印象。
あとはひたすらブースとかの様子

黒LED!?と思ったけど光は黒くない

今回もヤンセン風のモービル系の制作物出展してる人たち割と多かった気がする

ヌッキーことヌケメくんのグリッチ刺繍実演販売。
あと、米粒ついてますよ風のマフラー&マスク by TANUKIも売っててオシャレだった。

ガイガーカウンターネタも増えてた気がする

触れるものには果敢に触っていくアグレッシブなエレナ

ライブとか見たくなって1階全部見る前に7階へ。ワークショップの様子

iPhoneを仕込んでる人でお馴染みの森さん。
頭にUSBメモリ刺さってて完全にホラーで、これぞホントのdead dropとか思いました。
ちなみにホントにデータ入っててローカルP2Pできるみたいでした。

iimio先輩の走る心臓を体験するベネズエラ人。臓器は国境を越える。

隣のMATHRAXさんのブース。らいのん関連グッズ等も充実してきている模様。

まどマギシューティングゲーム、やりたかったけど大人気でできず

ゲームに没頭するための装置を体験するベネズエラ人

ゲームに没頭するための装置を体験するベネズエラ人 その2

ライブ会場へ。このおじさんのライブ超見たかったけど来たらちょうど終わってた

jojporgさんのリアルタイムにイラレとカッティングマシンでレコード作って音鳴らすライブ。SICK!

いつ見てもかっっこいいBreadboard Band。今回は出音が割と落ち着いた感じでした。

見たことある作品あるなーと思ったらmoxusくんのグルー溶かす作品。
この作品何回リメイクしてんすか(いい作品ですね!)。

moxusくんは所属してる会社のユニバの一員として出展してて
ユニバのその他の作品もギーキーで力作ぞろいでした。

お馴染みARTSATプロジェクト!ICCの展示もよろしくお願いします。

初回のMake:でも展示してた井上くんのパウダービーズグラフィックイコライザー。
だいぶコンパクトになりましたね。

かわいい電子工作グッズ系の出展も増えたように思います。

そしてそして、やはり増えてきている3Dプリンター系ネタ。
これからもっとどんどん増えてくることでしょう。

岐阜のワークショップでお世話になったf.Laboさんのブース。
レーザーカッター使い倒してる感じですごかった。
あとreplicator2で出力したフィギュアみたいのも置いてあった。

船田さんのとこでハンダ付けをおそわるベネズエラ人。

この後、学生CGコンテストの授賞式にも顔出して帰路。
さすがにお疲れの様子のベネズエラ人。

ということで、知り合いの出展/ブースばかりの紹介になってしまいましたが、
自分目線で見たMaker Faire Tokyoの雰囲気はだいたいこんな感じ。
他にもすごい作品とかたくさんあったんだろうけど、いかんせん出展数がものすごくて、
個人的に面白いと思える作品に出会うにも一苦労というか、そこまで辿り着いてなかった気がする。。
もっともっと、ジャンルとか種類別にぱっきりブース区分けしてもらったほうが見易いのかなーと思った。

今回はデザイン/アート/クラフト系の出展を意図的に増やしているなーと、
行く前にサイト見たり事前情報聞いていたりしていたんだけど、それでもまだまだ、
超ギーク/ナード+アニメ思考の電子工作系のブースが大半を占めていて、日本のMakeといえば
そういったところが主流になるのかなーと感じた。
サイト見てると本場アメリカのMaker Faireはもっとクラフト系とか、
もっと純粋に「モノを作る」っていう行為にフォーカスした出展が多い気がする。
国によって色が出ることはいいことだと思うのでそこまでネガティブには捉えていませんが。

ベネズエラ人二人はそういった超ナード系の出展に興味深々で、
かなり積極的に見たり触ったりしてて意外だった。
そういう細かいテクノロジカルなものがあふれてる感じが日本的でワクワクしたんだろうなーと思う。
前にネコジャンプが出る2.5Dのライブに韓国人の友達を連れてったら酷いっていって
ハコから出ていってしまたったなんて経験があるので、ちょっと不安だったので良かった。

ということで、外人とイベント行ったりすると普段自分が気づかない視点で
モノ見れたりしておもしろいのでオススメです。

おまけ。ヌッキーのとこで購入したグリッチ刺繍パーカーとても調子いいです。