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グラフィックの新たな潮流を感じさせる、同時代の若手作家4名を紹介する展覧会「拡散するグラフィック」展が6月8日より、銀座のガーディアン・ガーデンにて開催される。

本展は若手表現者を応援しようと1992年から2008年まで開催された公募展『ひとつぼ展』、2009年にスタートした「1_WALL」の入選者の、その後の活動を伝えるための展覧会シリーズ「The Second Stage at GG」の第39弾。

今回は「1_WALL」の作家の中から、同時代の作家4名を、グループ展という形で紹介する。

過去のグラフィック「1_WALL」で選出してきた作品を振り返ると、これまでのジャンルの中には収まりきらない表現の台頭がみられる。それは特定の技法や媒体の制約を受けない、ジャンルを超える発想から生まれた、新世代のグラフィックと呼べるかもしれない。

この状況を踏まえ、2013年から「1_WALL」展会期中に4回にわたって「グラフィックのいま、これから」と題したトークイベントを開催し、グラフィックとは何かという問いに対して議論を重ねてきた。

“動く印刷物”というアニメーションとの境界を探る小川雄太郎。ベクターデータによって無限の拡大縮小の中で絵の物質性を問う下野薫子。漫画の紙面からはみ出すように、自在なサイズ可変によって空間を少女でジャックする大門光。ストロークやモチーフなど対象が持つイメージから、視覚伝達における速度の限界に迫る林香苗武。実に様々なアプローチが、新たな価値を備えた独自の表現として注目を集めている。

この4名の新作にぜひご注目いただきたい。

Information

「拡散するグラフィック」展
http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/gg_sec_gra_201505/gg_sec_gra_201505.html

会期:2015.6.8 月- 6.25 木
時間:11:00a.m.-7:00p.m.
日曜休館 入場無料
会場:ガーディアン・ガーデン
〒104-8227
東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビルB1F

出展作家:小川雄太郎、下野薫子、大門光、林香苗武

オープニングパーティー
2015.6.8 月 7:00p.m.-8:30p.m.