Youta Matsuoka / JONJON GREENによる個展「バグビジョン」が8月6日から14日にかけて、高円寺AMPcafeにて開催される。

Youta Matsuokaは曲線から派生するアブストラクトな形状のビジュアルを徹底し、グラフィカルで流動的な模様を描くペインターだ。
毒のある強烈なビジュアルから、うっとりする程美しい世界までを多様な表現方法で描く。

本展では、同じような体験を促す数十枚の写真作品や、東日本大震災とその余波を受け、より直接的なテーマのもと制作された「VAGUE HERO」シリーズなどが揃う。どれも魅力的なビジュアルと問いをもつ作品ばかりだ。
オープニング・クロージングパーティー、展示会初日のトークショウに加えて、期間中にまだイベントが予定されているようだが、詳細は後日公開のようだ。

毎日のように並列的に浴びる、多様で多次元な情報。その中でこれまで蔓延してきた常識の欺瞞が見え隠れし、ときに全く逆の真実が暴かれさえする。
Youta MatsuokaがJONJON GREENとしての活動を経てたどり着いた現時点での境地。是非とも期待したい。



Information

Youta Matsuoka solo exhibition 【バグビジョン】
http://www.koenji-high.com/ampcafe/archives/5068

会期:2011年8月6日(土)〜14日(日)
   17:00〜23:30
   ※土日

会場:高円寺AMPcafe(東京都杉並区高円寺南4-30-1

Profile


Youta Matsuoka / JONJON GREEN
http://jongreen.blog.shinobi.jp/Category/6/

ビートカルチャー、グラフィティカルチャーといったストリートと密接した文化と、ヒッピーカルチャーやパンクといったカウンターカルチャーに影響を受け育ち、2004年よりライブペイントを中心とした活動を開始。
曲線から派生するアブストラクトな形状のビジュアルを徹底し、グラフィカルで流動的な模様を描く。

その一方でアクリル板上にシルクスクリーンでグラフィックを落とし込み、「現実的非現実感」を架空の惑星の物語として表現したPLANET STORYシリーズの発表など、ペインターとしての枠を飛び出し様々な表現方法でアンダーグラウンドとオーバーグラウンドにおいて、多様な作品を発表し続ける。
最近では ブレ を感じさせるギザギザ模様と ブラッシュ と呼ばれる髪の毛のような模様で目眩を誘うビジュアルを表現。
またマンガからインスピレーションを受けた平面作品では現代の不安定感、目まぐるしく移り変わる現代的景色を表現した作品を発表している。

毒のある強烈なビジュアルからうっとりする程美しい世界までを多様な表現方法で描く稀な奇才であり、POP&MADという見地から現代を見つめ作品を創りつづけ、表現方法によって展開する様々なシリーズは増殖、展開を繰り返す。