Synchronized Drops from SPACE SHOWER TV on Vimeo.


サウンド、ヴィジュアル、そしてテクノロジーの各分野で世界的に活躍するアーティストたちの制作チーム「JKD Collective」による初の映像作品 “Synchronized Drops”が公開された。
今回の映像は音楽専門チャンネル スペースシャワーTVのための60秒のステーションIDとなっている。
※JKD Collective に関する紹介記事はこちら

映像を見ていただけるとわかるが、降り注ぐ水滴が止まっているように見えたり、逆再生されるかのような不思議な映像演出となっている。
これはCGやハイスピードカメラを使った手法ではなく、スピーカーから流れる低周波の音を水にあて、周波数と同一のフレームレートにセッティングしたカメラで撮影すると、肉眼では普通にみえる水の流れが、微振動をしながら空中にとまったり、上がったり下がったりする水滴のような映像になるというとテクニックを用いている。

ディレクターをつとめたのは斬新なCM表現のみならず、映像作家としても国内外の注目を集める関根光才。 サウンドはJemapur、ダンサーには多岐に渡るフィールドで活躍するコンテンポラリーダンサーの康本雅子が参加している。

制作の舞台裏や撮影方法に関する関根監督へのインタビューがwhite-screenさんに上がってるのでこちらもぜひ!テスト用の実験映像とか面白い内容になっています。
http://white-screen.jp/?p=20418

今週末から開催される「3331 TRANS ARTS 展」にて今回の撮影で使用された美術セットがインタラクティブ体験を伴ったアートインスタレーションとして展示されるとのこと。
またソーシャルスクールメディアTHE PUBLICでも関根監督を招いたトークが開催される。
こちらも合わせてチェックチェック!!イベント詳細は以下を御覧ください。


以下はメイキング映像。



ホワイトスクリーンさんの記事で公開されてるテスト映像









Information


Space Shower TV Station ID “Synchronized Drops”
Staff Credit
ディレクター : 関根光才
撮影監督 : 野田直樹
美術 : 柳町建夫
プロデューサー : ブルース池田 / 武井寿幸
制作 : 間口陽介 / 北田一真
キャスト : 康本雅子/ 加藤 士文
編集: 鈴木智宏
ミキサー : 森田明宏
特殊効果 : GIVS
音楽 : Jemapur
制作会社:JKD Collective / 太陽企画

JKD Collective
http://www.jkdcollective.jp/


3331 TRANS ARTS 展
3331 Arts Chiyoda にて開催されるアート展「3331 TRANS ARTS 展」に出典される JKD COLLECTIVE ブースにて、本映像作品で使用された美術セットが、水の動きをコントロールできるインタラクティブ体験を伴ったアートインスタレーションとして出現します。
【日程】:2012 年 10 月 21 日(日)~12 月 2 日(日) 火曜休
【時間】:12:00-19:00
【料金】: 大人 800 円/学生 500 円/中学生以下無料
【会場】: 3331 Arts Chiyoda
※12/2(日)の最終日には監督、関根光才氏によるトークセッションも実施予定。
【INFO】 http://www.3331.jp/

THE PUBLIC
渋谷パルコ内に設置されたスペースで開講している “これからをサバイブするための、実践的なソーシャルスクールメディア”。「ID」シリーズとして、関根光才監督を招き、本作品の制作秘話や映像クリエイティブについての講義を開催します。
【日程】: 2012 年 11 月 25(日)13:00 Start
【会場】: 2.5D(渋谷 PARCO PART1 6F)
【INFO】: http://thepublic.jp/

プロフィール


JKD Collective
革新的なクリエイティブ表現で知られる音楽映像レーベル、W+K Tokyo Lab の共同設立者であり、プロデューサーの Bruce Ikeda によって立ち上げられたオーディオ+ヴィジュアル混成のアーティスト集団/制作チーム。HIFANA、Ametsub、宮内優里を含む現在の日本のミュージックシーンを牽引するミュージシャン 12 名と、伊東玄己、関根光才、真鍋大渡、マックス・ハトラーなど、クリエイティブ表現の限界を押し拡げるヴィジュアリスト 12 名によって構成されている。
http://www.jkdcollective.jp

関根光才(Sekine Kosai)
突出したアイデアとストーリーテリング、ウィットに富んだ演出と洗練されたアートディレクションで、現在の日本のクリエイティブ界に起きている新しいうねりの中心に位置する映像ディレクター。2005 年、短編「Right Place」でデビュー後、2009 年、2010 年と 2 年連続でカンヌ国際広告祭 シルバーを受賞。東京を拠点に、Nike、Uniqlo、NEC、資生堂といったトップブランドの TVCM、ミュージックビデオ、ショートフィルム等を幅広く手がけ、日本初の革新的な映像作品を世界に発信し続けている。
http://www.kosai.info/

康本雅子(Yasumoto Masako)
ダンサー。振付家。圧倒的な存在感でコンテンポラリーダンス界、音楽、映像業界からの注目を集めている。ダンス公演のみならず演劇、コンサート、映像、ファッション界等、多岐に渡るジャンルにおいて活動する。 これまでに自作品を日本国内 12 都市とイタリア、ソウル&マレーシア、タイ、インドネシアにて公演。
http://yasumotomasako.net

Jemapur (ジェマパー)
クラッシック・ミュージックのバックグラウンドで培われた高度な作曲力をベースに、14 才でコンピューターによる音楽制作を本格的に始めたトラックメーカー。憂いのある美しさと、研ぎすまされたビート感を湛えた楽曲群は、極めてシンプルな構造ながらも、大胆かつ緻密な作りこみによって、リスニングミュージックとしての高い完成度を誇る。2011 年にはパリ、ロンドン含むヨーロッパの複数の都市でツアーを行った。
http://www.jemapur.inpuj.net