20160512_kyo-shitsu14
メディア・アートやデジタル表現について考える定期イベント「教室」が5月14日、西麻布 BULLET’Sにて開催される。

「教室」は、定義が曖昧であるメディア・アートや、常に新しく更新されていくデジタル表現について、深く理解し参加者自身の表現の幅を広げること、そしてゲスト・参加者問わず互いに刺激を受け合う場をつくることを目的としたイベントだ。

今回は「教室#14 ~生活と芸術のはざま~」と題して、普段の生活のなかで生まれる人々の工夫や思いつきを、ワークショップやゲームといった様々な「仕組み」を用いることでアートプロジェクトや作品へと昇華している方々がゲスト。いつも過ごしている場所や時間が「創造の場」になる瞬間に注目する。

「とくいの銀行札幌」(札幌国際芸術祭 2014) や、「越後妻有民俗泊物館」(大地の芸術祭 2015) などのアートプロジェクトで知られる美術家・深澤 孝史。
ANREALAGE 2016-17 年秋冬コレクションの制作参加や、「Binary Card Game」(ICCキッズプログラム 2015)などで注目を集めるプログラマー・浦川 通。
プログラマーの傍ら、手帳収集プロジェクトを行っている志良堂 正史。
3名のゲストが、どのような手法を用いて人々の想像をアートへ転換しているのか、プレゼンテーションする。
発表後はゲスト全員によるアーティスト・トークで、今回のテーマについて理解・考察を深める。

アーティストやプログラマー、デザイナーはもちろん、そうでない方も、ぜひお見逃しなく!

20160512_kyo-shitsu14-2 深澤 孝史 「越後妻有民俗泊物館」(大地の芸術祭 2015)


Binary Card Game from Toru URAKAWA on Vimeo.


20160512_kyo-shitsu14-3 手帳収集プロジェクト「手帳類」志良堂 正史

Information

教室#14 〜生活と芸術のはざま〜
http://kyo-shitsu.net/

2016/5/14(Sat)
OPEN 18:00 (〜21:50)
STUDENTS ¥1500(1drink込) / ADULT ¥2000(1drink込)
@BULLET’S 西麻布 (東京都港区西麻布1丁目7−11)

GUEST:
深澤 孝史
浦川通
志良堂 正史

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Facebook:https://www.facebook.com/kyoushitsu
Twitter:https://twitter.com/KYO_SHITSU
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Profile

深澤 孝史
美術家。1984年山梨県生まれ。リサーチを元に地域や場のもつ可能性に言及するプロジェクト型のアートワークを多数手がける。2011年よりお金のかわりに自身のとくいなことを運用する《とくいの銀行》(取手アートプロジェクト)を開始。2012年、越後妻有大地の芸術祭にて、非常事態を表現活動に翻訳する「非常美術倉庫」を制作。2013年、山口情報芸術センター10周年記念祭にて、とくいの銀行を運営しつつ、架空の商店街のまちづくりを劇的に行った《とくいの銀行 山口》。2014年、土で現像する写真スタジオ《photoground》、札幌国際芸術祭2014にて札幌開拓史と現代のとくいを結びつける《とくいの銀行 札幌》を制作。2015年、大地の芸術祭にて里山のお宅に民泊調査をして現代の民俗博物館をつくる《越後妻有民俗泊物館》を制作。
http://fukasawatakafumi.net/

浦川 通
1988年生まれ。プログラマ。数理的な視点から新しい日常生活をつくることに興味を持ち、種々の活動を行なう。主な制作物・活動にバイナリカードゲーム(2014-)、連作ショートショート講座(2016-・田丸雅智(作家)、daitai.tokyo(ゲームデザイナー)との共同主催)、Coded Textile(2016・ANREALAGEとの共作)など。
http://toruurakawa.com/
https://twitter.com/toru_urakawa

志良堂 正史
1980年生まれ。発見的収集家。北海道でサラブレッドの調教に従事したのち、ゲーム会社にてプログラマのとして経験を積む。その後フリーになり『シルアードクエスト』などの個人制作ゲームを発表。RPGにおける街の人との会話や探偵物のコマンド選択型ADVなど、文字のやりとりが中心のゲームを愛する。手帳類の収集は2014年より開始し現在450冊所蔵。その一部を中目黒のピカレスクで常設展示している。エウレカコンピュータ(http://www.eurekacomputer.jp/)所属。
http://jimi.jp/collection