情報デザイン学科10周年記念論集『創造性の宇宙』[Category:TEST]
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写真家、評論家として活躍する港千尋と、グラフィックデザイナーの永原康史。ともに多摩美術大学情報デザイン学科教授である二人が監修者となって、情報デザイン学科10周年記念論集『創造性の宇宙』をまとめた。
「情報デザイン」は、インタラクションデザイン、メディアアートを軸に、新たな表現を開拓する分野として、アートはもとより広告の世界でも注目を集めている。
監修者2名に加え、同学科教授である高橋史郎、久保田晃弘、須永剛司さらに伊藤俊治、四方幸子、ジョン前田など、蒼々たる顔ぶれの総勢12名が独自の情報デザイン論を執筆。各人が「宇宙」というテーマを軸に創世記、イスラム建築、天体写真、生態心理学、インタラクション、囲碁、オープン・クリエーション、ハイブリッドスペース、デジタル・クラフト、情報宇宙図など、多様な切り口から情報デザインを論じている。
これらの論考から、情報デザインの次の10年が浮かび上がってくるかもしれない。
『創造性の宇宙——創世記から情報空間へ』
天地創造図、囲碁の宇宙観から、宇宙を体感するメディアアート、そしてネットワーク空間で増殖する創造まで…。宇宙が育む想像力と創造性について考察し、新たな表現を探る。多摩美術大学情報デザイン学科10周年記念論集。
B6判 256頁 2008.10刊行 1,890円(税込)
<監修者プロフィール>
港 千尋
写真家、評論家。多摩美術大学情報デザイン学科教授。主な写真集に『波と耳飾り』、『明日、広場で』(以上新潮社)、『瞬間の山』、『文字の母たち』(以上インスクリプト)など、著作は『群衆論』(ちくま学芸文庫)、『注視者の日記』(みすず書房)、『予兆としての写真』(岩波書店)、『記憶』(講談社)ほか多数。新刊として『レヴィ=ストロースの庭』(NTT出版、11月刊)他が予定されている。永原康史
グラフィックデザイナー。多摩美術大学情報デザイン学科教授。国際タイポグラフィ協会会員。主な著書に『デザイン・ウィズ・コンピュータ』 (エムディエヌコーポレーション)、『日本語のデザイン』 (美術出版社)、『デザイン言語』(共著・慶應義塾大学出版会)などがある。[ DATE : November 20, 2008 ]
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