実験的なパフォーマンスにおける継承と創作のサイクルを促す、創造的アーカイブのプラットフォームを構築していくプロジェクト「Tokyo Experimental Performance Archive」が10月17日の公演よりスタートする。

本プロジェクトでは、20世紀初頭に生まれ、身体行為表現、美術、音楽等の間で発展して来た実験的なパフォーマンスという表現領域、その蓄積された歴史的コンテクストを再構築し、次世代の創作活動に繋げていくことをミッションに掲げている。
これまでのアーカイブはこちら。

今年は全3公演。

10月17日の出演は、国内外で舞踊家、音楽家、美術家、詩人たちと共同作業を行い、日常をモチーフとした作品や即興性をベースとしながらダンスを紡ぎだす作品等を発表するダンサーの黒沢美香と、アーティスト・グループ「ダムタイプ」での活動や舞踏についてのパフォーマンス作品『大野一雄について』(13)など、ソロ、コラボレーション作品共に精力的な活動を行うパフォーマーの川口隆夫。

12月26日の出演は、4つのドラムと2つのギターと1つのベースという構成で、「音を聴く」「音を作る」以外の音楽の楽しみ方を掘り起こすことを試みるバンド、サンガツと、日用品や廃材といった身近なものや自然現象などを素材とした体験型のインスタレーションやパフォーマンス作品を発表している梅田哲也。

1月16日の出演は、モーターを使った家電製品や自動車、家具、中古レコードなどをDIYで組み合わせた、サウンド/スカルプチャー/パフォーマンスのプロジェクトを行う宇治野宗輝と、声と身体を扱った表現で、現代美術、音楽、舞台芸術の分野で活動する山川冬樹。

出演者の詳細等は公式サイトにて。

Information

Tokyo Experimental Performance Archive
http://t-epa.com/

プログラム
2015年10月17日(土)
出演 : 川口隆夫、黒沢美香

2015年12月26日(土)
出演 : サンガツ、梅田哲也

2016年1月16日(土)
出演 : 宇治野宗輝、山川冬樹

会場:スーパー・デラックス ( 港区西麻布 3-1-25 B1F)
開演:19 時 30 分(開場は開演の 30 分前)
料金:前売 2.300 円/当日 2.500 円
※ワンドリンク別途(700 円)
※日時指定・全席自由
取り扱い:公式サイトから予約 http://t-epa.com/

主催:一般社団法人日本パフォーマンス / アート研究所
企画協力・会場協力・運営協力:スーパー・デラックス
プロデューサー:小沢康夫(一般社団法人日本パフォーマンス / アート研究所)
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)