OBEY THE GIANT、日本でもストリートのシーンで良く見られる有名なモチーフであり、それの生みの親であるShepard Fairyは世界でも有名なストリート出身のアーティストだ。



そんなOBEY THE GIANTがどのように生まれたのかを伝える初のナレーティブフィルムがRISD ( Rhode Island School of Design | ロードアイランドデザイン学校 )に在学中のJulian Marshallによって制作されている。

Shepard FairyがOBEY THE GIANTの前身でもある “Andre the Giant Has a Posse” を作り出したのは1989年、彼も当時RISDの学生であった。イラストレーションを学んでいたShepardは授業で配られたフォーチュン・クッキーをきっかけに、当時再当選のキャンペーンを行なっていたBuddy Cianciのビルボードへ目をつけ行動に出る、といった内容。

上のKickstarterビデオでティザーと背景を見ることができる。公式にも言われているように、Facebookのマーク・ザッカーバーグを描いた映画 “The Social Network”と同じ世界観を感じ取れるが、学生たちが中心になって作ったとは思えないようなハイクオリティな映像になっている。

撮影はRISDがあるロード・アイランド州プロビデンスで撮影され、1990年当時のShepard Fairyのスタジオをレプリカで制作し、ビルボードなどは学校の敷地内に立てられたり、同学校の学生50人以上が制作に協力しているなど、RISDで作られるフィルムの規模としては最大とのと。
撮影は終了しており、普通の映画予算の1/3程度で実現されているが、ポストプロダクション用の予算が必要なため、Kickstarterで資金を募っている。当初の目標の30,000ドルは既に達成し、現在新たな70,000ドルの設定になっている。
支援金額によってShepardのアートワークなど様々なバックが用意されている。

有名になりすぎて毎度物議を醸すShepard Fairyではあるが、Kickstarterのようなプラットフォームからこういったクオリティの高い学生によるプロジェクトが出てくるのはエキサイティング。
フィルムも完成したら日本でも見られることを楽しみにしたい。

詳細は以下、Kickstarterページより