rhizomatiksによる、海外アーティストを招いたイベント「Flying Tokyo」の最新版「Flying Tokyo #07」と、上級者向けのワークショップ「rhizomatiks::skills #002 workshop by James George」が2012年10月7日(日)、8日(祝)の二日間にわたって開催される。

今回のゲストは、ブルックリン在住のメディアアーティスト/プログラマーのJames George(ジェームズ・ジョージ)。ジェームズはopenFrameworksの開発コミュニティで活躍する中心メンバーの一人で、世界中のoFユーザーに広く使われているofxAddons.comの制作も行っている。

若干26歳と若手ながら、数多くの作品を手掛けており、その活動は多岐に渡る。
以下、作品事例。

ARを使ったライブ映像パフォーマンス「Temporary Cities」

Temporary Cities @ Art Basel 2010 from James George on Vimeo.


kinectを使った3Dの映像ポートレイト「Spectacle of Change」

Spectacle of Change from James George on Vimeo.


ファッションブランド「Rag & Bone」のショーのビジュアル

Rag & Bone FW2012 Runway Visuals from James George on Vimeo.


ほかにも映像作家のクリス・ミルクによる影絵をモチーフにした美しいインタラクティブ・インスタレーション「The Treachery of Sanctuary」なども手がけている。

現在は山口情報芸術センター[YCAM]の滞在研究プログラム「Guest Research Project」の研究員として山口に滞在し、オープンソースのタイムライン編集ツールキットをYCAM Interlabと共同開発中だ。

イベントの内容は、2012年10月7日(日)には彼自身のクリエイティブについて語るトーク・イベント、8日(祝)にはoFワークショップ。ワークショップでは始めて公開されるoFのアプリ「Duration」を用いて、ソフトウェアによって作られる生成的なアニメーションやサウンドを制御するためのタイムラインシーケンスを作成、編集する。また、DurationのコアであるofxTimelineをどのようにopenFrameworksのプロジェクトの中で使う事が出来るかも披露される予定だ。

いずれも参加には事前申し込みが必要。参加希望者は本文に「名前、電話番号、メールアドレス」を明記の上、件名を「Flying Tokyo #07」(トーク)もしくは「skills #002」(ワークショップ)として event@rhizomatiks.com までメールしてほしい。貴重なトークと、ハイレベルなワークショップをお見逃しなく。



ちなみに、本イベントを主催しているrhizomatiksでは、10月10日(水)、11日(木)に真鍋大度氏と関和亮監督によるミュージックビデオの撮影を行うにあたり、エキストラの方を募集しているとのこと。詳細は以下、こちらも興味ある方はぜひ参加いただきたい。

【エキストラ募集】
2012年10月10日(水)、11日(木)に、
daito manabe + kazuaki seki監督によるミュージックビデオの撮影を行うにあたり、エキストラの方を募集いたします。

本企画においては、10日にオーディション(簡単な実験)を行い、
選考された方のみ11日の撮影(12時~22時)に参加して頂きます。
オーディションの参加は無給ですが、撮影は日給(5,000円/日給)をお支払いさせていただきます。

参加御希望の方はevent@rhizomatiks.comまで(お名前・住所・お電話番号)を明記のうえご連絡下さい。

※電気を筋肉に流して筋肉を収縮させるテストを行います。
心臓などの疾患がある方、過去にスタンガンで気絶した経験のある方は応募をご遠慮下さい。

【日程】
オーディション(簡単な実験):2012年10月10日(水) 20時~22時の間で3~5分程度
撮影:2012年10月11日(木) 12時~22時

【場所】
rhizomatiks studio
東京都港区白金3-3-7 1F



Information

Flying Tokyo #07
http://www.rhizomatiks.com/event/flyingtokyo7/

日程:2012年10月7日(日)、8日(祝)
時間:20:00–22:00
場所:rhizomatiks studio(東京都港区白金3-3-7 1F
参加費:無料
※先着順30名

「rhizomatiks::skills #002 workshop by James George」
日程:2012年10月8日(祝)
時間:12:00–19:00
参加費:10,000円(税込み)
参加条件:C++プログラミングの基本的な知識が必要です。
実際にopenFrameworksを使っての作品制作を経験したことのある方を推奨します。
※ラップトップを各自セットアップの上、持参してください。
※ライゾマティクススタッフがサポート、通訳致しますが、ワークショップは基本的に英語で進行いたします。

Profile

ジェームズ・ジョージ
メディアアーティスト, プログラマー

プログラムコードを用いて新しいイメージや体験を生み出すメディアアーティスト/エンジニア。最新技術に触発されて、カメラやスクリーンをハックし、インスタレーションや実験的な映像作品を制作している。また、ソフトウェアをシェアすることや数々のワークショップの経験を通じて、彼が制作したツールを用いて、人々に表現を創り出す方法を教えている。openFrameworks開発コミュニティのアクティブメンバーであり、広く使われているofxAddons.comの制作者の一人でもある(現在はVideoセクションのリーダー)。作品はConfluxフェスティバル(2009/アメリカ)、Beall Center for Art and Technology(2010/アメリカ)、Enter5(2011/チェコ共和国)、Interaction IOI(2011/スペイン)など、様々な地域で展示されている。また、2011年にはグリニッジの国立海洋博物館で、セントラルフロリダ大学のInstitute for Simulation and Trainingと他のアーティストとの共同で常設展示を制作したほか、クリエイターズプロジェクトの委嘱作品を制作し、2011年秋にプレミア展示をおこなった。現在、山口情報芸術センター[YCAM]の滞在研究プログラム「Guest Research Project」の研究員として、ofxTimelineとDurationを含む、オープンソースのタイムライン編集ツールキットをYCAM Interlabと共同開発中。
http://www.jamesgeorge.org/