作曲家・平本正宏が主宰する音楽レーベルTekna TOKYOのファーストライブイベントが6月30日六本木スーパーデラックスにて開催される。

Tekna TOKYOは今年1月に設立された新しい音楽レーベル。
平本は2006年より写真家篠山紀信制作の映像作品digi+KISHINの音楽を担当しており、変わり続ける東京という街から先鋭的な音楽、その音楽にまつわるアートやイベントを届けていけないか、という思いからレーベルを設立。

レーベル初イベントとなる今回は、4月27日にリリースされた平本正宏のファーストアルバム「TOKYO nude」を映画監督ヤング・ポールと平本の共作でオーディオビジュアル・コンサートとして発表、電子音とHD映像を2面使用した横長の映像のライブになる予定だ。

また、彼が音楽を担当している「digi+KISHIN」のために書き下ろした音楽をボーカル、チェロ、ギター、ラップトップ×2というバンド編成で演奏する「Live digi+KISHIN sound」と題されたライブも行われる。

気鋭の音楽レーベル「Tekna TOKYO」の初イベントということで要注目だ。





Information

Tekna TOKYO cyclone 1
「TOKYO nude audiovisual piece / Live digi+KISHIN sound」

http://www.super-deluxe.com/2011/6/30

日時:2011年6月30日19:00開場 20:00開演 21:30終演予定
会場:SuperDeluxe(http://www.super-deluxe.com/)
料金 : 予約2500円 / 当日2800円 (1D付)
出演:平本正宏、LOVE LOVE BAND(権頭真由、大和田俊、関口将史、中村大史、平本正宏)
映像:digi+KISHIN(「小島可奈子」「小林恵美」「庄司ゆうこ」「月船さらら」)、ヤング・ポール
DJ:荏開津広
主催/企画:Tekna TOKYO http://teknatokyo.com/
協力:篠山紀信事務所、小学館、ABeBe、五社プロダクション、サンズエンタテインメント、N&S PROMOTION

※開場から開演までの1時間をDJタイムとし、荏開津広が様々な音楽をプレイ。
開場直後からTekna TOKYO Cyclone 1がスタートする。

Tekna TOKYO

作曲家平本正宏が主宰する音楽レーベル。
Teknaはギリシア語で「子供たち、そこで生まれた者たち」を意味し、もともとtikto(生む)という言葉から発生した語。これと同じ語源の言葉techneがあり、こちらは現代語のテクニック(技術)の起源となっている。東京は、欧米や中国の都市と異なり、完全な計画に従って設計されたわけではなく、むしろアクシデントによって自然発生的に、またその時々の最新の技術を使用して、破壊と再生を繰り返してきた歴史がある。それを踏まえ、東京で生まれた音楽を提供するレーベルとして、“Tekna TOKYO”を設立した。
http://teknatokyo.com/

Masahiro Hiramoto “TOKYO nude”(TT001)
以下より視聴可能
http://teknatokyo.com/disk


profile

平本正宏(ひらもとまさひろ)
作曲家。Tekna TOKYO主宰。
1983年東京生まれ。
東京藝術大学大学院音楽研究科修了。
多種多様な電子音響、ノイズを素材とした音楽活動を展開する。2006年より写真家篠山紀信が制作する映像作品digi+KISHINの音楽を担当。digi+KISHIN DVD「クライハダカ」、「月船さらら」他、シネマライズでの篠山紀信とのコラボレーション・コンサートも行った。また、ダンスカンパニーNoism主宰の金森穣によるダンス作品や映画監督天願大介の演出・脚本による演劇作品など、多くの舞台作品に音楽を提供している。2004年に音楽を担当したNoism「SHIKAKU」は舞台、音楽共に絶賛され伝説の作品となっている。2010年、トーキョーワンダーサイト本郷で開催されたExperimental Sound, Art & Performance Festival 2009に入選し、「TOKYO nude」(movement)を発表、高い評価を得る。2011年、レーベル「Tekna TOKYO」を立ち上げ、今後精力的なリリースを予定している。2006年、早稲田大学理工学術院創造理工学部建築学科において3回にわたり「空間と音楽」と題した講義を行う。現在、digi+KISHIN DVD最新作のサウンドトラックを作曲中。