ダムタイプメンバー藤本隆行と振付家の白井剛が、舞踏家、コンテンポラリーダン サー、インディペンデントで活躍するプログラマーと共に創り上げるマルチメディアパフォーマンス「Node/砂漠の老人」が5月26日〜28日、KAAT神奈川芸術劇場にて行われる。
世界を行き交う人々の中継点、Node。そこにあつまる脈絡のない情報から、老人は世界のすべてを知っている。振動する地面、プログラムで描かれる異形の植物たち。そこは破局の後の砂漠なのかもしれない。
「Node/砂漠の老人」は、3.11以後の日本が置かれる未曾有の現実を、舞踏、コンテンポラリーダンスとデジタルテクノロジーの力を携え、寓話的に表現する。2011年よりクリエーションを開始し、これまでに2回のワークインプ ログレスを発表、KAAT(神奈川芸術劇場)、あいちトリエンナーレ2013にて新作として発表する。
本作では、映像や現代音楽と親和性の強いダンスで高い評価を得る白井剛が振付けをし、70歳を超えてなお、強靭な肉体を持つ舞踏家の吉本大輔、ダムタイプの川口隆夫と平井優子、ストリートダンスと武術のテクニックを持つカズマ・グレンが出演。
さらに、メディアアート界から気鋭のプログラマー/システムエンジニア（上條慎太郎、神田竜、大西義人、松本昭彦、古館健、稲福孝信、高橋卓久真、石橋素、坂本洋一、森浩一郎）が参加し、LED 照明をはじめ多角的な映像投影や、センサーによるセンシングと同期、振動子等の使用を含めた演出効果がほどこされる。
辺見康孝のライヴ演奏は、デジタル処理により新たな音に変換。舞踏ダンサーを筆頭に、登場人物の身体を拡張し舞台上に溢れさせることで、デジタルテクノロジーと身体とサウンドが拮抗する独自の舞台を現出させる。
5月18日(土)・19日(日) には、オープン・クリエーションとして、KAAT・中スタジオでの制作の様子を一般公開するようなので、興味のある方はぜひ。
Information
DANCE ＆ MEDIA ART藤本隆行×白井剛『Node/砂漠の老人』
http://www.kaat.jp/detail?id=7186#.UX-L7CsRCNM
2013年5月26日(日)〜28日(火)
26日(日) 15:00開演 ★
27日(月) 19:30開演
28日(火) 19:30開演 (開場は開演30分前) ★26日 終演後にポストトークあり
会場：KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ
チケット発売日:2013年3月25日(月)
チケット料金(全席自由)
一般: 前売3500円 / 当日4000円
学生: 前売2500円 / 当日3000円 ※学生券はハイウッドにてお取り扱い。
チケット取扱い：
ハイウッド
Tel. 03-3320-7217
info@hiwood.jp(お申込=[お名前・希望日・枚数(一般/学生)・連絡先]をメール/銀行振込)
http://www.hiwood.jp(要事前登録/セブンイレブン発券)
カンフェティ
http://confetti-web.com/
Tel. 0120-240-540(平日10-18時)
チケットかながわ
Tel. 045-662-8866(10-18時)
http://www.kaat.jp(PC・携帯)
窓口：KAAT神奈川芸術劇場・神奈川県ホール・神奈川県立音楽堂(13:00-17:00/月休)
オープン・クリエーション
5月18日(土)・19日(日) 15:00〜18:00
中スタジオでのクリエーションの様子を一般公開しています。
●予約不要・無料。
●お問合せ：ハイウッド info@hiwood.jp
[出演] 吉本大輔（舞踏-天空揺籃）、川口隆夫、平井優子、カズマ・グレン、白井剛（AbsT）
[音楽・演奏（Vn.）] 辺見康孝
[ディレクション・照明] 藤本隆行（KINSEI R&D）
[振付] 白井剛（AbsT）
[ドラマトゥルク] 高橋裕行
[映像・プログラミング] 神田竜、大西義人
[映像・音響・技術] 上條慎太郎（TMUG）
[音響・プログラミング] 松本昭彦、古館健
[システム・プログラミング]稲福孝信、高橋卓久真
[ディバイス制作 ]石橋素、坂本洋一、森浩一郎
[宣伝写真] 髙木伸俊
[宣伝美術] 坂本陽一(mots)
[主催] 藤本隆行、KINSEI R&D
[提携] KAAT神奈川芸術劇場（指定管理者：公益財団法人神奈川芸術文化財団）
[共同製作] あいちトリエンナーレ2013、KINSEI R&D
[協力] 大野一雄舞踏研究所、BankART 1929、
LIG Arts Foundation、公益財団法人セゾン文化財団
[企画制作] あいちトリエンナーレ2013、HiWood
[お問合せ]
ハイウッド／Tel. 03-3320-7217 http://www.hiwood.jp
facebook→ http://www.facebook.com/KinseiRD
Profile
藤本隆行 Takayuki Fujimotoインディペンデントディレクター・照明デザイナー。1987年よりダムタイプに参加。07年白井剛、 川口隆夫、真鍋大度らと共に「true/本当のこと」を発表。海外も含めた多くのアーティストとの コラボレーションを行う。2012年、自身の創作活動の場として[KINSEI R&D]を設立。LED照明を 含めたデジタルディバイスと人体との高密度の同期に焦点を当てた、有機的な舞台を構築し ている。
白井剛 Tsuyoshi Shirai
振付家・演出家・ダンサー。伊藤キム+輝く未来、Study of Live Works 発条トを経て、現在ソロ ユニット[AbsT]をベースに活動。ソロから共同プロジェクトまで様々な形態で身体と空間/時間 のダンスを模索している。11年、山口情報芸術センター(YCAM)と共同製作したビデオダンス が文化庁メディア芸術祭にノミネートされるなど、映像や現代アート・音楽とも親和性の強いダ ンスで注目されている。
