青山ブックセンター主催で、ミヅマアートギャラリーディレクター三潴末雄氏と様々な分野のゲストが「日本」をテーマに語り合う連続対談シリーズ「日本再再再発見」がスタートする。
第1回目は2011年11月5日(土)、ゲストはウルトラテクノロジスト集団チームラボ代表の猪子寿之氏。

ギャラリストとして会田誠、池田学、鴻池朋子や山口晃など気鋭のアーティストを擁している三潴氏。近年では、日本現代美術の魅力を日本にそして世界に広めるべく、「ジャラパゴス展」や「ジパング展」といった展覧会のキュレーションも行い、現代アートの展覧会では、異例の動員数をたたき出した。
そんな三潴氏は「日本の独自の文化力は世界に誇るべきものであり、その一翼を担う現代美術は光り輝いている」と力強く語る。 

三潴氏が生み出す展覧会や言葉は表面的なおもしろさにとどまらず、日本の深部から湧き出る力を感じとることができる。三潴氏の「日本文化」を信じる想いと言葉にさまざまな視点を投入することで、日本の力を再認識するとともに、新たな力を発見することができるのではないだろうか。そこで、三潴氏と、日本に対して熱い想いを抱く様々なゲストに「日本」についてとことん語り合ってもらうという今回の企画が生まれた。

第1回目のゲスト、チームラボ代表の猪子氏は、日本再生をテーマに掲げ、テクノロジー、アート、デザインといったジャンルの枠にとらわれず様々なメディアで活動を繰り広げている。常に新しい刺激とおもしろさを生み出す猪子氏が「日本文化」を見つめ続けるのは何故だろうか。そして日本文化とテクノロジーが織りなす活動から見えてくる「日本」とは何だろうか。猪子氏と三潴氏とともに、日本文化の特異性を再考しながら、日本だからこそできるおもしろいことを見つけていく。


Information

連続対談「日本再再再発見」
http://www.aoyamabc.co.jp/culture/rerere-japan-discover/

日程 2011年11月5日(土) 18:00~20:00(開場17:30~)
出演 猪子寿之(チームラボ株式会社代表)×三潴末雄
会場 青山ブックセンター本店・カルチャーサロン青山
定員 120名様
料金:1回 2,625円(税込)
申込方法は、公式サイトにてご確認ください。

Profile

猪子 寿之(いのこ としゆき)
チームラボ株式会社代表

徳島出身。01年東京大学工学部計数工学科卒業と同時にチームラボ創業、代表取締役に就任。
チームラボは、プログラマ、ロボットエンジニア、数学者、建築家、webデザイナー、グラフィックデザイナー、CGアニメーター、編集者など、情報化社会のさまざまなものづくりのスペシャリストから構成をされている「ウルトラテクノロジスト集団」。日本再生を掲げ、テクノロジー・アート・デザインの境界線を曖昧にしながら、WEBからインスタレーション、ビデオアートなど、メディアを越えて活動中。

【主な実績】
『花紅』他作品でミラノサローネ(07)に参加。
『花と屍(08)』を仏ルーヴル宮内 国立装飾美術館で発表。
奈良平城遷都1300年記念映像作品「ICONO- NARASIA」を発表(10)。
『百年海図巻』と『チームラボハンガー』が文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品(11)に選出。
カイカイキキギャラリー台北で個展『生きる』開催(11)。
『生命は生命の力で生きている』を第54回ヴェネツィア・ビエンナーレ関連企画展『Future Pass』をはじめ、香港やスイスのアートフェアなどに出展(11)。

チームラボ 作品紹介: http://www.team-lab.net
チームラボ 会社案内: http://www.team-lab.com


三潴 末雄(みづま すえお)
ミヅマアートギャラリー東京、北京 ディレクター

東京生まれ。成城大学文芸学部卒業
1980年代からギャラリー活動を開始、1994年ミヅマアートギャラリーを青山に開廊。2000年からその活動の幅を海外に広げ、インターナショナルなアートフェアに積極的に参加。
日本、アジアの若手作家を中心にその育成、発掘、紹介をし続けている。また、アジアにおけるコンテンポラリーアートマーケットの更なる発展と拡大のため、2008年に北京にMizuma & One Galleryを開廊。2009年市谷田町にミヅマアートギャラリーを移転、引き続き毒と批評精神溢れた作家を世界に紹介している。会田誠、山口晃、O JUNなどの作家を輩出している。

【主な展覧会企画歴】
2005- NY、ロンドン、香港、台北などで展覧会を多数企画
2008  Off the Rails、北京
2010  TOKYO DESIGNERS WEEK2010 TDW-ART「ジャラパゴス展」、東京
2011  「ジパング展」、東京、大阪、京都

ミヅマアートギャラリー公式サイト: http://mizuma-art.co.jp