アートNPOエイド・伝えるプログラムの一環で、公開インタビュー「竹久侑×甲斐賢治 / 展覧会「3.11とアーティスト」ができるまで―<もうひとつの>進行形の記録」が11月22日、アサヒ・アートスクエアにて開催される。

アートNPOエイド」では、「表現の回復にむけて」をキーワードに、東日本大震災で被災したアート団体、アーティストに向けた活動支援や映像等を通して被災地での活動を伝えるプログラムを展開している。

本イベントでは、現在、水戸芸術館 現代美術ギャラリーで開催中の展覧会「3・11とアーティスト: 進行形の記録」のキュレーションを担当した水戸芸術館学芸員の竹久侑氏を迎えて、公開インタビューを行う。
聞き手は、「アートNPOエイド」を展開する、NPO法人アートNPOリンク 副理事長であり、せんだいメディアテーク企画・活動支援室室長の甲斐賢治氏が努める。

東日本大震災の発生直後から、物資の供給や人的サポートなど様々な支援活動が続けられて来たが、その中でアーティストが中心となった様々なアクションも立ち上がった。展覧会「3・11とアーティスト: 進行形の記録」では、そうした震災を受けて現れたアーティストのアクションと表現を紹介している。参加作家は、遠藤一郎、タノタイガ、Chim↑Pom、椿昇、トーチカ、畠山直哉、日比野克彦、藤井光、宮下マキ、村上タカシ(MMIX Lab)、ヤノベケンジ、山川冬樹、他、約30組。

展覧会開催中のいま、開催までの経緯や考察を振り返りながら、竹久氏よりじっくりとお話を聞く。
なお、この「進行形の記録」は、アートNPOエイド・伝えるプログラムに掲載される予定。

Information

〈アートNPOエイド・伝えるプログラム〉
公開インタビュー 竹久侑×甲斐賢治
展覧会「3.11とアーティスト」ができるまで―<もうひとつの>進行形の記録

http://asahiartsquare.org/?p=6292

日時:2012年11月22日[木]19:00-21:00[途中休憩/質疑応答含む]
会場:アサヒ・アートスクエア
料金:無料
ゲスト:竹久侑[水戸芸術館現代美術センター学芸員]
聞き手:甲斐賢治[NPO法人アートNPOリンク副理事長/せんだいメディアテーク企画・活動支援室室長/NPO法人remo代表]
企画:NPO法人アートNPOリンク[アートNPOエイド]
主催:アサヒ・アートスクエア
協賛:アサヒビール株式会社
*本企画はアサヒ・アートスクエアの主催事業「a-cita café special program2012」の1プログラムとして開催します。

参考情報
展覧会「3・11とアーティスト: 進行形の記録」
http://arttowermito.or.jp/
日時:2012年10月13日[土]〜 2012年12月9日[日]
会場:水戸芸術館 現代美術ギャラリー
企画:竹久侑(水戸芸術館現代美術センター学芸員)


Profile

竹久侑
大阪生まれ。水戸芸術館現代美術センター学芸員。慶応義塾大学総合政策学部卒。ロンドン大学ゴールドスミス修士課程クリエイティブキュレーティング修了。写真家のプロジェクト・マネジメントを務めた後ロンドンへ留学。インディペンデント・キュレーターとして「Slow Life」展や「Listening to this space」などを企画する傍ら、複数の画廊に勤務、アートスポンサーシップの仕事にも片足をつっこむ。おもな展覧会=「REFLECTION──映像が見せる“もうひとつの世界”」「大友良英『アンサンブルズ2010──共振』」「3・11とアーティスト: 進行形の記録」ほか。

甲斐賢治
1963年大阪生まれ。せんだいメディアテーク企画・活動支援室室長。NPO法人・記録と表現とメディアのための組織「remo」、NPO法人・地域文化に関する情報とプロジェクト「recip」、NPO法人・アートNPOリンク、NPO法人芸術生活研究所hanareなどに参加、社会活動としてのアートに取り組む。2010年春より、現職。平成23年度芸術選奨文部科学大臣新人賞 受賞


アートNPOエイド
2011年3月11日東日本大震災をうけて発足したNPO法人アートNPOリンクによる活動支援事業。アーティストならびにアートNPOの表現の回復を推進するプラットフォームとして位置づけ、アーティストやアートNPOによる復興に向けた取り組みや、被災した地域に住まい活動してきたアートNPOの活動再開を応援するため、活動支援を目的とした寄附募集やメディアプログラムなどを展開している。