20150316_future-catalysts-platz-vol1
以前CBCNETでも紹介した、オーストリア・リンツのメディア・アート文化機関「アルスエレクトロニカ」と日本の博報堂による共同プロジェクト「FUTURE CATALYSTS」によるイベントが、3月22日、虎ノ門エリアの2会場で開催される。

「FUTURE CATALYSTS」は、産業、行政、地域社会の「未来」 をつくる「触媒」となり、実践してゆくことを目指し、2014 年に活動を開始。これまで2014年9月にオーストリア・リンツ市で『Future Innovators Summit』、また 12月には東京・ 渋谷で今回のプレイベントとなる『Future Catalysts PLATZ Vol.0』を開催してきた。

今回のイベントでは、“CREATIVE QUESTIONS to design your CITY 〜~みんなのクエスチョンが描く、「まち」の未来〜~”と題し、アルスエレクトロニカの代表ディレクター、ゲルフリート・ストッカー氏のセッションや各界からのゲストによるラウンドテーブル、5つのテーマによる公開ラボなどを2会場で同時多発的に実施しながら、これからのまちづくりの主体となる市民の共創によって描かれる未来の「まち・都市」のビジョンを考察し、発信していく。

詳しいタイムテーブル等は公式サイトにて。

タイムテーブル:
fc_timetable

Information

Future Catalysts PLATZ Vol.1
CREATIVE QUESTIONS to design your CITY
~みんなのクエスチョンが描く、「まち」の未来~

http://future-catalysts.com/project/2015/02/27/FCPLATZVol1/

日時:2015年3月22日(日)10:00〜21:00
会場:虎ノ門エリア(2会場)
   Good Morning Café & Grill (東京都港区西新橋2-16-6)
   虎ノ門9森ビル (東京都港区愛宕1-2-2)
主催:Future Catalysts -Hakuhodo × Ars Electronica-
協力:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム、森ビル

Program A | Catalysts Lounge
Venue:Good Morning Café & Grill


1 : オープニング・セッション「City to Citizen : 都市をつくる創造性」
時間:10:00〜12:30(開場9:30)

第1部 10:00 ~11:00
出演:ゲルフリート・ストッカー(アルスエレクトロニカ アーティスティック・ディレクター)

第2部 11:00 ~12:30
出演:ゲルフリート・ストッカー(アルスエレクトロニカ アーティスティック・ディレクター)、石綿祐子(公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 室長・プログラムディレクター)、林千晶(ロフトワーク代表)、永井一史(HAKUHODO DESIGN)、鷲尾和彦(博報堂 / Future Catalysts)

2 : アルスエレクトロニカ・アニメーションフェスティバル2014
時間:13:00〜18:00
Prix Ars Electronica(国際コンペティション)の「Computer Animation /Film/VFX」部門より、受賞作品を含む映像作品を特別上演します。

3 : Open Citizen Lab プレゼンテーション (及び懇親会)
Presentation and Party
時間:19:00〜21:00
「Open Citizen Lab」に集まった5つのラボによるプレゼンテーション。その後、イベント参加者をまじえた懇親会を行います。

Program B | Open Citizen Lab
Venue:虎ノ門9森ビル (Toranomon 9 Mori Bldg.) 


A-Lab 「Co-Creation City 新たなつながりが「まち」の価値をつくる」
オープンディスカッション:13:30〜15:00
ラボメンバー:岡瑞起(筑波大学)、芦沢啓治(石巻工房)、菅野康太(SYNAPSE)、塚田 有那(SYNAPSE / Future Catalysts)、江口公浩(博報堂)

B-Lab 「Re-BALANCE 都市と地方の新しいつながり方」
オープンディスカッション:15:15〜16:45
ラボメンバー:犬飼博士(ゲームクリエイター)、林暁甫(アートプロデューサー)、江口晋太郎(編集者)、小笠原健(博報堂)、石井雄樹(博報堂)、犬塚星司(コンサルタント)、吉田裕美(アートディレクター)

C-Lab 「Engagement Space in the City 新たな公共空間をデザインする」
オープンディスカッション:17:00〜18:30
ラボメンバー:403 architecture(建築ユニット)、plaplax(メディアアーティスト)、 谷口晋平(博報堂)

D-Lab 「Magical Dialogue with Kids. 子どもたちとの創造的な対話でつくる、未来のくるま都市」
ワークショップ:終日
ラボメンバー:首都圏在住小学生 15 名、くるま育研究所、菅俊一(研究者 / 映像作家)、目【め】(アーティストユニット)

E-Lab 「Digital Communities by Prix Ars Electronica 世界視点で見る創造的コミュニティの方法論」
パネル展示:終日
ラボメンバー:小川絵美子(アルスエレクトロニカ)、横尾俊成(港区議会議員)、鷲尾 和彦(博報堂/Future Catalysts)

Program C | Catalyzing Artist
Venue : 虎ノ門ヒルズ オーバル広場、他 (Oval Platz of Toranomon Hills, etc)


イベント開催中、「クエスチョン」を掲げた2人のアーティストが、みんなをつなぐ「触媒」となり、虎ノ門エリアの各所に登場します。
新たなコミュニケーションの方法を探求するEric Siuは、人に触れる(タッチする)瞬間にのみ視界が開く人間カメラ「Touchy」で、様々な「クエスチョン」を街の人々に投げかけます。一方、ノガミカツキはiPadで撮影した人々の顔を自らの「アイコン」に変換して街なかを練り歩く「山田太郎プロジェクト」を通じて、ソーシャルな空間における個人の実在性やプライバシーとパブリックの関係を問いかけていきます。

メンバー:エリック・シュウ(アーティスト)、ノガミカツキ(アーティスト)