以前CBCNETでも紹介した、書籍「ビジュアル・コンプレキシティ ―情報パターンのマッピング」。この本の刊行と重版を記念したイベント「可視化可不可」が6月27日 amu にて開催される。

見えない物事を見えるようにし、新しい世界像を描出する「ビジュアライゼーション」。情報が溢れ返り複雑化する昨今の世の中において、ますます注目が集まる領域だ。

本イベントでは、そんな「ビジュアライゼーション」をさまざまな角度から紹介することで、複雑なデータネットワークにまみれて生きる私たちの未来を照らし出す。

内容的には、奥いずみ氏による、原著者マニュエル・リマ氏の「ネットワークの力 – The Power of Network」の紹介や、TEDでも増えつつあるデータ・ビジュアライゼーションのプレゼン紹介。
また、主に美術大学でプログラミングを用いた表現についての考え方や技術を指導してきた古堅真彦氏・山辺真幸氏による、いまビジュアライゼーションのテクニックを身につけるにあたってどのようなアプローチが必要か、という話や、矢崎裕一氏による6/5-8にミネアポリスにて行われたEyeo Festivalの報告。
久保田晃弘氏 x 松井茂氏による、ディスプレイ時代における表示デバイスと身体性の問題についての対談、といったコンテンツが予定されている。

この分野に関心のある人々の交流のきっかけとしてのイベントでもあるとの事で、ぜひ、気になった人は参加してみてほしい。

ビジュアル・コンプレキシティ ―情報パターンのマッピング
ビー・エヌ・エヌ新社
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Information

『ビジュアル・コンプレキシティ』刊行&重版記念イベント
可視化可不可

http://www.a-m-u.jp/event/2012/06/bnn-amu.html

2012.06.27(水) 19:30〜21:30(開場 19:00)
会場:amu (東京都渋谷区恵比寿西1-17-2)
定員:40人
入場料:1000円
共催;ビー・エヌ・エヌ新社 + amu(AZホールディングス)

参加お申し込みは公式サイトにて

【コンテンツ】
1. 「データ・ビジュアライゼーションとは」奥いずみ
原著者マニュエル・リマ氏による、「ネットワークの力 – The Power of Network」の紹介や、TEDでも増えつつあるデータ・ビジュアライゼーションのプレゼンを紹介します。

2. 「データ・ビジュアライゼーションの実際」古堅真彦・山辺真幸
主に美術大学にてプログラミングを用いた表現についての考え方や技術を指導してきた両名が、いまビジュアライゼーションのテクニックを身につけるにあたってどのようなアプローチが必要かをお話しします。

3. 「Eyeo Festival Redux」矢崎裕一
6/5-8でミネアポリスにて行われたEyeo Festivalの報告。『Visual Complexity』原著者マニュエル・リマのプレゼン含め、フェスの概要を紹介。また「Creative Coding」についても。

4. 「ビジュアル・コンプレキシティからフィジカル・コンプレキシティへ」久保田晃弘・松井 茂
対談。ディスプレイ時代における表示デバイスと身体性の問題について。