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茅ヶ崎市美術館「正しいらくがき展」菅野創+やんツーによる《ドローイングマシン「SEMI-SENSELESS DRAWING MODULES》シリーズ 三作目を展示

Posted on 6月 24 水曜日, 2015 in: イベント情報, ピックアップ, 展覧会|

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《SEMI-SENSELESS DRAWING MODULES》2014 Photo by MASAGO Masayoshi


茅ヶ崎市美術館にて、毎年夏に開催される「夏の福袋」展。今年は、「自分⇔他者」をテーマに、CBCNETでもお馴染みのアーティスト 菅野 創とやんツーによる「正しいらくがき展」が7月19日より開催される。

展示作品は昨年開催された札幌国際芸術祭2014で注目を浴びたドローイングマシン「SEMI-SENSELESS DRAWING MODULES」。この作品は、その日の気温や湿度、周囲を行き交う人の多さや、騒音量といった周辺環境の変化をもとに作動するもので、札幌国際芸術祭では72日間をかけ、青(シアン:C)・赤(マゼンタ:M)・黄(イエロー:Y)の3色のボールペンだけでグラデーションの美しいドローイングを描きあげた。

今回、茅ヶ崎では地域の小学生・高校生を美術館に招き、札幌でマシンが描いた絵を共同で模写する公開ワークショップを実施。さらに、この公開ワークショップで制作される作品をもとに、今度は本展のために改良されたマシンが子どもたちの描いた絵の模写に挑戦する。会期中はマシンが実際に稼働し、新しい模倣絵画を描きあげる。線の色と色が重なり合って、どんな色や形の絵が出来上がるのか、日々少しずつ変化していく新しい作品にぜひご注目頂きたい。

その他、身近な家電や電池式の動くおもちゃを組み合わせてつくるドローイングマシンも展示予定。
ワークショップの詳細等は公式ページにて。

SEMI-SENSELESS DRAWING MODULES 三部作

本作品は「SEMI-SENSELESS DRAWING MODULES」(SDM)の発展版となる3部作の1つであり、ひとつはNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]の「オープン・スペース 2015」にて、もうひとつは21_21 DESIGN SITEの「動きのカガク展」にて展示されている。このシリーズでは人間の「創造」のプロセスを、模倣(Imitation)・学習(Study)・偶発性(Noise)の3つに分解できると仮定し、それぞれを機械にインストールすることを試みており、作品の機構もそのテーマに合わせ変更が加えられている。

ICCでの「SDM3 – ポートレイト」は「偶発性」、21_21での「SDM2 – レターズ」は「学習」、そして茅ヶ崎美術館での作品は「模倣」をテーマとしている。この3部作の展示期間は重なっているのもあるので、そうした部分も合わせて見るとさらに楽しめるのではないだろうか。

なお、「動きのカガク展」は9月27日まで、「オープン・スペース 2015」は2016年3月6日まで、「正しいらくがき展」は8月30日までとなっている。詳しい情報はそれぞれの展覧会ウェブサイトを参照いただきたい。


SEMI-SENSELESS DRAWING MODULES from yang02 on Vimeo.


関連イヴェント

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マシンに挑戦!
『青(シアン:C)・赤(マゼンタ:M)・黄(イエロー:Y)で描く模写』

《SEMI-SENSELESS DRAWING MODULES》が、3色のボールペンを使って72日間をかけて描いた巨大な壁画の模写に地域の小学生と高校生が挑戦するワークショップ、7月25日、26日に開催される。

p-03 家電が変身?
『家電や電動玩具でつくるドローイングマシン』

8月2日開催。





Information

夏の福袋’15
正しいらくがき展

http://www.chigasaki-museum.jp/natsufuku/2015/
Facebookページ:https://www.facebook.com/natsunofukubukuro

会 期 2015年7月19日(日)〜8月30日(日)
休館日 7月21日[火]、22日[水]、27日[月]、8月3日[月]、10日[月]、17日[月]、24日[月]
時 間 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
観覧料 無料
会 場 茅ヶ崎市美術館 展示室2,3ほか
〒253-0053 神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45 電話:0467-88-1177


主 催 公益財団法人 茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団
協 力 茅ヶ崎市立梅田小学校、茅ヶ崎市立西浜小学校、茅ケ崎北陵高等学校、茅ケ崎西浜高等学校、文教大学国際学部 井上由佳・藤田百合研究室、湘南えぼし座、東山アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)
協 賛 株式会社パイロットコーポレーション

Profile

20150622_natsufuku01 やんツー / yang02
1984年、神奈川県生まれ。多摩美術大学大学院デザイン専攻情報デザイン研究領域修了。デジタルメディアを基盤に、グラフィティやストリートアートなど、公共の場での表現にインスパイアされた作品を多く制作。2011年から菅野創と共に自律生成型のドローイングマシンの制作を開始し、第15回文化庁メディア芸術祭アート部門にて二重振り子の動きを利用し描画するドローイングマシン《SENSELESS DRAWING BOT》が新人賞を受賞。その後、韓国、ロシア、アメリカなど国内外様々なフェスティバルやグループ展に招かれ各地で作品を発表。2013年、文化庁新進芸術家海外研修制度に採択され、バルセロナとベルリンに1年間滞在。2015年から、東山アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)のスタジオ使用アーティストとして、制作の拠点を京都に移し活動中。
http://yang02.com


20150622_natsufuku02 菅野創 / KANNO So
1984年、千葉県生まれ。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)メディア表現研究科メディア表現専攻修了。電子回路やプログラミングを用いて、複数のテクノロジーの特性を結びつけることにより新たな表現を生むことを目指した作品を多く制作。2009年、西郷憲一郎との共同制作である歯車を用いて音楽を演奏する作品《Jamming Gear》がPrix Ars ElectronicaのDigital Music部門にてHonorary Mention受賞。やんツーとのコラボレーションのドローイングマシンで、メディアシティソウルや札幌国際芸術祭など多くの国際芸術祭に参加している。2013年、文化庁新進芸術家海外研修制度に採択され、ベルリンにて活動中。
http://kanno.so


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