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エスパス ルイ・ヴィトン東京での、4回目となるエキシビション『AWAKENING』が開催中。
本展は、3名のフィンランド人アーティストによるグループ展。 ペッカ・ユルハ(Pekka Jylhä)、ハンナレーナ・ ヘイスカ(Hannaleena Heiska)、サミ・サンパッキラ(Sami Sänpäkkilä)の最新作を通じて、フィンランドの現代アートシーンに焦点を当てる。
ガラスに囲まれたエスパス ルイ・ヴィトン東京のスペースではこれまで、降り注ぐ自然光に着想を得た作品が展示されてきたが、今回のエキシビションでは、敢えて日差しを遮断することで、まったく新たな空間が誕生した。洞窟のようにほの暗くどこか神秘的な雰囲気の中、オリジナル作品の数々が並ぶ。
2011年ヴェネチア・ビエンナーレにおいて、フィンランド・パビリオンのキュレーション を手掛けたことでも知られるインディペンデント・キュレーター、ラウラ・コーニッカ (Laura Köönikkä)は、本エキシビションのために、「生(Life)」の物珍しさや特異性を表現する作品を創作するアーティストたちを選定。スペースに展示された作品はすべてタイトルである『AWAKENING』(目覚め、覚醒)という視点から解釈できる。
また、 「Awakening」とは、誰もが知覚する物事を指すだけでなく、単に「気付いている」状態と理解することもできる。アーティストたちは、満天の星空、瞬間的に押し流される人の集団の映像、胃の底に響き渡るようなベース音、巨大な耳、クリスタルのプリズムなどによって、自分自身の実存、思考、環境、感情に気付かせてくれるものを体現した。
さまざまなレンズを通じて見える「生(Life)」の特異性をぜひ発見してほしい。
Information
AWAKENINGhttp://espacelouisvuittontokyo.com/ja/
会期: 2012 年6月9日(土)~9月9日(日)
会場: エスパス ルイ・ヴィトン東京
住所: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-7-5 ルイ・ヴィトン 表参道ビル 7 階
電話: 03-5766-1094
開館時間: 12:00‐20:00
休館日: 無休
入場料: 無料