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メディアやテクノロジーや世代を超えた、独創的な表現者たちが競演する、初の「光る」グラフィック展がクリエイションギャラリーG8にて、2月21日より開催される。

コンピュータとインターネットの普及で、いうまでもなく私たちの日常やコミュニケーションのあり方も大きく変化してきた。メディアテクノロジーの進化によりデザインやアートの領域は拡大し、多様な変化を続けている。

本展では、いまとこれからの時代を牽引する、グラフィックデザイナー、デジタルクリエイター、アーティストの作品を、同一サイズのディスプレイを用いて紹介する。企画は、セミトランスペアレント・デザインの田中良治が担当。

出品作家は、CMYK(グラフィック)の方が、勝井三雄、菊地敦己、佐藤可士和、新津保建秀、仲條正義、中村至男、服部一成、Vier5。
RGB(スクリーン)では、qubibi、中村勇吾、二艘木洋行、萩原俊矢、渡邉朋也、Kim Asendorf、Rafaël Rozendaalが出展する。

2月22日には「CMYKとRGBをなめらかにつなぐ」と題したトークショーも予定されている。
出演は、勝井三雄、Rafaël Rozendaal、モデレーターとして、田中良治、萩原俊矢が参加する。

CMYKもRGBも「発光しているグラフィック」という共通のフォーマットで作られた作品が展示されるという事で、果たしてどんな展示となるのか、乞うご期待!

近年のグラフィックは紙よりもスクリーンで見かけるという人が多くなってきているかもしれないと感じます。スクリーン(デジタルメディア)のデザインはそのメディアの特性の違いもあり、独自の表現方法を開発しグラフィックのそれとは異なった発展をしています。またデジタルメディアのデザインはその技術の発達に対応することが即、新しい表現たりえた時期というのが最近まであったように思います。しかし、人の慣れの早さやネットワークを通じて共有される情報のスピードも手伝って、新しいという価値観自体が古いものになりつつあり、新しさとは違う価値観を探しはじめる雰囲気を感じるようになりました。というのも、近年、デジタルクリエイションのトレンドからは逸脱しつつも魅力的なデザインや作品をつくっている人を見かけるようになったからです。彼らの制作に向かう態度はグラフィックデザイナーのそれに近いところがあるのではと考え、この展覧会を企画しました。グラフィックデザイナーとデジタルメディアのデザイナー(クリエイター)の両者を迎え、発光しているグラフィックという共通のフォーマットで作品を制作していただきました。アナログ/デジタルという対立ではなく、思考の多様性が感じられる展覧会になればと考えております。

田中良治(Semitransparent Design)


Information

光るグラフィック展
“Illuminating Graphics”

http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/g8_exh_201402/g8_exh_201402.html

2014年2月21日(金)~ 3月31日(月)
11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料

出品作家
CMYK(グラフィック)
勝井三雄 菊地敦己 佐藤可士和 新津保建秀 
仲條正義 中村至男 服部一成 Vier5

RGB(スクリーン)
qubibi 中村勇吾 二艘木洋行 萩原俊矢 渡邉朋也 
Kim Asendorf Rafaël Rozendaal

主催:クリエイションギャラリーG8
企画協力:田中良治(Semitransparent Design)
協力:株式会社東芝 Takuro Someya Contemporary Art

オープニングパーティー
2014年2月21日(金) 7:00p.m .-8:30p.m.

第253回クリエイティブサロン
「CMYKとRGBをなめらかにつなぐ」

日時:2014年2月22日(土) 5:00p.m.-6:30p.m.
出演:勝井三雄 Rafaël Rozendaal
モデレーター:田中良治 萩原俊矢
入場無料、要予約(TEL 03-6835-2260)
※ほかにもイベントを予定しています。
詳細は公式サイトにて。