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座談会「[インターネット アート あれから]」の様子
もう1年半前となりますが、2011年7月24日、初めての座談会「インターネット・リアリティとは?」を開催して以来、ICCでの展示「[インターネット アート これから]」や様々な作家に参加いただきながら座談会などを開催し進行している、インターネット・リアリティ研究会。

展覧会から1年ほど経過した2月に[インターネット アート あれから]の座談会を開催しまして、この1年でのインターネット・リアリティ感の変化を感じ取れた内容になりましたが、そのときには及ばなかった続きを3月22日に開催します。
※インターネット中継のみになりますので、館内へは入場できません。

とっつきにくいテーマ性があるのか、わかりにくい話をしてるように思われがちなのですが、わりとメンバーは自然に日々感じる「インターネット・リアリティ」感を話し合って、そこから汲み取れる変化や可能性、美意識の変化など共有してる感じです。

この座談会後の23日には辻憲行さんの芸術係数@genron cafeにて エキソニモ×辻憲行「夜の世界のネット・アート」のトークも開催されます。
イベントのリリースでも表現されていますが、『例えばインターネットを「新しい自然」と呼んだカオス*ラウンジや集まる人々それぞれが多数のリンクを持ち寄るハイパーテキストとしての家とでも呼ぶべき「渋家」の活動、二つのネット・アートの分断をゆるやかに繋ぐプラットフォームの可能性について』、というこのなんとなく僕らも感じている「距離感」についての話にもなりそうなので、とても楽しみ。
詳細:http://www.cbc-net.com/event/2013/03/genron-cafe-exonemo/

CBCNETでもAPMT6やBYOBなどからそういったネタをちょくちょくアップしてるので、このプロジェクトに関係ある記事などをリストアップしておきます。興味ある方は暇な時にでもつらつらとサーフィンしてみてもらえると嬉しいです。

座談会 [インターネット アート あれから つづき]
出演:
エキソニモ
渡邉朋也(思い出横町情報科学芸術アカデミー)
栗田洋介
萩原俊矢
水野勝仁
畠中実(ICC)

日時:2013年3月22日(金)午後6時より
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2013/Internet_Reality_02/event02/index_j.html


座談会アーカイブ

座談会の採録が随時アップデートされていて、なかなかのボリュームになってきました。

こちらの記事、3回分がBCCKSにもまとめられていて、僕らも振り返るのにとても有益な資料になっています。図版なども見やすくて、こちらのほうが読みやすいかも。

インターネット・リアリティ研究会書店
http://bccks.jp/store/89574

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本の説明
1991年8月6日,世界最初のウェブサイト(http://info.cern.ch/)が設立されました.それからちょうど20年が経とうとする現在,インターネットはわたしたちにとって,ごくあたりまえの存在となっています.誰かとコミュニケーションをとったり,調べものをしたり,自分の創作物を発表したり,さらにそれを批評しあったり……そこには,ネットならではの作法やリアリティが存在しているように感じられます.日々わたしたちがネットに接しているなかで,ネット特有の〈リアリティ〉を認識するようになっている,とすれば,それはどういうことなのでしょうか? この座談会では,出演者それぞれがネットに感じる「インターネット・リアリティ」ともいうべき〈リアリティ〉とは何か,なぜそう感じるのか,を探ります.
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日時:2011年7月24日(日)午後6時より
出演:エキソニモ
思い出横丁情報科学芸術アカデミー(谷口暁彦+渡邉朋也)
栗田洋介(CBCNET)
youpy
畠中実(ICC)



ほか関連リンク


ほかにも関連するエントリを流れに沿ってまとめておいてみる。

https://www.cbc-net.com/log/?p=1264
パーカー君やアメリカやヨーロッパの若手アーティストたちの活動が気になり始めたころ。あれからBYOBや展示やらやり取りしていて、彼らのインターネット感も徐々に変化してるよう。
そんなときにこんなブログも書いていた、あまり覚えてない。。
– ブログ:破滅ラウンジの内側と外側
https://www.cbc-net.com/log/?p=1283


https://www.cbc-net.com/log/?p=1651
ラファエル・ローゼンダールとパーカー・イトーをスカイプで繋いで、オンラインでDJとネットサーフィンVJをしてもらうっていう企画。なかなか楽しかった。
この時期にTOKYO INTERNET CLUBとか、実験的なイベントもやってた


https://www.cbc-net.com/log/?p=2025
その後、2010年10月、「インターネット上で最も悪名高き女性」の作品を実際買ってみた編。
この年はアルスにも行って、Aram BarthollらF.A.TのメンバーやJODI、オリアなどとも会えた年だった。
http://www.cbc-net.com/topic/2012/06/aram-bartholl_speed-book/


https://www.cbc-net.com/log/?p=2840
この記事はWeb Designing2010年7月号(エキソニモ特集)のときに寄稿した記事をネット上に掲載させていただいたもの。
ちょうど1回目の座談会のあとぐらい。
このころは「インターネットそのもの」感がある作品が目立っていた印象があり、それらがすごく興味深かったしわかりやすかった。このあたりのテーマで数回ほどプレゼンテーションもさせてもらったこともある。


https://www.cbc-net.com/log/?p=3180
そんな流れでBYOB TOKYOを開催、大盛り上がりだった。
これがちょうど第一回目の座談会の時期に開催し、ICCでの展示に繋がっていったり、SWITCHの記事に繋がったりしながら、IDPWにも繋がっていく、というかんじ。


http://www.cbc-net.com/blog/hgw/2011/11/01/internetmingei/
あと、CBCNET内の記事でいうと、ハギワラくんの民藝品のお話。
これはVol.2Vol.3もあるのでぜひ。


ほかにも関連する記事は沢山ある気がするのですがとりあえず次の座談会に向けてこのあたりで。
これをベースに個人的なまとめも作っておきたいところ。
ではでは。