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Hiroki Tsukuda

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Hiroki Tsukuda
佃弘樹

URL:http://www.tsukudahiroki.com/
http://www.unnon-web.com/
FROM:香川県高松市出身、現在:東京都町田市
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[ Profile ]
こんにちわ。僕の名前は佃弘樹です。1978年に香川県高松市に誕生しました。 武蔵野美術大学映像学科を卒業後、広瀬晋とデザインユニットNANを結成し活動を始めました。2002年のことです。その頃は、主に SIMmagazineやSALmagazine等のグラフィックカルチャー誌へ作品を掲載させてもらったりしていました。その後、BEAMS Tでの個展やNWBA、渋谷PARCOでのMARVEL FAN CLUB展に参加し平面以外にも映像や立体等、いろんな手法で自分の世界観を表現していました。2003年のことです。
2004年の初め、制作速度の差や意識の違いの為、共同作業から個人作業に切り替えました。その頃から個人名義で活動するようになりました。安藤悟史、 大月壮と共にファッションブランドUNNONを作ったのもこの頃でした。音楽も作っていた僕は木村悠介とVOID VILLAGE名義でCDを発売しました。(どこの店頭に並んでいるのか知りませんが注文すれば買えるはずです)その後、青山にあったCPFで個展、 CET04には広岡毅氏、黒川知希氏と共に参加しました。後にこの二人はUNNONに加わることになります。
んで2005年、いろいろやってきたけどやっぱり絵を描くのが一番好きだなぁと思い、仕事の合間に大作の制作に着手。完成は未定です。
僕の作品の特徴はすべて一つの世界観からなっているということだと思います。僕の頭の中には一つの世界があって僕の作る作品と呼べるものはすべてその世界を表現したものです。僕がよく描くランドスケープやクリーチャーたちはすべてその世界の風景、住人だったりします。
もちろん僕自身いろいろなものに影響を受けたりして、その世界もどんどん変容していきます。実際自分の過去の作品を見て、これはまだアリだなっていうのと、これはもうねぇな~っていうのがあります。アリなものはまだ僕の世界の中で生き続け、無しなものは何処か遥か彼方に消えています。空想の墓場とでもいいましょうか。でも、この墓場をたまに掘り起こすのも楽しかったりします。
去年、実家に帰った時に中学の時に描いた絵が出てきました。隕石がたくさん降っていて、まっ黄色の地面に黒いネガポジ反転した城が半分沈んでいる絵でした。裏を見るとコメントのところに、地球はいつかめつぼうすると書いてありました。このセンスは永久に墓場にあって欲しいものです。
そんな感じですが仕事では音楽関係、ファッション関係等、その仕事の色やクライアントの要望に添って、一つの世界から生まれてきたものとはいえ使い分けているつもりです。

技法的な面での特徴は、ほとんどの作品がハンドドローイングがベースになっているということです。手で描く作業は、考えていることを自分の体で直接表現しやすいので僕にとっては重要なことです。ライブペインティング等に楽しみを感じるのもそれが原因だと思います。ていうか、単に機械が苦手だけなのかもしれません。作品の雰囲気からなのか、機械が苦手と言うと、よく人から意外だと驚かれますが、僕は機械のフォルムや質感に対する好奇心が強いだけで中のシステムや性能には、全くと言っていいほど興味がありません。後、建築的なグラフィックの場合もそうですが、建築は習ったことがありません。数学は一番苦手でした。

[PROJECT INVOLVED]
現在継続的に関わっているプロジェクトは上にも挙げたファッションブランドのUNNONです。UNNONはグラフィック担当4人とそれ以外の全て担当1人という、あり得ないバランスから成り立っています。でも他のどのブランドにもない様なこのバランスから生まれてくるものは、他のどのブランドにもない様な雰囲気を出していると思います。
しかし面白いことですが一見、服とグラフィックは強く結びついているようでそうでもないのです。現にエネルギーを多く注いだグラフィックを服に載せても全然服としてカッコ良くなりません。逆に引き算的な考えを持って挑むと良いものができたりします。そのバランスをとるのが面白いので、これからも服作りはやっていきたいと思います。

[Favorite ]
シドミードやマグリット、水木しげる等から受けた影響は計り知れないです。他にも小さい頃からよく美術館に連れて行ってもらっていたので僕のルーツはその頃から形成されていたのだと思います。7才の時に行ったつくば万博も衝撃的でした。2001年にそのときの自分から手紙が届いたのですが、面白かったので紹介します(こちら)。とりあえず一つ言えることは、エディトリアルの才能は無かったということでしょうか。
横山裕一、逆柱いみり、ジムウードリング、彼らのマンガは大好きです。次にマンガを描く機会があれば、あんなマンガを描いてみたいです。
映画ではここ数年ではデビットリンチのマルホランドドライブが一番面白かったです。でも次のスターウォーズも楽しみです。

th_03.jpg TERMINAL

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th_05.jpg ARTWORK FOR GARCIA MARQUEZ

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th_09.jpg Exhibition at BEAMST / MARVEL FAN CLUB展