لطيف لمقابلتك
こんにちわ。しみずと申します。
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ご存知ない方も大勢いらっしゃるかと思うので自己紹介をすると、私は2004年からイメージソース/ノングリッドという会社で進行管理やらプログラマーやらいろいろやっているうちに「テクニカルディレクター」と名乗り始めて、いろいろなインタラクティブなものを作るようになり、今年の6月くらいにPARTYという会社を立ち上げたばかりの35歳である。
もともと私は、わりと文章を書くのが好きで、学生の頃なんかはライターになりたいと思っていたくらいである。3秒くらいそう思っていた。
例によってTwitterみたいなものばかりやっていて、連載くらいしかまとめて文章を書くような機会がなかったので、ブログみたいなものをまたつくらないとなあと思っていた。
しかし、めんどくさい。デザインするのも大変だし、Movable Typeのテンプレをコーディングしてタグ埋めたりとか、自分のブログをつくるくらいのことでそんなめんどくさいことをするエネルギーがない。
そもそも、私はルーティーンワークが好きなのである。若い頃は雑誌のデザインアシスタントとかをやっていたが、寿司の写真1,000貫切り抜きとか、そういうものを2日2晩くらいでこなすのがとても好きだった。
途中でクリッピングパスの順番を時計回りから反時計回りに変えてみたり、などということはせず、すべて時計回りで切り抜く。
単純作業をやっていて、どんどん脳や手が慣れていって身体の一部になっていく感じが好きである。
そういうのはあまりめんどくさくない。今からでも寿司を切り抜きたい。仕事を頂けているので贅沢な話だが、打ち合わせにもプレゼンにも行かず、プログラムも書かずに寿司を切り抜いて1日を過ごせたらどんなに幸せだろう。
切り抜きたい。時計回りで切り抜き続けたい。
もちろん、今の仕事でも切り抜き作業が発生することはある。企画書のカンプを自分でつくるような場合、ちょこちょこ切り抜かなければならないことがある。
けどちょっと違う。本当は、寿司のような、だいたい同じような形状をしたものを切り抜き続けたい。
切り抜いて切り抜いて切り抜いて、やっと見える何かがあるはずだ。
つまり何が言いたいかというと、デザインしたりコードを書いたりMovable Typeのテンプレを作ったりするのはあんまりルーティーンワークではなくて、頭を使わなくてはならないので、なかなか手をつけられないのである。
だから、CBCの栗田さんからお誘い頂いて、憧れのCBCでブログを書かせて頂けることになったのは非常に幸いだった。これは非常に楽だ。しかもCBCだ。
CBCといったら、我々WEBっ子の間では憧れそのものである。
flashをやり始めてこの業界への就職活動を始めた頃、「EIGHT THE PROJECT」とか超憧れて、flash8が発売されたときに、参加されていた皆様の講演を六本木ヒルズに聞きに行っていたものである。
そのときに、栗田さんを初めて見て、「うひゃー本物だ。リュック背負ってるよ」とか思ったものである。
そんなCBCだ。
そんなCBCに入っているブログで、どうでもいいことを書くわけにはいかない。
しかし、だからこそ私はどうでもいいことを書こうと思う。
雑誌とかに何か書かせて頂く場合、本当にどうでもいいことを書くわけにはいかないので、意外にちゃんと起承転結とかを考えて書くのだが、それはもうそこで十分だ。
文字数制限が特にない世界だから、どうでもいいことを書きたい。
そもそもTwitterの140文字も、雑誌記事の文字制限も、時として文字を削ったりとかいろいろしなくてはならないフォーマットだ。
ブログはたぶんそういう意味で特に制限はない。
この仕事を始めてからというものの、どうでもいいことの塊を精錬していくと、いろいろ素敵なものを見つけることができることを知った。
だからきっと、ここは1つの精錬の場となれば良いんだと思う。
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そんなわけで、「どうでもいいことを書く」ということをテーマにして、ブログを始めようと思います。今後とも宜しくお願い致します。