インタラクションデザイナー平原 真によるバーチャルネイチャーアプリ「Flowerium.」がリリースされた。

「Flowerium.」は画面の中に仮装の生態系を作り出すアプリケーション。

画面に触れると種が蒔かれ、地面に落ちて芽が出てくる。
植物は日光を浴びて育つので、他の植物の影になっていると枯れてしまう。

順調に成長すると花が咲く。気に入った花はタッチすれば、名前をつけて保存する事が可能。
保存した花はLibraryから見る事ができ、種を蒔く事もできる。

花が咲いている時に十分な栄養があると、親の遺伝子を受け継いだ種が出来ます。もし他の植物の花が咲いていたら、交配が起きて両方の性質を遺伝する。

どんどん育ってどんどん枯れていく一連の流れは、見ている側を飽きさせずに見たことのない花の登場を期待させてくれる。
種の置き換えルールが突然変異によって変わることもあるらしく、ユーザー毎に自分だけの花を見つけることも出来るかもしれない。


植物が育っていく描写にはL-systemという自然物の構造を記述・表現できるアルゴリズムを採用。こちらのブログに制作の過程が記されている。また開発にはopenFrameworksを利用している。


Information

Flowerium.
App store : http://itunes.apple.com/jp/app/flowerium./id452512549

http://hrhrblog.blogspot.com/p/flowerium.html

Profile


平原 真 (Makoto Hirahara)
東京を拠点に活動するインタラクションデザイナー。ソフト・ハードを横断して物事の関係性をテーマに制作を行う。クリエイターグループ MONGOOSE STUDIOに参加。
http://hrhrblog.blogspot.com/