「メディア芸術」ってよくわからない。

2月に開催された『メディア芸術祭』では7万人を超える来場者となり、大きな話題となったが、皆この言葉への解釈は異なっている印象はないだろうか。

日本のマンガやアニメ、ゲームなども含む「メディア芸術」は近年、国内外問わず注目されているが、主に戦後メディアの上で発展してきた新しいメディアで発展してきたため、日本の古典芸術、西欧の近代芸術に比べられることもなかった。

この「メディア芸術」とはいったいどんな分野なのか、そもそもこれは「芸術」なのか、そもそも「芸術」とは何で、日本の「文化」はどこにあるのか、どこから生まれるのか、といった「そもそも論」をオープンに議論すべく始まったトークイベントが「メディア芸術オープントーク」だ。
今回、東京、沖縄、京都、金沢と展開してきた同企画の最終回が3月12日される。

マンガからアニメへ、アニメからゲームへ、またその反対方向へのベクトルを考えると同時に、およそ50年先行している映画や音楽コンテンツの世界との関係も重要であるということで、最終回である今回は、ゲストにギャガ株式会社代表取締役会長 兼 社長CEO/東京国際映画祭チェアマン・依田巽氏を迎え、こうしたメディアを横断するコンテンツについて藤幡正樹氏との対談などが予定されている

また、第1回 メディア芸術オープントークのレポートが公開されているので、そちらの内容も合わせて読みたいところ。
http://mediag.jp/reports/2010/12/opentalk-1.html

開催は3月12日、会場は六本木アカデミーヒルズとなる。
参加申し込みは公式ウェブから:
http://mediag.jp/events/


Information

第7回メディア芸術オープントーク
「メディア芸術」ってよくわからないぞ 最終回 ー 「メディア芸術」は世代を超える

http://mediag.jp/events/2011/02/6–.html

【日時】
3月12日(土)13:30~17:30(13:00開場)

【会場】
六本木アカデミーヒルズ49 タワーホール(http://www.academyhills.com/aboutus/map.html
定員:300名
【ゲスト】
依田  巽氏 :ギャガ代表取締役会長 兼社長CEO/東京国際映画祭チェアマン
【スピーカー】
島本 浣氏 :京都精華大学芸術学部教授(美術史学)
藤幡 正樹氏 :東京藝術大学大学院映像研究科長・教授/アーティスト)
吉岡 洋氏 :京都大学大学院文学研究科教授(美学・メディア理論)
吉見 俊哉氏 :東京大学大学院情報学環教授(社会学・文化研究)

【プログラム(予定)】
■対談 「映画、音楽から見るメディア芸術」
依田 巽(株式会社ティー ワイ リミテッド 代表取締役会長)
藤幡 正樹(東京藝術大学大学院映像研究科長・教授/アーティスト)

■コア・フェロープレゼンテーション

■「『メディア芸術』は世代を超える」 コア・フェロー トーク


※参加費無料
※参加申込制(当日申込も)
お申込はこちら→http://mediag.jp/events/2011/02/6–.html

主催:メディア芸術コンソーシアム構築事業事務局