2014年7月~9月にかけて、札幌市では、文化芸術が市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えるとともに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していくために、「創造都市さっぽろ」の象徴的な事業として、札幌国際芸術祭が開催される。

テーマは、「都市と自然」、サブテーマに「自然」「都市」「経済・地域・ライフ」を掲げており、明治維新とともに北海道と名づけられ、先住民族や自然そのものも日本の近代化に無縁ではいられなかった、そうした過去の歩みをアートとしてふりかえることで、21世紀の札幌・北海道の自然、都市のあり方、経済、暮らしを模索する。
ゲストディレクターには、坂本龍一氏が決まっている。

また、この芸術祭では、コンペティションの実施も決定しており、そのひとつが「都市空間のサウンドコンペティション」。
このコンペでは、札幌国際芸術祭2014のテーマを象徴し、都市の公共空間にふさわしい音の作品を世界中から広く募集する。

作品は、以下2つの組での募集となっており、両者は音楽的に連動していることが条件。
■札幌市資料館に設置される音の作品（３分以上）
■札幌駅前通地下歩行空間（チ・カ・ホ）、札幌芸術の森美術館等、札幌国際芸術祭拠点に設置されるサウンドロゴのような音の作品（３秒～１５秒）

作品審査は、ゲストディレクター 坂本龍一氏により行われ、最も優れた1作品を選定する。
受賞作品は、札幌国際芸術祭2014開催にあわせて市内各所の芸術祭拠点に設置され、札幌の公共空間の音として継続的に機能することになる。また、贈呈式では、坂本龍一氏による表彰とコメント、受賞者による作品解説が予定されている他、副賞５０万円が贈呈される。

作品募集期間は、2014年2月1日～3月31日。
コンペの詳細はこちら。

Information

都市空間のサウンドコンペティション
http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/sound/

作品募集期間：2014年2月1日～3月31日 必着
応募資格：国籍、年齢、プロ・アマチュアを問わず、どなたでも
作品募集形態：以下の２つの作品形態の組で、作品を募集します。両者は音楽的に連動していることが条件です。作品設置場所はいずれも、札幌国際芸術祭２０１４の拠点となります。
■札幌市資料館に設置される音の作品（３分以上）
■札幌駅前通地下歩行空間（チ・カ・ホ）、札幌芸術の森美術館等、札幌国際芸術祭拠点に設置されるサウンドロゴのような音の作品（３秒～１５秒）


札幌国際芸術祭2014
http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/
開催期間：2014年7月19日（土）〜2014年9月28日（日）（72日間）
主な会場：北海道立近代美術館、札幌芸術の森美術館、札幌駅前通地下歩行空間、モエレ沼公園、札幌市資料館、北海道庁赤れんが庁舎
主催：創造都市さっぽろ・国際芸術祭実行委員会