「CBCNET Posts」はデザイン・アート・テクノロジー関連とその隙間の事象を少し違った切り口で紹介する情報掲示板です。複数人のエディターで執筆しています。

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Supercargo – 現代におけるカーゴ・カルト(呪物崇拝としての文明模倣)

カーゴ・カルトとは端的にいうと「呪物崇拝としての文明の模倣」のこと。メラネシア(オーストラリアの北側一帯)の現住人は戦闘機に乗って文明の利器を運んできた白人を神様と勘違いして、神様がつかっていた工業製品を石とか木で模倣したり、飛行機の着陸の訓練のマネを儀式として繰り返したそうです。詳しくはWikipediaに

Peter MoosgaardによるSupercargoはそんなカーゴ・カルトの現代版。インターネット上で「カーゴ・カルト的に見える」画像をひたすらTumblrでアーカイブしていくプロジェクト。Supercargo的画像としてはこれとかこれが分かり易いですね。(なぜかガブリエル・オロスコどん兵衛の画像も。)


自分でつくった作品っじゃないってとこが今っぽいなと思うし、画像セレクト/キュレーションのセンスが良く、ユーモアがあって面白いです。こちらのインタビューで「アルス・エレクトロニカって知ってる?あのフェス最近ほんとどんどんくだらなくなってくよね」みたいな感じで語ってるように、このプロジェクトには彼がメディア・アートを学んできて抱いたシーンに対する批判的な態度が反映されているようです。
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Akihiko Taniguchi “essay”シリーズ – 作品の中に入っちゃった谷口くん

谷口暁彦くんのスタディーや作品はいつも素晴らしくて楽しみにしてるのですが、最近アップされてる “essay”シリーズが素敵でご紹介。

対比目線で描く「でっかいブラウザ」”big browswer” や、GIFを仮想ギャラリーに配置して鑑賞できる”GIF 3D GALLERY“など面白いプロジェクトをリリースしてきた谷口くんですが、最近は動画でのリリースが多くなってきて、 “big_browser_2016_test“あたりで突如本人の3Dモデルが登場し、ゲーム世界のような空間に出現し始めました。
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社長がデザインするとこうなる? UBERの新しいロゴの賛否

送迎配車サービスのUber。海外では競合がありつつ、ニューヨークなどアメリカでは多くの人が使っていて、日常に欠かせない移動手段になっていますね。

そんなUBERのアイコンロゴやタイプフェイス、またサイト含めてリ・ブランディングを行ったようです。
見慣れたあの黒と白のシックなアイコンはもう見つかりません。

まあこれが賛否を呼んでいるようで、蓋を開けてみたらUBERのCEOであるTravis Kalanick氏が社内のデザインチームと共にアイデンティティー開発に深く関わっていたようです。(The Verge : Uber CEO Travis Kalanick personally helped design the new logo, and it shows)

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スペインのストリート・アーティスト SpY、最近の作品

おもしろいストリートアートはバンクシーだけじゃない!ということで SpY というスペインのストリート・アーティストを紹介。


サークル状に柵を並べるだけだったり、蓄光塗料で巨大なセンテンスを描いたミューラルだったり、ドラム缶を一直線にならべるだけとか、月を出現させるなんてオラファー・エリアソンみたいなこともやってますね。あとは壁面に無数の監視カメラとりつけたり、このパトカーをラップでぐるぐるにするやつなんか最高ですね。このHOLEってやつはちょっとアニッシュ・カプーアの「世界の起源」を思い起こさせます。

といった感じで、蓄光塗料や監視カメラ、パトカーなどストリート・アートにおいては既に常套化されたアイコンを用いたり、有名な現代アートを想起させるような既視感のあるものも多いけど徹底してシンプルで公共空間に介入していく姿勢はグッと来ますね。

そんな彼のInstagramはストリートで発見した、作品化される前のちょっとしたネタのアーカイブみたいになってて面白いです。オススメ。

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ギャング・オブ・フォー :Apple / Amazon / Facebook / Googleの現状を説明したDLDでのスコット・ギャラウェイさんによるプレゼンテーション ※全編英語です

DLD Conferenceってご存じですか?
自分も数年前にラファエル・ローゼンダールくんがトークしていたのをきっかけに知ったぐらいで、あまり詳しくは無いのですが、TEDのように招待制で、日本だとIVSカンファレンスのようなIT関連の先駆者や有識者から投資関連の方が参加するビジネス&テクノロジーの会合で、アメリカ発かとおもいきやヨーロッパはミュンヘン発のカンファレンスで、ギラギラ感があります。

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インターネットアートの先駆者、ラファエル・ローゼンダールが生んだ世にも美しい「絵画」

続けてarinaです。CBCNETでもおなじみ、NY在住のアーティスト・ラファエル・ローゼンダール。現在、2月13日までギャラリーTSCAで個展を開催中。その新作「Somewhere」がすばらしかったので忘れないうちに覚え書き。

ラファエル・ローゼンダール | SomewhereTakuro Someya Contemporary Art

インターネットをキャンバスに、ウェブに公開した作品をドメインごと販売する活動で知られるラファエル。その表現領域はインスタレーションから俳句まで多岐にわたり、インターネットはもちろん、モダンアートから日本のグラフィックやゲームまで、どこまでも広い彼の知見にはいつも驚かされます。かっこいいなあ、と横目で見ていたラファエルでしたが、今回は「美術」や「絵画」を改めて考えるきっかけになりました。

とにかく、美しかった。
美しい思考。美しい景色。絵画から生まれる、美しい時間がそこにはあったのです。
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The Millが手がけたケミカル・ブラザーズの新ビデオ”Wide Open ft. Beck”のメイキング映像

先日公開されたThe Chemical Brothersによるトラック”Wide Open ft. Beck”のビデオ。ご覧になってない方は以下より。
制作はVFXの会社The MillとディレクターデュオのDom&Nic。ちなみにダンサーの方はSonoya Mizunoさん。
 
今の時代、もはやVFX技術が凄すぎて、どんな映像でも自然と受け入れてしまうようになってしまってます。ですがメイキングを見るとその手法が見れて興味深い。
 
今回のは割りと力技でCGと実写を重ね合わせるやり方で実現したようです。ビデオは以下より。
より詳しい話はMillのサイトへ。

 

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AIの〈ビジュアル〉を想像してみる。トーク「シンギュラリティ:人工知能から超知能へ」前の雑感

こんにちは。今回からCBCNET Postsに参加します、arinaです。

さて、早速手前みそながら、自分の出演するトークショーのお知らせ。クリエイティブ・コモンズ・ジャパンの理事や『電脳のレリギオ:ビッグデータ社会で心をつくる』など数々の名著で知られる情報学研究者ドミニク・チェンさんにお誘いいただき、ウェブサイエンス研究会を主宰する研究者の岡瑞起さんと登壇します(超光栄!!)。 こちら、ドミニクさんが監訳された著書『シンギュラリティ:人工知能から超知能へ』(マレー・シャナハン著)の出版記念トークです。

2月11日(木・祝)14:00〜16:00
会場:NTT ICC
「シンギュラリティ:人工知能から超知能へ」
出演:ドミニク・チェン(情報学研究者)、岡瑞起(ウェブ・サイエンス/筑波大学准教授)、塚田有那(編集者/キュレーター)
詳細はCBCNETの記事にも!

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Inamoto & Co. レイ・イナモト氏による “Business Invention Studio”がスタート

AKQAで10年あまりChief Creative Officerを務めたレイ・イナモトさんが独立されるということは去年アナウンスされてましたが、新な組織としてスタートが発表となりました。その名も「Inamoto & Co.」!「Business Invention Studio」としてDesign, Data, Technologyを組み合わせた新なビジネスの創出を目指してるとのこと。

 

7,8年前、AKQAのニューヨークオフィスが出来たときにお邪魔して、APMTにも以前登壇いただきました。その時撮影したときも「星」のシャツだったのですが、スーパーパーマンっぽくてカッチョイイ。

日本からは株式会社デジタルガレージが出資をしているとのこと。
今後の展開が楽しみですね。

 

 
参考リンク:
デジタルガレージ – リリース
Rei Inamoto and Rem Reynolds Officially Open Inamoto & Co
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キャンプファイアを焚いてるときだけ取得できるサバイバルガイド – “Keepalive” by アラム・バートル

石の下に火が焚かれている。写真を見ただけだとなんなのかさっぱりな画ではありますが、これはアラム・バートルさんの作品。
USBドライブを世界中の壁に埋め込むプロジェクト”dead drops“などやってたあの方です。
 
さて、この”Keepalive”では、大きな石の中に熱電ジェネレーターが内蔵されていて、火を焚くことによって発電、内部にあるルーターが起動し、データが取り出せるというもの。インターネットに接続されていないルーターなので、この石の付近に行き、キャンプファイヤを焚かないと閲覧することが出来ない。中には様々なサバイバルガイドのデータがあるとのこと。接続したひとは自由に自身のデータを入れることも可能。
 
場所はドイツのノイエンキルヒェンの芸術協会「スプリングホノフ」という場所にあるらしいです。小さな街らしい(SHIFTさんの場所に関連した記事Kunstverein Springhornhof

近くまでいけば誰でも火を焚いてデータを取り出せるとのこと!
 
ちなみにタイトルの「Keepalive」は「コンピュータネットワークにおいて、2つの装置間の接続が有効であることを確認し、また、接続が切断されるのを防止するために、装置間で定期的に送信される」内容を持たない通信のことだそうです。(wikipedia)

アラムの本はこちら
http://www.cbc-net.com/topic/2012/06/aram-bartholl_speed-book/
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