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以前CBCNETでも紹介した、アジールがディレクションを行うオルタナティブギャラリー「SOBO」にて、7月17日より展覧会「Vacant Room」が開催される。

本展の企画・展示設計はアーティストのucnv
参加作家は、Ariana Huerta、近藤さくら川口貴大はいゆに

謎に包まれた本展。果たして、どんな Vacant Room が出現するのか。
そして、「Please do not touch the artwork」とはなんなのか!?

ちなみに、teepartyにてVacant RoomのTシャツも販売されているようです。

7月25日には、ucnv × 水野勝仁(メディアアート研究者)のトークも予定されているので、展示と合わせてぜひ。

Vacant Room、空っぽの部屋。そこでは次元が解体される。「部屋」とは、展示空間を指し示していながら、ラテン語で部屋を意味するカメラをも指し示している。つまり、Camera Vacante。だが、それは光学装置の謂というよりは、直接的に眼球の謂となるだろう。展示空間としての部屋は常に、光となって眼球という部屋へと入り込み網膜で電気情報に変換される過程で、次元を解体される。空間があり、視点があり、解体された次元が発生する。アブリビエイションから再展開される用語を見よ。Vacant Roomから VR、Camera Vacanteから CV。Virtual Reality、Computer Vision。それらはいずれも、空間と視点を指し示すことばとなる。空っぽの部屋は、それらの空間と視点をも含意する。作家らの作品は、解体された次元に配置されることを要請された。そして、一度も展示されることがないだろう。



Information

SOBO 4th EXHIBITION
Vacant Room

http://sobo.tokyo/

2015 7.17 金 – 7.29 水
火〜金 [11:00-19:00] /土 [11:00-17:00]
日・月休廊

会場:SOBO
東京都千代田区神田錦町3-20 アイゼンビル 2F / 3F

参加作家
Ariana Huerta 近藤さくら 川口貴大 はいゆに

企画・展示設計
ucnv

レセプション
7.17 金 [18:00-20:00]
※19:00以降の入退場はスタッフが裏口よりご案内いたします。
正面シャッターは閉鎖しておりますのでご了承ください。

ギャラリートーク
7.25 土 [16:30-18:00]
ucnv × 水野勝仁(メディアアート研究者)
入場無料