今年も、タイポグラフィのコンペティション『東京TDC賞』の公募が開始された。このコンペティションではタイポグラフィカルなデザイン、タイポグラフィ、タイプディレクション、タイプデザインの領域における作品を募集、広い解釈をもって審査される。

昨年はPhaidon Press(ロンドン)のデザイナー、ソニア・ダヤコヴァが手がけたアートブック「Creamier. Contemporary Art in Culture」がグランプリを受賞。

二年前に新設されたRGB部門ではエヴァン・ロス、クリス・サグリュ、テオ・ワトソン、ジェイミー・ウィルキンソンによるプロジェクト、Graffiti Markup Language(GML)が受賞している。

昨年、GMLという「形式」が受賞したことはある種の驚きがあった。(以下ビデオはGMLの解説ビデオ)



その他、過去の受賞作品はウェブサイトで見ることができる。http://tdctokyo.org/jpn/?post_type=award

募集カテゴリーは小型グラフィック、エディトリアル・ブックデザイン、タイプデザイン、トライアル、RGB部門など計10種類。

選考委員にはTDC賞運営委員、ゲスト審査員、タイプデザイン部門特別審査員、RGB部門審査員となっており、青木克憲、浅葉克己、北川一成、佐藤可士和、佐藤卓、松本弦人、他、蒼々たる顔ぶれとなっている。
RGB部門はexonemo・川村真司・田中良治・中村至男・中村勇吾が審査委員となっている。

RGB部門およびタイプデザイン部門については過去2年の間の作品の応募が可能。その他のカテゴリーは昨年9月から応募までに発表または制作された作品となっている。

受賞、ノミネート作品および入選作品の中で得点の高かった作品は、2012年4月にギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催されるTDC展にて展示予定。

RGB部門受付締切は2011年10月21日、郵送作品受付締切は10月28日(金)まで。

CBCNET的には特にRGB部門に期待!
ぜひこの機会を逃さないように。

詳しい応募要項は公式サイトにて。

Information

「東京TDC賞 2012」
http://tdctokyo.org/jpn/?page_id=568

<応募締切>
RGB部門受付締切:2011年10月21日(金)
RGB部門以外の郵送作品受付締切:10月28日(金)
RGB部門以外の作品直接搬入日:11月7日(月)
*東京デザインセンターB2F「ガレリアホール」

・資格不問。RGB部門およびタイプデザイン部門については過去2年の間の作品も可。
その他のカテゴリーは昨年9月から応募までに発表または制作された作品をご応募ください。

<カテゴリー>
1)小型グラフィック(CDジャケットはこちらに含む)
2)エディトリアル・ブックデザイン
3)タイプデザイン
4)マーク&ロゴタイプ/コーポレートステーショナリー
5)サイン&ディスプレイ/パッケージ
6)ポスター
7)新聞広告・雑誌広告
8)広告キャンペーン(TVCF単体の応募も含む)
9)トライアル(従来のカテゴリーに入らない作品や複製不可能な作品)
10)RGB部門(ディスプレイ/モニターに表示することを前提に制作された作品。)
*これまでのインタラクティブデザイン部門(Webデザインを含む)、
映像部門(TVCFを除く)はこの部門に。今年からスマートフォンや
タブレット型コンピューター、関連のソフトフェアも対象に。

<受賞作品>
グランプリ:1作品
TDC賞:5作品
タイプデザイン賞:1作品
ブックデザイン賞:1作品
RGB賞:1作品
特別賞:1〜数作品

*入選作品=受賞作品以外で、年鑑に掲載される全ての作品を呼ぶ。
*ノミネート=入選作品の中で賞候補となった作品を特別に呼ぶ。

<賞状と賞金>
受賞作品には、賞金(グランプリ=20万円、その他の賞=10万円)、
および賞状を授賞式において授与。