20140609_horspistestokyo
フランス・パリを代表する文化複合施設、ポンピドゥーセンターで2006年より毎年開催されている映像祭「オール・ピスト」の姉妹イベントである「オール・ピスト東京」が6月22日まで、アンスティチュ・フランセ東京、アップリンク、他にて開催中。

フランスのスキー競技で ”枠にとらわれず、自由に雪山を滑走する” 種目を意味する『HORS PISTES(オール・ピスト)』と題するこのイベントは、普段鑑賞の機会が少ない短・中編映像作品の紹介を中心に、アーティストによるワークショップ、シンポジウムの開催などを通して、表現の多種多様性を知覚・共有する新しいタイプの複合的な映像祭。

パリ本国での昨年度および本年度の上映作品から特別にセレクトした作品群に加え、日本のアーティストの作品を織り交ぜたオリジナル上映プログラムとシンポジウム、またフランスよりアーティストが来日してのイベントも予定されている。

上映作品36本の多くは日本初公開。世界に名の知れた監督から若き才能まで、新世代の女性作家や日本の新鋭作家の作品もあり。

6月14日には、1967年に出版され、情報資本主義社会を痛烈に批判する古典的名作となったシチュアシオニスト・インターナショナルの理論的成果を著者ギー・ドゥボールが自ら監督、映画化した『スペクタクルの社会』の上映、6月21日の「オールピスト パリ セレクションⅡ―ミュージック・セレクション」では、マリー・ロジエ監督による、イギリスの伝説的アーティスト ジェネシス・P・オリッジ(スロッビング・グリッスル、サイキックTVのメンバー)とそのパートナー レディ・ジェイを描いたドキュメンタリー『ジェネシスとレディ・ジェイのバラード』等の上映が予定されている。
また、6月16日にはDOMMUNEにてオール・ピスト東京スペシャルの放送も予定されている。

その他にもたくさんの上映プログラムが予定されているので、詳細は公式サイトにて。
スケジュールのPDFはこちらから見ることができる。
http://www.horspistestokyo.com/wp-content/uploads/2014/05/HPT2014_FLYER.pdf

以下はフェスティバル・ディレクターのアントナン・ゴルチェフェ氏とプログラム・ディレクターの荏開津広氏によるスティバルの概要を説明しているトレイラービデオ。




Information

HPT2014_LOGOオール・ピスト東京2014
http://www.horspistestokyo.com/
https://www.facebook.com/HorsPistesTokyo

会期:6月7日‐6月22日
会場:アンスティチュフランセ東京、アップリンク、Berry – Just Another Space 他
スケジュール + チケット詳細はこちらより