情報テクノロジーを用いたメディアアートなど先端表現のための教育機関である情報科学芸術大学院大学と国際情報科学芸術アカデミー(総称:IAMAS)の卒業生修了研究発表会および卒業制作展が2月28日から3月2日の4日間に渡って開催されました。CBCNETスタッフも岐阜まで見に行ってきましたので簡単なフォトレポートをお届けします。
情報テクノロジーが発達し、街の中でもユニークな情報デザインやインターフェイスが見られることが多くなり、リアルとの連動などはウェブ業界も注目している分野になっています。様々な可能性を追いつつ、作品の完成度も高い展示内容となっていました。
展示作品からいくつかご紹介。作品の詳細は⇒こちらにもあります。
IAMAS 2008
http://exhibit.iamas.ac.jp/
CBCNET - IAMAS 2008
http://www.cbc-net.com/article/2008/02/iamas_2008.php
壺中天 by コン・スキョン
「壷中天」という中国の物語をモチーフに作られた作品で、鑑賞者が壷を注ぐと、壷の中の世界がテーブルに流れ出すというもの。
trans-posse(ssion)? by 堀宏行
「所有」をテーマとしたサウンド・インスタレーション。天井から胸の高さあたりに水平に吊られた多数の携帯電話(W-ZERO3)が、相互に通信をしあいながら立体的なサウンドを作るという作品。
balance by 小島一郎
デジタルな情報に質量を与え、映像に重力を感じさせるインタフェースの提案する作品。
3DStroker by 岩田壮史
Wiiリモコンをインタフェースとして使い、3D空間でストロークを描くコンテンツ。
MagicalPen by 小黒麻美
ペンタブレットによって入力した筆圧や軌跡のデータをもとにプログラムでグラフィックを生成する作品。
Dendot by 蛭田直
海中電灯型送信機から光を出し、発光デバイスに当てることにより様々な光のパターンを演出。
sonicode by 林洋介
文字を波形に変換し、音楽を制作する作品。波形はオシロスコープ上にも表示される。
sonicode by 林洋介
Talk Session by 石橋素+真鍋大度
DGN石橋氏とrhizomatiks真鍋氏とのトークショー。
Time-Layer Photography by 五十嵐友子
Time-Layer Photography by 五十嵐友子
任意の時間を有する動画を全フレーム同じ割合で重ねた静止画。液晶ディスプレイで展示されており、写真とは違うアプローチとなっている作品。
Text & Photography by CBCNET