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東京ミッドタウン・デザインハブにて、企画展「デジタルメディアと日本のグラフィックデザイン その過去と未来」が1月29日より開催される。

テクノロジーの進化とともに、変化し広がり続けるデジタルメディア。
この展覧会は、計算を主な技法としたグラフィックス、インターネットなどのデジタル環境を活動の場としたデジタルメディア作品に対象を絞って構成される。

現在までのデジタルメディアとグラフィックデザインの関係を、プレデジタルメディアの時代(70年代以前)、CGの時代(80年代)、マルチメディアの時代(90年代)、ウェブ広告の時代(00年代)に分け、コンピュータを道具ではなく環境として、あるいは素材として制作された先駆的な作品が集まる。
また、人工知能の発達が爆発的に伸び予測不可能になるといわれている未来モデルの限界点、シンギュラリティの時代(2045年以降)を近未来ととらえ、コンピュータと人間の将来を見据えた作品や研究も紹介する。
その年代ごとに象徴的な作品が出展される予定だ。

2月6日には、久保田晃弘(多摩美術大学教授)、福原志保(BCL)、脇田 玲(慶應義塾大学環境情報学部教授)をゲストに、モデレータ・高橋裕行、総合司会進行・永原康史(JAGDAインターネット委員会 委員長)によるシンポジウムが行われる。

Information

東京ミッドタウン・デザインハブ第55回企画展「デジタルメディアと日本のグラフィックデザイン その過去と未来」
http://designhub.jp/exhibitions/1891/

会期:2016年1月29日(金)~2月14日(日)11:00–19:00
会期中無休・入場無料
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
主催:東京ミッドタウン・デザインハブ
企画・運営:公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会
協力:多摩美術大学情報デザイン学科、多摩美術大学美術館、CG-ARTS協会、株式会社Too、株式会社モリサワ
第19回文化庁メディア芸術祭協賛事業

●内容・構成
日本のグラフィックデザインとデジタルメディアの変革を年表にし、各年代の代表作品をパネル、モニター、実物で展示します。また、核となる出品作家のインタビュー映像も上映します。テクノロジーの進化によって変化してきた、さまざまなデバイスもあわせてご覧いただけます。

●展示作品
JAGDAインターネット委員会で選出した、個人・企業・美術館所蔵作品

●インタビュー映像
幸村真佐男、田中良治、東泉一郎、藤幡正樹、暦本純一(敬称略・五十音順)

●主な作品作家
ARTSAT:衛星芸術プロジェクト、荒木経惟、出原栄一、imaginative inc.、エキソニモ、金子國義、川野 洋、川村真司、グレッグ・ベア、幸村真佐男(CTG)、ジョン前田、下村千早、庄野晴彦、田中一光、田中耕一郎、田中良治、勅使河原一雅、永原康史、中村至男、中村勇吾、西村佳哲(センソリウム)、林 智彦、原田大三郎、東泉一郎、P-House、藤幡正樹、藤本由紀夫、松本弦人、矢島文夫、RADICAL TV、るじるし、暦本純一、脇田 玲 ほか予定(敬称略・五十音順)

●関連イベント
会期中、シンポジウム・レセプション開催します。

日時:2016年2月6日(土)14:30-19:00(受付/14:00)
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ

スケジュール:
14:30-15:30  トーク1 「ご自身のお仕事について」(ゲスト3名x各20分)
15:45-16:45  トーク2 「デジタルメディアの過去からみた未来」をテーマにしたトークセッション
17:15-19:00  レセプション

ゲスト:久保田晃弘(多摩美術大学 情報デザイン学科 メディア芸術コース教授)/福原志保(BCL)/脇田 玲(慶應義塾大学環境情報学部教授)
モデレーター:高橋裕行※トーク2
総合司会進行:永原康史(JAGDAインターネット委員会 委員長/多摩美術大学 美術学部 情報デザイン学科教授)

定員:100名(要申込/定員になり次第締切)

参加費:一般/1000円
    学生/500円
    JAGDA会員・フレンドメンバー/無料

詳細・お申し込み:http://dmjgd.peatix.com/