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エキソニモ個展『エキソニモの「猿へ」』が11月2日より約一ヶ月間、福岡のギャラリー、三菱地所アルティアムにて開催される。

エキソニモは、ネットが一般に普及し始めた1990年代から、いち早くインターネットそのものを素材として扱い、ユーモアのある切り口と新しい視点を備えた作品でネットアートを軸足に、メディアアートの領域を牽引してきた。その実験的な姿勢は国内外で高い評価を得ており、2006年、世界最大のメディアアート・フェスティバル「アルスエレクトロニカ」において《The Road Movie》がゴールデン・ニカ(大賞)を受賞。2010年、東京TDC賞では《ANTIBOT T-SHIRTS》がRGB賞を受賞している。

本展では、初期から現在までの代表作を含む作品を再構成し、新たな切り口からエキソニモの魅力に迫る。回顧展とも言える展示は全国初であり、貴重なアーカイブとしての鑑賞の機会となる。2010年代に、UstreamやTwitterなどのメディアが一気に普及し、技術が進化を続ける現在、彼らの作品も更なる深みへと移行している。本展では、過去・現在の作品を振り返りながら、テクノロジーの発達とともに躍進を続ける、エキソニモの全貌を体感いただきたい。

11月2日にはオープニングレセプション、11月16日には、出展作家のエキソニモ(千房けん輔、赤岩やえ)と、家入一真(連続起業家/Liverty代表/paperboy & co.創業者)、渡邉朋也(山口情報芸術センター[YCAM]/IDPW正会員)、毛利慶吾(電通九州/元Web Designing編集者)によるトークセッションも予定されている。

過去作10以上を時系列に構成して、回顧展+アルファという感じになるらしく、かなり気になる、エキソニモ九州初個展。
お近くの方は必見、遠い方も旅行がてらぜひ!

センボーのブログでも、今回の個展に関していろいろ綴られているので、合わせてどうぞ。

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Natural Process (2004)
「六本木クロッシング:日本美術の新しい展望2004」森美術館(東京)
絵画制作:Masayuki Inagaki 絵画所蔵:Google Inc.
ウェブを象徴する風景として検索エンジン Google のトップページを絵画化した作品 《A web page》。そして《A web page》を森美術館でのグループ展に展示した際のプロセスをオンライン中継したユニークな作品。同作は Google 社に購入された。



Information

エキソニモの「猿へ」
http://artium.jp/exhi/next.html

会 期:2013年 11月2日(土) – 12月1日(日) ※休館日 11月19日(火)
会館:10:00 ~ 20:00 ※初日 11/2 のみ 18:00 スタート・入場無料
会 場:三菱地所アルティアム(イムズ 8F)
福岡県福岡市中央区天神1-7-11 イムズ8F

入 場 料:一般 400 円(300 円)、学生 300 円(200 円)、高校生以下無料、再入場可
※( )内は前売り料金 / チケットぴあ
※アルティアムカード会員・イムズカード(三菱地所グループ CARD)会員無料

主 催:三菱地所、三菱地所アルティアム、西日本新聞社
後 援:福岡市、福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団
協 力:anno lab、九州インターメディア研究所/デジタルハリウッド福岡校

関連イベント
◆オープニングレセプション 《作家来場》
日 時:11月2日(土)18:30~20:00 ※入場無料
会 場:三菱地所アルティアム(イムズ8F)
申 込:予約不要

◆トークセッション
日 時:11月16日(土)受付・開場18:00~、トーク開始18:30~(2時間程度)
出演者:エキソニモ(千房けん輔、赤岩やえ)
    家入一真(連続起業家/Liverty代表/paperboy & co.創業者)
    渡邉朋也(山口情報芸術センター[YCAM]/IDPW正会員)
    毛利慶吾(電通九州/元Web Designing編集者)
会 場:デジタルハリウッド福岡校セミナールーム(イムズ11F)
定 員:50名
申 込:予約不要。当日、定員に達し次第、受付終了とさせて頂きます。


Profile

exonemo
exonemo(エキソニモ)
千房けん輔と赤岩やえによるアート・ユニット。インスタレーション、ソフトウェア、デバイス、ライブパフォーマンス、イベント・プロデュースなど、その活躍は多岐に渡る。近年の展示では、第7回ソウル国際メディアアートビエンナーレ」メディア・シティ・ソウル(2013)、「恵比寿映像祭」東京都写真美術館(2012)、「世界制作の方法」国立国際美術館(2011)、「The EyeWriter」山口情報芸術センター(2011)、「サイバーアーツジャパン─アルスエレクトロニカの30年」東京都現代美術館(2010)、「Ramdom access」など国内外の展覧会やフェスティバルに参加・受賞多数。2013年には東京都写真美術館にソフトウェア3作品が収蔵される。
http://exonemo.com/