オリンピックを控えるロンドンでは大規模な展示が続々開催されているが、GoogleとScience Museumによる「Web Lab」もそういったなかのひとつ。

2012年7月18日よりGoogleとロンドンのサイエンス・ミュージアムが組み、1年におよぶ展示とウェブサイト「Web Lab」をロンチした。この展示はインターネット上の chromeweblab.comと実際の展示が連動しているというプロジェクト。

5つの実験的なインスタレーション – Universal Orchestra, Data Tracer, Sketchbots, Teleporter, Lab Tag Explorer – があり、それぞれがChromeなどのモダンブラウザが可能にしているウェブ・テクノロジーを利用しており、また実際のサイエンス・ミュージアムに設置されているインスタレーションにぞれぞれが連動している。

オンラインとオフラインで楽器を奏でたり、自分のポートレートをフェイストラッキングし、加工されたものが実際に描かれたり、オンラインユーザーとサイエンスミュージアムの来場者を地図上にマッピングしたり、それぞれのWeb Labは最新の技術を使いながら、コンピューターサイエンスのアイディアを実践している。

また、ユーザーにIDのロゴが生成されたり、展示会場では実際にこの”lab tag”が入っているカードが配布されるなど、細部にわたって洗練されている出来になっている印象だ。現在はBeta版のロンチとなり、今後定期的なアップデートが予定されているという。全体の概要は以下のビデオをご覧いただきたい。

展示自体は2013年の夏まで開催される予定で、入場は無料。
ロンドンに行く際はぜひチェックしたい展示だ。

chromeweblab.com











参考記事:
http://www.sciencemuseum.org.uk/
http://googleblog.blogspot.jp/2012/07/web-lab-magic-of-internet-brought-to.html
http://www.engadget.com/2012/07/18/google-web-lab-uk/