ロンドンを拠点に自身もアーティストとして活動しているYuri Suzuki、Mark McKeagueらによるクリエイティブ&インベンション カンパニー “DENTAKU“が開発したDIYシンセサイザーボード “Ototo”が現在Kickstarterで制作資金を募っている。
“Ototo”はオールインワンの音楽開発キットで、電子工作の知識がなくても自分なりの電子楽器を作ることができる。
まずは以下、Kickstarterでのプロジェクトビデオを見てもらえるとその面白さが伝わるだろう。
Ototoはシンセサイザーであり、オンボードには12のタッチセンシティブなインプット、また様々なセンサーを4つのインプットから入力することができる。伝導性のある素材をOtotoにつなげることによってタッチセンサーのインプットとすることができる。身の回りにあるあらゆるオブジェクトを使って、ユニークが楽器を作ることができるのだ。
またUSBでPCやiOSデバイスに繋ぐことによってMIDIコントローラーとしても使うことができる。
以下はAbletonを使ったデモ。
果たしてどういった楽器や作品が作れるのだろうか?
以下のビデオではこれまで開催されてきたワークショップで、参加者たちによるユニークな作品たちを見ることができる。
Ototoの主の機能は以下。
・12 のコネクター付きタッチキーボード
・4 のセンサーインプット
・オンボードスピーカー、ヘッドフォンアウトプット
・AAバッテリー(単三バッテリ)2つ、もしくはmicro USB接続で稼働
・コーディングの必要は無し
・128 Mbit フラッシュメモリー
またスライダーや光センサーなど7つのセンサーが開発されていて、好きなものをOtotoに接続することができる。
音との新しいインタラクション方法を生むのにはまだ技術的なハードルが高く、より直感的にアイディアを形にする目的でOtotoは開発された。
2013年から開発が進められ、ワークショップなども通じて、数多くのプロトタイプが制作された。以下のビデオでは、開発段階のOtotoのドキュメンテーション。制作背景やOtotoのコンセプトなどが語られている。
そして一般のひとにも使ってもらえるようプロダクション段階に入り、Kickstarterでのキャンペーンがスタートした。現在残すところ9日で86%の達成率、あともう少し!
45ポンド以上からOtotoのキットが手に入る。ぜひ興味あるKicstarterで詳細をチェックして、バッカーになってほしい。