PROMOTION

Newsletter

  • NEWSLETTER Register to recieve our newsletter.
    毎月1回、CBCNETの更新情報やニュース、今後プロジェクトなどについて配信しています。
    解除/Delete?
    JAPANESE
    ENGLISH

DETAILS

rtr08_thumb.jpg
rtr vol.008 Communication
http://www.rtrj.com/

FAXMACHINE
FAXMACHINE参加アーティスト
ROLLINGTHUNDER
zakky(野良猫ロックス)
koichiro takesue
TAKESHI YONEMOCHI
かえる先生
stilllife


Posted at : March 22, 2006

rtr vol.008

rtr08_01.jpg

rtr vol.008 Communication

CBCNETでもインタビューしたビジュアルフリーマガジン「rtr」のVOL.008がリリースされた。今回は「Communication」というテーマでFAXMACHINEというプロジェクトのメンバーが参加している。FAXMACHINEは、個々に活動しているグラフィックアーティスト6人がFacsimileで作品を作る企画であり、昨年より始動している。ファックスを使って作品を送り合い、描き加えて、また他の人に送るというプロセスを経て出来た作品たちである。元々モノクロであるため、そのままを今回のrtrにて掲載している。ただファックス番号だけは塗り潰されている。
また後半にはアーティストGURA氏の作品も掲載されている。
rtrはBEAMST、STUSSY, DIESELなどのショップやその他カフェなどで配布されている。(rtr配布先一覧)


以下本誌より抜粋:
【今、世の中にはコミュニケーションによって生まれた素晴らしい作品・アートワークが数多くあります。表現において最終的な作業の段階は「個」によるところが大きいですが、その新しい表現を生み出すきっかけになったもの、生み出す過程には他者との交流(それは人と人に限らず、自然や宗教、あるいは建築物や書籍、絵画との接触かもしれません。)があるのではないでしょうか。 私たちは「FAXMACHINE(ファックスマシーン)」というエキシビジョンプロジェクトに出会いました。日常生活の中で電話に続き、距離的に隔絶された誰かと意思の伝達を可能にしてくれたFAXという端末を利用し、アーティスト6名の間をアートワークが巡回していく。各々が自由に解釈し、分解・再構築していくというものでした。そこには「次に FAXを流す相手はどうしてくるだろうか」「(他のアーティストに対し)自分がどういったことをするか」など、仕上がったアートワークからは手探りながら実際交わされたであろう言葉以上のやりとりが感じられました。そしてその会話ではないこのやりとりは今日も街の雑踏で繰り返されている(であろう)グラフィティライターたちの「それ」、またグラフィティの社会に対してのコミュニケーションにも根底に同質のものが流れているのではないでしょうか。このどこか人間的で単なる遊びの範疇で終わらないクリエイティブがそこにありました。創作活動にコミュニケーションを具体的に目に見える形で取り込んだ一つの成果が、今回のrtrに結実したと思います。 】
(文:rtr発行人 山森 晋平)



rtr08_02.jpg

rtr08_03.jpg

rtr08_04.jpg
上:FAXMACHINEによる作品

rtr08_05.jpg
GURA氏の作品

rtr08_06.jpg

rtr08_07.jpg
配布を待つrtr。今では発行数は数千部となっている。これでも1/4程度。

rtr08_08.jpg
rtr08_09.jpg
ミームマシンギャラリ-にて行われたエキジビション。写真はオープニングの模様。