イスラエルのHolonで開催される「Print Screen Festival」にて、「インターネット上に世界最大規模のベッドルームを作り、世界のみんなとのお泊り会をする」イベントこと “Internet Bedroom” の第2回目が開催される。第1回目の様子はこちら。

近年、スマートフォンなどのモバイルデバイスの登場によって、インターネットと身体は長時間接続されるようになってきた。つまり、インターネットは身体化してきているのである。しかし、身体とインターネットが繋がってきたとはいえ、ネット上で活動することは可能でも、未だ「寝る」というような非活動的な行為をすることはできない。活動する人間で溢れかえるインターネットは、常にアクティブであり、どの時間を切り取ってもどこかの地域の日の出を迎えている。インターネットは常に喧騒の中にあり、24時間昼なのだ。ならば、チャットルームをベッドルームに変え、インターネットに眠れる場所をつくってみてはどうだろう、というアイデアが本イベントの起点になっている。

アンディ・ウォーホルは、人の寝姿を延々と上映することで観客を観る行為から解放し、ローリー・アンダーソンは、公共空間で寝ることを通して世界を無意識で繋いだ。IDPW主催のインターネットヤミ市ニューヨークでは、出店者のひとり清水幹太が、遠方で眠る父親と観客をウェブ中継と皮膚感覚を通して繋いだ。「寝る」という文化や言語を越えた行為は、ネット上の新しいコミュニケーションを生むかもしれない。

イベントの日程は 6月23日17:00からの24時間（日本時間）。イスラエルの会場は深夜も24時間オープン、ベッドルームは現地と中継で繋がり、会場の誰かさんと一緒に寝ることができる。

参加方法は簡単。寝る準備をして、ラップトップかスマホをもって自分のベッドに入る。そしてInternet BedroomのGoogle Hangoutにログインする。（URLは後日アナウンス予定）

詳細は公式ページかfacebookにて！

Information

The Internet Bedroom
http://idpw.org/bedroom/000002/
https://www.facebook.com/events/643335699176111/

Date: 23th – 24th June, 2016 (24 hours)
IST 10am-10am / GMT 8am-8am / EST 3am-3am / JST 5pm-5pm


Place: The internet
URL will be announced here and the project site (http://idpw.org/bedroom/000002/) on the day of the event.

How to join?
Prepare for sleeping, wear pajamas and relax.
Bring your laptop or smartphone to your bedroom and login to “The Internet Bedroom” on the Google Hangouts.
Set the camera towards you. Please put on a dim light to be visible if possible.
Let’s hangout in your dream…

The previous Internetnet Bedroom
http://idpw.org/bedroom/

The Internet Bedroom presented by
IDPW
http://idpw.org/

Printscreen festival
http://www.printscreenfestival.com/

Cooperation:
YCAM [Yamaguchi Center for Art and Media]
http://ycam.jp/