TOPIC > ARTICLE

アルスエレクトロニカ・フェスティバル 2013 クイックレポート 前編

September 10, 2013(Tue)|

20130909_ars-report01

みなさんこんにちは。ユニバの小松です。本年も昨年に引き続きユニバのメンバーは、オーストリアのリンツにて開催されているアルスエレクトロニカフェスティバルに来ています。

フェスティバルの今年のテーマは「TOTAL RECALL」。9月4日~9月9日の6日間、リンツ市内に点在する各会場にて、展示、イベント、パフォーマンス、カンファレンス等ぎっしり盛りだくさんの内容で開催されています。

ユニバでは、今回リンツを訪れたメンバーそれぞれの視点でフェスティバルの様子をレポートしていきます。まずは展示の様子からクイックレポートとしてリンツよりお伝えします。

Article by Jun Komatsu(Uniba Inc.).




Cyber Arts 13 Exhibition / OKセンター


20130909_ars-report02

OKセンターにて開催されているCyberArts13は、Prix Ars Electronicaの主要各部門の受賞作品を扱う、Ars Electronica Festivalの中心的な展示です。

20130909_ars-report03

20130909_ars-report04

Hybrid Art部門でGolden Nicaを獲得したThe Cosmopolitan Chicken Projectの展示。ケージの中には立派な鶏が。

20130909_ars-report05



Hybrid Art部門の佳作で展示されていた、The Blind Robot という作品。正面の椅子に座ると、体の形、頭の形を指先でそっとなぞられます。目をつぶって触られていると、指先の感触とサーボモーターの音にざわざわさせられます。

20130909_ars-report06

20130909_ars-report07

Hybrid Art部門の入賞作品のFive Variations Of Phonic Circumstaces And A Pause。 オルガンに繋がっているタイプライターを打鍵するとオルガンが音に載せてタイプライターで打鍵した内容が聞こえてきます。


20130909_ars-report08

宙に浮いたスピーカーの間を歩くと、移動したことに応じてそれぞれのスピーカーから音が流れてきます。AHORA. A song in the Hypertemporal Surfaceという作品。こちらはInteractive Art部門の佳作。

TOTAL RECALL Exhibition / ブルックナーハウス


ブルックナーハウスで開催されている、今回のフェスティバルのテーマである「TOTAL RECALL」のコンセプト展。記憶や知覚を扱った作品から、脳そのものを扱った作品が目につきました。



20130909_ars-report09

20130909_ars-report10

MRIの情報を分析して脳の神経繊維だけを抽出した3Dモデルと、 MRIのデータを立体モデル化し、iPadでインタラクティブに扱えるようにしたもの。希望者はリンツの総合病院で自分のMRIを撮影しにいくツアーにも参加できるとのこと。(有料:10ユーロ)

20130909_ars-report11

The Table of Gaze という、人の顔を見るときの視点移動をトラッキングしてそれがテーブル上にノートのページをペンで塗りつぶしたように可視化される作品。

20130909_ars-report12

来場者がそれぞれ、紙とペンを渡され、記憶を頼りに世界地図を書いていく体験型の作品。私も書いてみましたが、難しいですね。。

20130909_ars-report13

波形データが物体化。紙に色々な大きさの円として切り出され、ロープに中心を通して吊るされるとこんな形に。Wave Form Mediaという作品。

20130909_ars-report14

20130909_ars-report15

ブルックナーハウスの1Fスペースには、日本から文化庁メディア芸術祭の出張展示のコーナーも。

20130909_ars-report16

20130909_ars-report17



Interface Cultures: Use at your own risk と題される展示の一角に、クアドロコプターとエアプランツの可愛らしい組み合わせのThe Dream of flyingという作品。植物の電位信号に基づいてクアドロコプターの空間上の位置を制御しているとのことでした。

Ars Electronica Center


20130909_ars-report18



 Ars Electronica Center 正面入り口からすぐの吹き抜けのスペースには、鈴木康広氏のBlinking Leaves(まばたきの葉)が展示されていて、たくさんのまばたきが宙を舞っていました。

20130909_ars-report19



地下の常設展の奥のBrain Labの裏のスペースには、日本科学未来館のGeo Cosmosで使われていたパーツが再利用されているというYour Cosmosが展示されています。

20130909_ars-report20

20130909_ars-report21

Level1-2のスペースには、Project Genesisという展示。バイオアート系の作品がたくさん並んでいます。写真は、Biotricityという微生物から発せられる電気エネルギーを音やビジュアルで体験するインスタレーション作品。




こちらで紹介したのはごく一部ですが、他にも各所で様々な展示が行われています。また、展示以外のイベントやパフォーマンス、ワークショップ等も日々開催されています。引き続きクイックレポートその2では片岡が参加したワークショップについてのレポートをお送りします。


Information

アルスエレクトロニカフェスティバル 2013
http://www.aec.at/totalrecall/


uniba
Uniba Inc.
ユニバ株式会社は、”さわれるインターネット(Embodied Virtuality)”の会社です。
インターネットとコンピュータを、道具ではなく、見て、触れて、遊びたおすためのメディアととらえています。
メディアアートとオープンテクノロジに根ざすプロダクションとして、その楽しさを追求しながら、
ブランディング、キャンペーン、プロモーションの制作をしています。
http://uniba.jp/


CBCNET:WORK

PNRM WEBSHOP
CBCNET WORK