「CBCNET Posts」はデザイン・アート・テクノロジー関連とその隙間の事象を少し違った切り口で紹介する情報掲示板です。複数人のエディターで執筆しています。

Posts

ドローンを使ったパフォーマンスの未来は? Marco TempestとRhizomatiks Researchによるビデオ “24 Drone Flight”

“Augmented Reality Magic”と題してテクノロジーとマジックを掛けあわせたパフォーマンスが話題を呼んだMarco Tempestさん、日本でも何回か公演を行ったり、TEDでもプレゼンテーションビデオがあったり、知ってる方も多いかと思います。
「テクノ・イリュージョニスト」なんて紹介もされているようですね。

そんなテンペストさんがディレクターを務めるニューヨークのMagicLabと真鍋大度さんや石橋素さん、Rhizomatiks Researchチームがコラボレーションしたパフォーマンス・ビデオをご紹介。
24台のドローンがテンペストさんの周りを飛び回り、テンペストさん自身やドローン同士が認識し合い、群れをなす鳥たちのように空間を移動していきます。
Read more…



村上隆のスーパーフラット・コレクション展は、ガラクタから「価値」を見つける実験場になる

「蕭白、魯山人からキーファーまで」と副題にある通り、古美術から現代美術の名立たるスター、村上隆と同世代の作家まで、ジャンルは洋の東西を問わず多種多様。横浜美術館で開催中の「村上隆のスーパーフラット・コレクション」展は、色々と示唆に富んでいて刺激的でした。

村上隆のスーパーフラット・コレクション展—蕭白、魯山人からキーファーまで—
横浜美術館 〜4月3日まで


ロレッタ・ラックス、スティーブ・ジョブスのポートレイト、奈良美智が同じ面に並び、左を向けばヘンリー・ダーガー、数歩進めばアンディ・ウォーホルにダミアン・ハースト、いや待てよ、第1展示室でわたしたちは魯山人の器を見てなかったか……?と、めくるめくスペクタクルな情報量に頭がクラクラしてきます。

それは、1950年代生まれの巨匠アーティストによる偏愛世界ととらえることもできるのでしょうが、個人的には(世界一好きな)大阪万博公園の民族博物館(通称・みんぱく)や、ロンドンのサイエンスミュージアム、そして東大博物館の学術文化総合ミュージアム・インターメディアテクを思い起こす博物展でした。
Read more…



Supercargo – 現代におけるカーゴ・カルト(呪物崇拝としての文明模倣)

カーゴ・カルトとは端的にいうと「呪物崇拝としての文明の模倣」のこと。メラネシア(オーストラリアの北側一帯)の現住人は戦闘機に乗って文明の利器を運んできた白人を神様と勘違いして、神様がつかっていた工業製品を石とか木で模倣したり、飛行機の着陸の訓練のマネを儀式として繰り返したそうです。詳しくはWikipediaに

Peter MoosgaardによるSupercargoはそんなカーゴ・カルトの現代版。インターネット上で「カーゴ・カルト的に見える」画像をひたすらTumblrでアーカイブしていくプロジェクト。Supercargo的画像としてはこれとかこれが分かり易いですね。(なぜかガブリエル・オロスコどん兵衛の画像も。)


自分でつくった作品っじゃないってとこが今っぽいなと思うし、画像セレクト/キュレーションのセンスが良く、ユーモアがあって面白いです。こちらのインタビューで「アルス・エレクトロニカって知ってる?あのフェス最近ほんとどんどんくだらなくなってくよね」みたいな感じで語ってるように、このプロジェクトには彼がメディア・アートを学んできて抱いたシーンに対する批判的な態度が反映されているようです。
Read more…



Akihiko Taniguchi “essay”シリーズ – 作品の中に入っちゃった谷口くん

谷口暁彦くんのスタディーや作品はいつも素晴らしくて楽しみにしてるのですが、最近アップされてる “essay”シリーズが素敵でご紹介。

対比目線で描く「でっかいブラウザ」”big browswer” や、GIFを仮想ギャラリーに配置して鑑賞できる”GIF 3D GALLERY“など面白いプロジェクトをリリースしてきた谷口くんですが、最近は動画でのリリースが多くなってきて、 “big_browser_2016_test“あたりで突如本人の3Dモデルが登場し、ゲーム世界のような空間に出現し始めました。
Read more…



社長がデザインするとこうなる? UBERの新しいロゴの賛否

送迎配車サービスのUber。海外では競合がありつつ、ニューヨークなどアメリカでは多くの人が使っていて、日常に欠かせない移動手段になっていますね。

そんなUBERのアイコンロゴやタイプフェイス、またサイト含めてリ・ブランディングを行ったようです。
見慣れたあの黒と白のシックなアイコンはもう見つかりません。

まあこれが賛否を呼んでいるようで、蓋を開けてみたらUBERのCEOであるTravis Kalanick氏が社内のデザインチームと共にアイデンティティー開発に深く関わっていたようです。(The Verge : Uber CEO Travis Kalanick personally helped design the new logo, and it shows)

Read more…



スペインのストリート・アーティスト SpY、最近の作品

おもしろいストリートアートはバンクシーだけじゃない!ということで SpY というスペインのストリート・アーティストを紹介。


サークル状に柵を並べるだけだったり、蓄光塗料で巨大なセンテンスを描いたミューラルだったり、ドラム缶を一直線にならべるだけとか、月を出現させるなんてオラファー・エリアソンみたいなこともやってますね。あとは壁面に無数の監視カメラとりつけたり、このパトカーをラップでぐるぐるにするやつなんか最高ですね。このHOLEってやつはちょっとアニッシュ・カプーアの「世界の起源」を思い起こさせます。

といった感じで、蓄光塗料や監視カメラ、パトカーなどストリート・アートにおいては既に常套化されたアイコンを用いたり、有名な現代アートを想起させるような既視感のあるものも多いけど徹底してシンプルで公共空間に介入していく姿勢はグッと来ますね。

そんな彼のInstagramはストリートで発見した、作品化される前のちょっとしたネタのアーカイブみたいになってて面白いです。オススメ。

Read more…



ギャング・オブ・フォー :Apple / Amazon / Facebook / Googleの現状を説明したDLDでのスコット・ギャラウェイさんによるプレゼンテーション ※全編英語です

DLD Conferenceってご存じですか?
自分も数年前にラファエル・ローゼンダールくんがトークしていたのをきっかけに知ったぐらいで、あまり詳しくは無いのですが、TEDのように招待制で、日本だとIVSカンファレンスのようなIT関連の先駆者や有識者から投資関連の方が参加するビジネス&テクノロジーの会合で、アメリカ発かとおもいきやヨーロッパはミュンヘン発のカンファレンスで、ギラギラ感があります。

Read more…



インターネットアートの先駆者、ラファエル・ローゼンダールが生んだ世にも美しい「絵画」

続けてarinaです。CBCNETでもおなじみ、NY在住のアーティスト・ラファエル・ローゼンダール。現在、2月13日までギャラリーTSCAで個展を開催中。その新作「Somewhere」がすばらしかったので忘れないうちに覚え書き。

ラファエル・ローゼンダール | SomewhereTakuro Someya Contemporary Art

インターネットをキャンバスに、ウェブに公開した作品をドメインごと販売する活動で知られるラファエル。その表現領域はインスタレーションから俳句まで多岐にわたり、インターネットはもちろん、モダンアートから日本のグラフィックやゲームまで、どこまでも広い彼の知見にはいつも驚かされます。かっこいいなあ、と横目で見ていたラファエルでしたが、今回は「美術」や「絵画」を改めて考えるきっかけになりました。

とにかく、美しかった。
美しい思考。美しい景色。絵画から生まれる、美しい時間がそこにはあったのです。
Read more…



The Millが手がけたケミカル・ブラザーズの新ビデオ”Wide Open ft. Beck”のメイキング映像

先日公開されたThe Chemical Brothersによるトラック”Wide Open ft. Beck”のビデオ。ご覧になってない方は以下より。
制作はVFXの会社The MillとディレクターデュオのDom&Nic。ちなみにダンサーの方はSonoya Mizunoさん。
 
今の時代、もはやVFX技術が凄すぎて、どんな映像でも自然と受け入れてしまうようになってしまってます。ですがメイキングを見るとその手法が見れて興味深い。
 
今回のは割りと力技でCGと実写を重ね合わせるやり方で実現したようです。ビデオは以下より。
より詳しい話はMillのサイトへ。

 

Read more…



AIの〈ビジュアル〉を想像してみる。トーク「シンギュラリティ:人工知能から超知能へ」前の雑感

こんにちは。今回からCBCNET Postsに参加します、arinaです。

さて、早速手前みそながら、自分の出演するトークショーのお知らせ。クリエイティブ・コモンズ・ジャパンの理事や『電脳のレリギオ:ビッグデータ社会で心をつくる』など数々の名著で知られる情報学研究者ドミニク・チェンさんにお誘いいただき、ウェブサイエンス研究会を主宰する研究者の岡瑞起さんと登壇します(超光栄!!)。 こちら、ドミニクさんが監訳された著書『シンギュラリティ:人工知能から超知能へ』(マレー・シャナハン著)の出版記念トークです。

2月11日(木・祝)14:00〜16:00
会場:NTT ICC
「シンギュラリティ:人工知能から超知能へ」
出演:ドミニク・チェン(情報学研究者)、岡瑞起(ウェブ・サイエンス/筑波大学准教授)、塚田有那(編集者/キュレーター)
詳細はCBCNETの記事にも!

Read more…