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Q:まず西田さんの簡単なバックグラウンド、WEBデザインをはじめたきっかけなどを
教えてください。
学生の頃ガラス工芸やってたんですけども、事故に遇いまして、
右手が不自由になってしまい...パソコンを始めました。20歳の春でした。
Q:現在の主な活動内容について教えてください。
また代表的なプロジェクトや作品等ありましたご紹介ください
フリーランスデザイナーとしてwebを中心に活動しています。RAKU-GAKI.COMを中心にプライベートの作品制作から、コラボレーション、お仕事に至るまで色々やっております。
http://www.nhk.or.jp/dig/monomania/
「Monochrome Circus」
NHK Osaka [dig] team(http://www.nhk.or.jp/dig/)さんとのコラボです。
モノクロームサーカスという京都を中心に結成され、世界を舞台に活躍するダンスカンパニーの特集です。
http://www.sss.to/cover/
「COVER」
快的(http://www.kitk.org/)、sss(http://www.sss.to/)のshinziさん、
*designbodega(http://www.designbodega.net/)のmakiさんに誘って頂きました。
みんなでペタペタッと何気グラフィコを貼り付けています。
http://www.naph.tv/
「Naphthalene」
テレビ犬(金田功一)さん主催のナフタリンデザイナーユニットに参加してます。ちょくちょくお仕事御一緒させて頂いています。
Q:RAKU-GAKI.comでは誰も見たことのないような空間の使い方で新たな可能性が見えた気がしました。
そのRAKU-GAKI.comのコンセプトや製作の背景やスタイルなど聞かせてください。
RAKU-GAKI.COMはページをめくるという感覚では無く、体験して行くという感覚を味わえたらと思い制作しました。
バックを動く柱を彫刻と考え、その彫刻を色々な方向から眺める事で、そこに様々な表情が生まれると考えて制作しています。
彫刻を見る時、彫刻の周りを動き色々な方向から見る事で様々な光の加減や角度が生まれ、そこにそれぞれの表情が生まれます。その状況をRAKU-GAKI.COMではバックの柱を動かす事で演出してみたのです。柱が動き止まった後に出て来るグラフィックはその部分での彫刻の表情といった具合です。
空間を使っているのは、僕自身がその世界に行ってみたいと思っているからです。RAKU-GAKI.COMの中に世界を存在させ、そこに居たいのです。その気持ちが空間演出に繋がっているように思います。また、グラフィックを世界の一部分として空間的に見せる事で、見るグラフィックから、存在するグラフィックに出来る事を目指しています。
Q:影響を受けた人やリスペクトする方はいらっしゃいますか。
また好きなデザイナーやサイトは。
映像作家さんで丹修一さんという方がいらっしゃるんですが、この方の影響を一番受けたかもしれません。高校の頃に初めて丹さんの作品に出会い、今でもいつも丹さんの作品を楽しみにしています。何といいましょうか、動いてるけど、静かなんです。動く事で余計に静的な部分が際立っているような...そういう所に何だかとてもひかれます。
Q:インスピレーションはどのようなものから得ますか。
また日々の生活で大事にしていることや欠かせないものなどありますか。
最近は外の景色とか見てると、何となくそこに色々感じます。多分状況の変化という所にインスピレーションを感じていて、風が吹く瞬間とか、光が差す瞬間とかそういう所にドキッとするみたいです。
欠かせないというより、人とお話する事を最近大切に思います。前よりも、ずっと人とちゃんと向き合ってみたいと思ってる気がします。回りくどい会話よりも、もっとストンと向き合える。そんな感じを大切に思うようになりました。
Q:WEBデザインが大きなビジネスになりその中でデザインやクリエイティビティの共有が広がっています。
真似が容易になり、同じようなデザインがよく見かけるようになってもいます。
その一方開拓をし続ける人ももちろんいます。
WEBデザインやWEB上のコミュニケーションはどのような方向に向かっていってほしいと思いますか。
その可能性や問題など軽く今感じるところなどあれば聞かせてください。
確かに似たようなデザインが溢れています。でも、それはそれを作った人の何かの過程であると思ってるので、あんまし気にしてません。真似してて、それで満足し切ってる人は本当は居ないはずと思っています。色々真似していく間に自分のオリジナリティーに気付くけたら幸せですよね。と、言いつつ僕もまだまだ模索中です。世の中厳しいです。
向かって欲しい方向性を特に考えているわけでは無いのですが、WEBというものを、もっとWEB以外の業界の人達と一緒にモノを作っていける媒体にして行きたいです。現状を見ているとWEBの業界の中だけで物事が回っている感じが大きい気がしており、少々閉息感を感じます。ゲーム業界やアニメーション業界、音楽業界やアート業界。そんな感じでもっと他の分野の人達と関わってWEBの枠を広げて行けたらいいのになと思っています。
Q:西田さんにとってクリエイティビティとはどのようなものでしょう?
自分が体験した事の無い事を作り上げる事がクリエイティブかなって思います。
作り手の場合それを体験する為につくっているのではないかと。。。
でも、完全に体験した事のないものを作り上げる事が出来ないので、作ったら、また作る。
みたいな。。。
Q:今後の新しいプロジェクトや活動また野望などありましたらお願いします。
WEBの向かって欲しい方向でちょっと書きましたが、他の分野の方々と一緒にプロジェクトを進めています。みんなで1つの大きなものを制作中です。今の所WEBの人間は今の所僕だけみたいですが、そのプロジェクトのサイトも制作中なのでお楽しみに。
Q:では最後に一言お願いします。
日々是精進。ありがとうございます。
ご協力ありがとうございました!
Q:Could you tell me you brief background
and why you started doing web design.
Koji Nishida: When I was a student, I was doing glass craft but
I had an accident which made my right hand disabled. So, I started useing computer.
This happen when I was 20 years old.
Q:What do you do now? Could you tell me your recent projects?
KN: I do freelance, mainly in web design. I do RAKU-GAKI.COM and collaboration,
client work as well. Here are few of my recent work.
"Monochrome Circus"
http://www.nhk.or.jp/dig/monomania/
This is a collaboration with NHK Osaka [dig] team(http://www.nhk.or.jp/dig/)
It's a web for a dance company which got together in Kyoto and goes world wide.
"COVER"
http://www.sss.to/cover/
This is a collaboration with shinzi from kitk(http://www.kitk.org/)、sss(http://www.sss.to/)
and
maki from *designbodega(http://www.designbodega.net/).
Everyones just pastieing graphics just as they fill like.
"Naphthalene"
http://www.naph.tv/
A designer unit with Kouichi Kaneda. We do some work together now and then.
Q:At RAKU-GAKI.COM you could see how you use the space unique
and the originality you have.What's the concept in the website? Any stories to
tell?
KN: RAKU-GAKI.COM was made not like you flip the pages. It's
for you to experience. The pillar that moves in the back is a statue, and to look
at it in different angle I thought there will be a varios atmosphere to it. When
you look at a statue, in reality, it gives a different impression when you look
at a different angle because of the light and the effect of the surroundings.
So I try to do that in RAKU-GAKI.COM.
I try to make a space that makes me feel that I want to go there. Making a world
inside of RAKU-GAKI.COM and I want to go there. I think that makes me to be aware
of the space. And also I try to show the graphic within the space so that it will
be more than a graphic to look at, to be a graphic that 'exists'.
Q:Any designer that you respect and got influenced by?
KN: A motion director called Shuichi Tan gave me a big influence.
I saw his work when I was in highschool and I still look foward to his next one.
I don't know how to say it, it's moving but it's really calm. It moves but that
makes it more statical. I was fascinated by that.
Q:Where do you get your inspiration and what's important to you
in everyday life?
KN: Recently, I feel alot of thing when I'm just looking outside.
I think I get inspired by the changing of the situation, meaning like when the
wind blows and light comes in.
The important thing to me is, simply communicating with people. I try to talk
straingt than going around.
Q:The web scene has became massive. There's alway people who does
their own way and people who don't.
What do you think of the situation going around now?
KN: Yeah, there is look alike design more. But I think it's the
process of making things. I believe that no one could be happy if they are ripping
somebody off. I think during that process I hope they realize in there own style.
But still I am looking for that too.
Else that, I want the web scene to be more open and wide. Meaning more people
from different fields would come in and create together. I feel today, that it's
just going around the same people, little closed. Getting involved industries
like game, animation, music, and art. I hope I could widen like that.
Q:What's ' Creativity' to
you?
KN: I think to make something that you never experienced before.
I think that people create to experience that.
But you could never make something that you never experienced so , I make and
make and make...something like that, I guess.
Q:Any last words?
KN: One step everyday. Thankyou very much.