参加型サウンド・パフォーマンス「The SINE WAVE ORCHESTRA」が、1月19日、東京都現代美術館『アートと音楽―新たな共感覚をもとめて』展会場内にて行われる。

The SINE WAVE ORCHESTRAは2002年に4人のコアメンバー(古舘 健 / 城 一裕 / 石田 大祐 / 野口 瑞希)によって始められた、参加者を公募し、全員でサイン波を使って演奏するプロジェクト。あらかじめ決められたルールは「音の最も基本的な要素といわれるサイン波を参加者一人一人がそれぞれ一つだけ使うことができる」ということだけ。楽譜もなければ、指揮者も居ない中、それぞれの参加者が自由に奏でるサイン波は、細い糸のように立ち昇り複雑に干渉し合い、そこにはサイン波の海が現出する。

これまでに、NTTインターコミュニケーションセンター(2004, 2005)、横浜トリエンナーレ(2005)をはじめ、ドイツ、イタリア、アメリカ、ラトビアなど国内外、様々な場所で開催されてきた。

このパフォーマンスでは、音の最も基本的な要素であるサイン波と、社会における最も基本的な要素である人とを重ね合わせ、サイン波同士の干渉、共鳴によってうまれる繊細で複雑なサウンド・スケープが、ひいては人同士の存在の干渉、共鳴による一つのコミュニティの形を表しえる、と考えている。

今回は、東京都現代美術館「アートと音楽―新たな共感覚をもとめて」展会場全体を舞台として開催される。
現在、このプロジェクトの演奏への参加者を募集中。当日、会場でも参加を受け付ける。
特別な技術は必要なく、サイン波を奏でることへの興味さえあれば誰でも応募可能。

参加方法等は公式サイトをご確認頂きたい。



Information

『アートと音楽―新たな共感覚をもとめて』参加型サウンド・パフォーマンス
The SINE WAVE ORCHESTRA

http://swo.jp/

日 時:2013年1月19日[土] 15:30頃~18:00まで
会 場:東京都現代美術館『アートと音楽―新たな共感覚をもとめて』展会場
参加費:無料
*本展覧会のチケットが別途必要となります。
*すでに入場したチケットでもご参加いただけます。