「CBCNET Posts」はデザイン・アート・テクノロジー関連とその隙間の事象を少し違った切り口で紹介する情報掲示板です。複数人のエディターで執筆しています。

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NYを拠点に活動するアーティスト、Meguru Yamaguchiの個展が HHH galleryにて開催

ニューヨークで活動する山口歴(メグル)くんの個展が半年ぶりに再開するHHH galleryにて開催されるようです。気づけば10年ぐらい知り合いで、ニューヨークに遊びに行った時にあーだこーだいろいろ話せるのを楽しみにしてます。

展覧会の場所は昨年オープンした葛飾区、堀切菖蒲園駅から徒歩5分のHHHgallery (エイチ・ギャラリー) 。
21日にはオープニングがあるとのこと、残念ながらアーティストは来日の予定がないらしいのですが(インターネット経由で参加するらしい)、ぜひこの機会に。
ちなみに、土日祝日のみのオープンなので気をつけてくださいー


HHH galleryに関してはこちら。
USUGROW、HAROSHIらによるアーティストラン・ギャラリー 「HHH gallery」がオープン
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12台の換気扇が奏でるどこかスペーシーでレトロな音色『換気扇サイザー』 – Open Reel Ensemble、ISSEY MIYAKEのショーにライブ演奏で参加

ISSEY MIYAKEのパリ・コレクションの音楽を過去に何度か担当しているOpen Reel Ensemble。(こちらとか

そんなOpen Reel Ensembleの和田永が今回は日本のキッチンやトイレでお馴染みの「換気扇」の羽根を回転させて音を奏でる新たな楽器、その名も「換気扇サイザー」とともにショーにライブ演奏で参加。12台の換気扇が奏でるどこかスペーシーでレトロな音色。
オープンリールデッキ、ブラウン管、換気扇と、既成品や廃れた道具から新たな表現を見出す彼らのチャレンジは面白いですね。
以下早速ショーの映像が上がっておりました。
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国内外の18のインディペンデント・マガジンに依頼し、4ページずつ自由に制作 : アイディア最新号「ポスト・インディペンデント・マガジン 雑誌づくりの現在形」

2014年にラファエル・ローゼンダールのグラフィックが表紙を飾ったIDEA No.366「ポスト・インターネット時代のヴィジュアル・コミュニケーション」も素晴らしい内容でしたが、今度は「ポスト・インディペンデント・マガジン 雑誌づくりの現在形」と題してインディペンデント・マガジンを特集する号が発売されるようです!
一時のZINEブームが少し落ち着いたいま、そこから派生して活動している18の雑誌に依頼して、4ページを自由に制作してもらい、合綴するというこれまた面白い試み。アイディアさんだから成せる技ですね。
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“We Are Internet” – Scenius(シーニアス)たちによって再発明されるメディアの未来について | IAMによるショート・ドキュメント・シリーズ

Internet Age Media、通称IAM。文化としてのインターネットを通して発展するエコシステムを促進することを目的としていろいろ活動を行っている組織のようです。世界中のメディア関連のひとたちによって形成されているようで、4月にはバルセロナでWeekendというカンファレンスも開催されるそう。

そんな彼らによるショート・ドキュメント・シリーズ ”We Are Internet”。
メディア、出版、エージェンシーなどの方たちが、新たに立ち上がりつつあるインターネット時代のマインドセットを多角的に紹介・考察している内容。

エピソードは7つ。まだ見てないので内容が面白いのかは未確認!!時間あるときに見てみます。
バルセロナで開催されるカンファレンスも面白そうですね。
このIAM、2015年から活動しているようで、気になるのでもう少しリサーチしてみます。バルセロナはこういう新しい感覚のオシャレなイベントが多いですね。

ちなみに”scenius”とは天才=geniusと対比して、”シーン”を生み出す創造性のことで、ブライアン・イーノにより提唱された造語とのこと。

“Scenius stands for the intelligence and the intuition of a whole cultural scene. It is the communal form of the concept of the genius.” via


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アルスエレクトロニカFutureLabが、ドローン100個のパフォーマンスで世界記録を樹立

先日もMarco TempestとRzhiomatiks Researchのパフォーマンス映像が話題になりましたが、ドローンを豪華な演出装置に変えてしまった先駆者といえば、ご存知アルスエレクトロニカのFutureLab。彼らが開発した「Spaxels」は、数十機のLED装置を搭載したドローンを夜空に飛ばし、独自の制御システムで光のドットによる立体アニメーションを空中描き出すというもの。

2012年の開発以来、この新たなパフォーマンス表現は世界中で大ヒット。マンモス級の野外コンサートやフェスティバル、舞台、広告演出など数々のエンターテインメントに華を添え、アート&テクニカル集団FutureLab屈指の技術を磨き上げ続けてきました。

そんな彼らが100個のドローンを使ったパフォーマンス、その名も「Drone100」のドキュメント映像が1月に公開され、一度に飛ばしたUAV(無人航空機)の数で、ギネスワールドレコードを樹立したようです。
参照:アルスエレクトロニカ Blog

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ネットカフェを借りきってインターネット・アートを鑑賞する会 – アラム・バートルが主催する”Speed Show”が復活、LAにて開催 『Speed Show LA: Manifesto』

Aram Barthollが考案しキュレーションしている、ネットカフェでテンポラリーに開催されるエキシビジョンシリーズSpeed Show以前CBCNET:LOGでも”インターネット時代のイベント”として取り上げているこの企画、2010年からスタートして、2013年に一度ストップしつつもまた復活して未だに続いてるところが地味にすごいなぁと思うのですが、今度(アメリカ時間2016年2月18日から)LAで開催されるSpeed Showはなにやら出展者が豪華で気になります。
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口紅を塗る暇がないあなたへ – Simone Giertzさんによる日常生活を豊かにするロボットたち

マルコ・テンペストによるハイテクイリュージョン動画で息を呑んだ後はSimone Giertzのナンセンスで役に立たないロボット動画でほっと一息ついてみてはいかがでしょうか。

ということでストックホルム出身のSimoneさんがつくる口紅を塗るためのリップスティック・ロボットや、朝食を食べるためのブレイクファスト・マシンなどなど、ロボットアームが出てきて「お、ハイテクでよくできてるのかな」と思きや、最高にぐずぐずで全然機能してない機械たちはとにかく可笑しくて最高。動画の佇まいもシュールで思わず笑ってしまいます。近作のチョッピング・マシンの動画はテレビショッピング風でこちらも動画がよくできてます。
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カニエ・ウェストによる”YEEZY SEASON 3″ – 1200人のモデルが参加したショー兼、新アルバムの視聴会

話題に欠かないカニエ・ウェストさんですが、タイトルが度々変わったりしていた新音源「The Life of Pablo」がリリース。
といってもJay−ZによるストリーミングサービスTIDAL独占での配信となっていて、日本は対応地域に入っていないので、視聴するのは少し手間がかかりそうです。

そして、
そのリリースに合わせて、ウェストさんがアディダスとコラボしているファッションライン「YEEZY SEASON 3」のショーがニューヨークファッション・ウィークの皮切りとして開催されました。
このショーは、新アルバムの試聴会?も兼ねたような形式で、マディソン・スクエアガーデンの大会場で行われました。
その全編の模様がTIDALで配信されています。

これがなかなか興味深い世界観となっていて、形式含めて、毎回新たなチャレンジで人々を驚かせるウェストさんらしいですね。ファッションは疎いのですが、全体のコンセプト形成や規模感はすごいなと。
興味ある方は以下より見られます。

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ドローンを使ったパフォーマンスの未来は? Marco TempestとRhizomatiks Researchによるビデオ “24 Drone Flight”

“Augmented Reality Magic”と題してテクノロジーとマジックを掛けあわせたパフォーマンスが話題を呼んだMarco Tempestさん、日本でも何回か公演を行ったり、TEDでもプレゼンテーションビデオがあったり、知ってる方も多いかと思います。
「テクノ・イリュージョニスト」なんて紹介もされているようですね。

そんなテンペストさんがディレクターを務めるニューヨークのMagicLabと真鍋大度さんや石橋素さん、Rhizomatiks Researchチームがコラボレーションしたパフォーマンス・ビデオをご紹介。
24台のドローンがテンペストさんの周りを飛び回り、テンペストさん自身やドローン同士が認識し合い、群れをなす鳥たちのように空間を移動していきます。
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村上隆のスーパーフラット・コレクション展は、ガラクタから「価値」を見つける実験場になる

「蕭白、魯山人からキーファーまで」と副題にある通り、古美術から現代美術の名立たるスター、村上隆と同世代の作家まで、ジャンルは洋の東西を問わず多種多様。横浜美術館で開催中の「村上隆のスーパーフラット・コレクション」展は、色々と示唆に富んでいて刺激的でした。

村上隆のスーパーフラット・コレクション展—蕭白、魯山人からキーファーまで—
横浜美術館 〜4月3日まで


ロレッタ・ラックス、スティーブ・ジョブスのポートレイト、奈良美智が同じ面に並び、左を向けばヘンリー・ダーガー、数歩進めばアンディ・ウォーホルにダミアン・ハースト、いや待てよ、第1展示室でわたしたちは魯山人の器を見てなかったか……?と、めくるめくスペクタクルな情報量に頭がクラクラしてきます。

それは、1950年代生まれの巨匠アーティストによる偏愛世界ととらえることもできるのでしょうが、個人的には(世界一好きな)大阪万博公園の民族博物館(通称・みんぱく)や、ロンドンのサイエンスミュージアム、そして東大博物館の学術文化総合ミュージアム・インターメディアテクを思い起こす博物展でした。
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