「CBCNET Posts」はデザイン・アート・テクノロジー関連とその隙間の事象を少し違った切り口で紹介する情報掲示板です。複数人のエディターで執筆しています。

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口紅を塗る暇がないあなたへ – Simone Giertzさんによる日常生活を豊かにするロボットたち

マルコ・テンペストによるハイテクイリュージョン動画で息を呑んだ後はSimone Giertzのナンセンスで役に立たないロボット動画でほっと一息ついてみてはいかがでしょうか。

ということでストックホルム出身のSimoneさんがつくる口紅を塗るためのリップスティック・ロボットや、朝食を食べるためのブレイクファスト・マシンなどなど、ロボットアームが出てきて「お、ハイテクでよくできてるのかな」と思きや、最高にぐずぐずで全然機能してない機械たちはとにかく可笑しくて最高。動画の佇まいもシュールで思わず笑ってしまいます。近作のチョッピング・マシンの動画はテレビショッピング風でこちらも動画がよくできてます。
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カニエ・ウェストによる”YEEZY SEASON 3″ – 1200人のモデルが参加したショー兼、新アルバムの視聴会

話題に欠かないカニエ・ウェストさんですが、タイトルが度々変わったりしていた新音源「The Life of Pablo」がリリース。
といってもJay−ZによるストリーミングサービスTIDAL独占での配信となっていて、日本は対応地域に入っていないので、視聴するのは少し手間がかかりそうです。

そして、
そのリリースに合わせて、ウェストさんがアディダスとコラボしているファッションライン「YEEZY SEASON 3」のショーがニューヨークファッション・ウィークの皮切りとして開催されました。
このショーは、新アルバムの試聴会?も兼ねたような形式で、マディソン・スクエアガーデンの大会場で行われました。
その全編の模様がTIDALで配信されています。

これがなかなか興味深い世界観となっていて、形式含めて、毎回新たなチャレンジで人々を驚かせるウェストさんらしいですね。ファッションは疎いのですが、全体のコンセプト形成や規模感はすごいなと。
興味ある方は以下より見られます。

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ドローンを使ったパフォーマンスの未来は? Marco TempestとRhizomatiks Researchによるビデオ “24 Drone Flight”

“Augmented Reality Magic”と題してテクノロジーとマジックを掛けあわせたパフォーマンスが話題を呼んだMarco Tempestさん、日本でも何回か公演を行ったり、TEDでもプレゼンテーションビデオがあったり、知ってる方も多いかと思います。
「テクノ・イリュージョニスト」なんて紹介もされているようですね。

そんなテンペストさんがディレクターを務めるニューヨークのMagicLabと真鍋大度さんや石橋素さん、Rhizomatiks Researchチームがコラボレーションしたパフォーマンス・ビデオをご紹介。
24台のドローンがテンペストさんの周りを飛び回り、テンペストさん自身やドローン同士が認識し合い、群れをなす鳥たちのように空間を移動していきます。
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村上隆のスーパーフラット・コレクション展は、ガラクタから「価値」を見つける実験場になる

「蕭白、魯山人からキーファーまで」と副題にある通り、古美術から現代美術の名立たるスター、村上隆と同世代の作家まで、ジャンルは洋の東西を問わず多種多様。横浜美術館で開催中の「村上隆のスーパーフラット・コレクション」展は、色々と示唆に富んでいて刺激的でした。

村上隆のスーパーフラット・コレクション展—蕭白、魯山人からキーファーまで—
横浜美術館 〜4月3日まで


ロレッタ・ラックス、スティーブ・ジョブスのポートレイト、奈良美智が同じ面に並び、左を向けばヘンリー・ダーガー、数歩進めばアンディ・ウォーホルにダミアン・ハースト、いや待てよ、第1展示室でわたしたちは魯山人の器を見てなかったか……?と、めくるめくスペクタクルな情報量に頭がクラクラしてきます。

それは、1950年代生まれの巨匠アーティストによる偏愛世界ととらえることもできるのでしょうが、個人的には(世界一好きな)大阪万博公園の民族博物館(通称・みんぱく)や、ロンドンのサイエンスミュージアム、そして東大博物館の学術文化総合ミュージアム・インターメディアテクを思い起こす博物展でした。
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Supercargo – 現代におけるカーゴ・カルト(呪物崇拝としての文明模倣)

カーゴ・カルトとは端的にいうと「呪物崇拝としての文明の模倣」のこと。メラネシア(オーストラリアの北側一帯)の現住人は戦闘機に乗って文明の利器を運んできた白人を神様と勘違いして、神様がつかっていた工業製品を石とか木で模倣したり、飛行機の着陸の訓練のマネを儀式として繰り返したそうです。詳しくはWikipediaに

Peter MoosgaardによるSupercargoはそんなカーゴ・カルトの現代版。インターネット上で「カーゴ・カルト的に見える」画像をひたすらTumblrでアーカイブしていくプロジェクト。Supercargo的画像としてはこれとかこれが分かり易いですね。(なぜかガブリエル・オロスコどん兵衛の画像も。)


自分でつくった作品っじゃないってとこが今っぽいなと思うし、画像セレクト/キュレーションのセンスが良く、ユーモアがあって面白いです。こちらのインタビューで「アルス・エレクトロニカって知ってる?あのフェス最近ほんとどんどんくだらなくなってくよね」みたいな感じで語ってるように、このプロジェクトには彼がメディア・アートを学んできて抱いたシーンに対する批判的な態度が反映されているようです。
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Akihiko Taniguchi “essay”シリーズ – 作品の中に入っちゃった谷口くん

谷口暁彦くんのスタディーや作品はいつも素晴らしくて楽しみにしてるのですが、最近アップされてる “essay”シリーズが素敵でご紹介。

対比目線で描く「でっかいブラウザ」”big browswer” や、GIFを仮想ギャラリーに配置して鑑賞できる”GIF 3D GALLERY“など面白いプロジェクトをリリースしてきた谷口くんですが、最近は動画でのリリースが多くなってきて、 “big_browser_2016_test“あたりで突如本人の3Dモデルが登場し、ゲーム世界のような空間に出現し始めました。
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社長がデザインするとこうなる? UBERの新しいロゴの賛否

送迎配車サービスのUber。海外では競合がありつつ、ニューヨークなどアメリカでは多くの人が使っていて、日常に欠かせない移動手段になっていますね。

そんなUBERのアイコンロゴやタイプフェイス、またサイト含めてリ・ブランディングを行ったようです。
見慣れたあの黒と白のシックなアイコンはもう見つかりません。

まあこれが賛否を呼んでいるようで、蓋を開けてみたらUBERのCEOであるTravis Kalanick氏が社内のデザインチームと共にアイデンティティー開発に深く関わっていたようです。(The Verge : Uber CEO Travis Kalanick personally helped design the new logo, and it shows)

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スペインのストリート・アーティスト SpY、最近の作品

おもしろいストリートアートはバンクシーだけじゃない!ということで SpY というスペインのストリート・アーティストを紹介。


サークル状に柵を並べるだけだったり、蓄光塗料で巨大なセンテンスを描いたミューラルだったり、ドラム缶を一直線にならべるだけとか、月を出現させるなんてオラファー・エリアソンみたいなこともやってますね。あとは壁面に無数の監視カメラとりつけたり、このパトカーをラップでぐるぐるにするやつなんか最高ですね。このHOLEってやつはちょっとアニッシュ・カプーアの「世界の起源」を思い起こさせます。

といった感じで、蓄光塗料や監視カメラ、パトカーなどストリート・アートにおいては既に常套化されたアイコンを用いたり、有名な現代アートを想起させるような既視感のあるものも多いけど徹底してシンプルで公共空間に介入していく姿勢はグッと来ますね。

そんな彼のInstagramはストリートで発見した、作品化される前のちょっとしたネタのアーカイブみたいになってて面白いです。オススメ。

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ギャング・オブ・フォー :Apple / Amazon / Facebook / Googleの現状を説明したDLDでのスコット・ギャラウェイさんによるプレゼンテーション ※全編英語です

DLD Conferenceってご存じですか?
自分も数年前にラファエル・ローゼンダールくんがトークしていたのをきっかけに知ったぐらいで、あまり詳しくは無いのですが、TEDのように招待制で、日本だとIVSカンファレンスのようなIT関連の先駆者や有識者から投資関連の方が参加するビジネス&テクノロジーの会合で、アメリカ発かとおもいきやヨーロッパはミュンヘン発のカンファレンスで、ギラギラ感があります。

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インターネットアートの先駆者、ラファエル・ローゼンダールが生んだ世にも美しい「絵画」

続けてarinaです。CBCNETでもおなじみ、NY在住のアーティスト・ラファエル・ローゼンダール。現在、2月13日までギャラリーTSCAで個展を開催中。その新作「Somewhere」がすばらしかったので忘れないうちに覚え書き。

ラファエル・ローゼンダール | SomewhereTakuro Someya Contemporary Art

インターネットをキャンバスに、ウェブに公開した作品をドメインごと販売する活動で知られるラファエル。その表現領域はインスタレーションから俳句まで多岐にわたり、インターネットはもちろん、モダンアートから日本のグラフィックやゲームまで、どこまでも広い彼の知見にはいつも驚かされます。かっこいいなあ、と横目で見ていたラファエルでしたが、今回は「美術」や「絵画」を改めて考えるきっかけになりました。

とにかく、美しかった。
美しい思考。美しい景色。絵画から生まれる、美しい時間がそこにはあったのです。
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